シマノ TL-LR15の評判は?特徴や使い方を徹底解説

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メンテナンス用品

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シマノ TL-LR15は、カセットスプロケットやセンターロック式ディスクローターのロックリング脱着に使用する専用工具で、多くのサイクリストから高い評価を得ています。ガイドピン付きで作業中のズレを防ぎ、硬化鋼製による優れた耐久性、そして約2,000円という手頃な価格が評判の理由です。本記事では、TL-LR15の評判や特徴、実際の使い方から関連するメンテナンス知識まで、購入を検討している方に役立つ情報を詳しく解説していきます。

ロードバイクやクロスバイクに乗る方にとって、スプロケット交換やディスクローター交換は避けて通れないメンテナンス作業です。ギア比の変更やホイール交換時にはスプロケットの脱着が必要になりますし、ディスクブレーキ車ではローターの交換やサイズアップを行う場面もあります。そうした作業に欠かせないのが、シマノ TL-LR15というロックリング締め付け工具なのです。自転車メンテナンスを自分で行いたいと考えている方にとって、この工具は必須アイテムの一つといえるでしょう。

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シマノ TL-LR15とは何か

シマノ TL-LR15は、ローターおよびカセットスプロケットのロックリングの取付けおよび取外し用の工具です。正式名称は「ロックリング締め付け工具」で、シマノの製品番号はY12009230となっています。センターロックディスクローターとHGスプロケット専用に設計されており、カセットスプロケットのロックリング、およびディスクローターのロックリングに対応しています。

この工具が対応するのは、シマノのHGタイプのカセットスプロケットで、7速から11速まで幅広く使用できます。12速スプロケットのロックリングにも使用可能なため、一本持っていれば様々な場面で活躍する汎用性の高さが魅力です。

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シマノ TL-LR15が評判の理由

TL-LR15が多くのサイクリストから高く評価されている最大の理由は、中央にガイドピン(案内軸)が付いていることにあります。このガイドピンがクイックリリースのシャフト穴に挿入されることで、工具が安定し、作業中にズレることを防ぎます。特にデュラエースやアルテグラのカセットスプロケットのロックリングはアルミ製でできているため、工具が斜めに掛かってしまうとナメやすくなるという問題があります。TL-LR15はズレ防止の軸があるため、そういったトラブルを未然に防ぐことができるのです。

硬化鋼で製造されているため、剛性と耐久性にも優れています。24mmのモンキーレンチと併用して使用する設計になっており、しっかりとしたトルクをかけて作業することができます。また、作業中にリムーバー本体がロックリングから抜け落ちることを防ぐ構造になっているため、安全に作業を進められる点も評判の理由です。

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TL-LR15の価格とコストパフォーマンス

TL-LR15の標準価格は1,999円(税込)です。販売店によっては10%オフの1,799円程度で購入できることもあります。約2,000円という価格で長期間使える耐久性を持っているため、コストパフォーマンスに優れた工具といえます。

主な購入先としては、サイクルベースあさひやワイズロードなどの自転車専門店があります。また、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなどのオンラインショップでも購入可能です。モノタロウなどの工具専門通販やヨドバシカメラなどの家電量販店でも取り扱っています。

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TL-LR15と他のロックリング工具の違い

シマノには複数のロックリング工具がラインナップされています。TL-LR15以外にも、TL-LR10やTL-LR11といった製品があり、これらの違いを理解しておくことで、自分の用途に合った工具を選ぶことができます。

TL-LR15の特徴として、ガイドピン(中心軸)が付いていることが挙げられます。この軸があることで、工具がロックリングに確実に嵌り、ナメにくくなります。一方、TL-LR10やTL-LR11はガイドピンがないタイプです。その代わり、インパクトレンチやトルクレンチに対応しており、機械的に正確なトルク管理を行いたい場合に適しています。TL-LR10はローターSM-RT96/RT77/カセットスプロケット用で、インパクトレンチ用として設計されています。

使用工具の違いとしては、TL-LR15はモンキーレンチを使用するのに対し、TL-LR10/TL-LR11はインパクトレンチやトルクレンチが使用できます。規定トルク(40N・m)で正確に締めたい場合は、TL-LR10の方が適しているといえます。

製品名ガイドピン対応工具特徴
TL-LR15ありモンキーレンチズレにくく初心者向け
TL-LR10なしインパクトレンチ/トルクレンチトルク管理が正確
TL-LR11なしトルクレンチ対応精密な締め付け向け
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フリーホイールリムーバーの種類と選び方

スプロケット工具は「フリーホイールリムーバー」とも呼ばれます。メーカーや年式によってその形状は様々で、全てにおいて互換性があるわけではありません。

シマノのスプロケット工具には、大きく分けてHGカセットスプロケット用とボスフリータイプ用があります。HGカセットスプロケット用は、シマノ製HGタイプのカセットスプロケットやディスクローターのロックリング用の工具で、TL-LR15はこのタイプに該当します。ボスフリータイプ用は、シマノの比較的安価なボス式(カセットスプロケットではないタイプ)のスプロケットを外すためのツールです。24mmのソケットやスパナを使って外します。ボスフリー式スプロケット(品番が「MF」で始まるもの)には、カセットスプロケット用の工具は対応していません。

選び方のポイントとして、自分の自転車に合った工具を使わないと外せなかったり、ナメたりする恐れがあるので注意が必要です。コンポーネントメーカー(シマノ、カンパニョーロ、スラム)によってフリーホイールリムーバーの形状が異なるため、購入時には必ず対応するメーカーを確認しましょう。TL-LR15はシマノのHGスプロケット用に設計されているため、カンパニョーロやスラムのスプロケットには、それぞれ専用の工具が必要です。

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TL-LR15を使ったスプロケット交換に必要な工具

TL-LR15単体ではスプロケットの脱着は完了できません。追加で必要な工具があります。

モンキーレンチについては、TL-LR15の2面幅は24mmなので、それに対応するサイズのモンキーレンチが必要です。30cmのモンキーレンチが柄の長さも十分でトルクが掛けやすく使いやすいです。

スプロケットリムーバー(チェーン付き工具)は、スプロケットを取り外す際に、共回りを防ぐために必要です。取り付け時には不要ですが、取り外し時には必須となります。その他、グリスや軍手なども用意しておくと便利です。

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スプロケットの取り外し手順

スプロケットを取り外す手順を順を追って説明します。

まず、リアホイールを車体から外します。クイックリリースを緩め、シャフトを抜き取ります。このとき、シャフトに付いているタケノコバネを紛失しないよう注意しましょう。

次に、スプロケットリムーバーをセットします。スプロケットを外す際は、共回りしないようにスプロケットリムーバーを使ってスプロケットを押さえます。このとき、ロー側(大きい歯の方)にチェーンを巻き付けると、しっかりとスプロケットを押さえることができます。

続いて、TL-LR15をセットします。ロックリング回し(TL-LR15)は一番奥までしっかりと押し込みます。掛かりの浅い状態で作業をしてはいけません。特にTL-LR15の差込みが浅いまま外そうとしてしまうと、アルミ製ロックリングはナメて外せなくなってしまいます。

そして、ロックリングを緩めます。モンキーレンチをTL-LR15にセットし、反時計回り(左回し)に回してロックリングを緩めます。ロックリングは正ネジで締まっているので、左回しで緩みます。しっかり締まっているので、慎重に体重をかけて緩めてください。このとき工具が滑って怪我をすることがあります。モンキーもガタの無い状態、つまり口の奥までしっかりと掛け、回転方向に対して工具を正しい向きに掛けることが重要です。

最後に、ある程度ロックリングが緩んだら、手でロックリング工具を回してロックリングを外し、スプロケットを取り外します。ギアで怪我をしないように注意してください。

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スプロケットの取り付け手順

スプロケットを取り付ける手順についても説明します。

まず、フリーハブの準備を行います。新しいカセットスプロケットの取り付け前には、フリーハブの古いグリスや汚れを取り除き、新しいグリスをたっぷりと塗り付けます。フリーボディにグリスを塗るのは防錆効果を狙ったものです。スチール製フリーボディは錆びやすいため、グリスを塗ることで防錆効果が得られます。また、グリスを塗ることでカセットスプロケットの歯がフリーボディに食い込むことを和らげてくれる効果もあります。

次に、スプロケットをセットします。フリーボディにはスプラインと呼ばれる溝があり、この溝の横幅が一か所だけ異なります。スプロケットにも同様のスプラインがあり、この位置を合わせてはめ込みます。ロー側(大きいギア)からハブにはめ込んでいきます。

スペーサーを忘れずに入れることも重要です。1枚の歯はそのまま重ねてしまうと歯同士が接触してしまいます。その間に噛ませるのが黒いスペーサーです。初めてのスプロケット着脱のときは、ギアを外した順に並べておくと、組み立て時に迷うことがありません。

最後に、ロックリングを締め付けます。スプロケットを取り付ける際はスプロケットリムーバーは不要です。TL-LR15のみを使用します。ロックリングを斜めから締めてしまわないように注意しましょう。ネジをナメる原因となります。TL-LR15でロックリングを押さえ、モンキーレンチを時計回りに回転させて締め付けます。スプロケットの締め付けの適正トルクは40N・m程度です。トルクレンチがない場合は「これ以上回らない」というところまで締めれば問題ありません。ただし、締めすぎるとネジ穴が潰れてしまうので、体重を掛けてまで締めないようにしましょう。

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TL-LR15使用時の注意点

TL-LR15を使用する際の重要な注意点をまとめます。

差込みは奥まで確実に行うことが最も重要です。差込みが浅い状態で力を掛けると、ロックリングをナメてしまう危険があります。モンキーレンチの掛け方にも注意が必要で、ガタがない状態で口の奥まで掛け、回転方向に対して正しい向きで使用しましょう。

アルミ製ロックリングには特に注意が必要です。デュラエースやアルテグラのカセットスプロケットのロックリングはアルミ製のため、工具が斜めに掛かってしまうとナメやすくなります。TL-LR15のガイドピンを活用して、確実に位置決めを行ってから作業することが大切です。

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センターロック式ディスクローターの着脱方法

シマノのセンターロックシステムは、ディスクローターの取り付けシステムです。スプラインマウントやロックリングを用いることで、ローターの取付けが容易になります。6ボルト式と比べて、取り付けや取り外しの時間を短縮できるメリットがあります。

センターロック式ローターを着脱する工具は2種類あり、ロックリングの種類によって使う工具が異なります。内スプライン(セレーション)タイプは、TL-LR15とモンキーレンチを使用します。スルーアクスルが出てくる前は内スプラインタイプが主流でした。いわゆる「スプロケの工具」です。外スプライン(セレーション)タイプは、TL-FC36(BB工具)を使用します。スルーアクスル後は外スプラインタイプが主流です。いわゆる「ホローテック2用BB工具」です。

見た目は同じように見えるディスクローターでも、ロックリングの溝が入る箇所によって固定に必要なロックリングと工具が異なります。購入前に自分のホイールがどちらのタイプか確認しましょう。

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ディスクローターの取り外しと取り付け

センターロック式のローターを外すのは比較的簡単です。クイックリリースのシャフトを抜き、ロックリング締め付け工具で緩めるだけです。ロックリング外しにジョイント、レンチを取り付け、反時計回りに回します。しっかりと固定されているので少し力が必要です。

センターロック式はとても単純で、センターに切ってある溝で固定を行います。作業内容は交換して固定するだけです。締め付けトルクは取扱説明書によると40N・m(400kgf・cm)です。これはかなり大きな力となります。シマノの場合、ローターによって異なりますが、大体40N・mが目安です。トルク管理をきっちり行いたい場合はマニュアルを参照してください。

重要な注意点として、ロックリングの着脱をする際にロックリングのネジ山に対してグリスを塗らない方が良いとされています。理由は熱でグリスが溶け、ローターに流れ出る恐れがあるからです。グリスがブレーキローターに付着すると、ブレーキの効きが悪くなる危険があります。

また、ローターには回転方向があります。センターロックのローターは6本ボルト留めタイプとは違い、取り付け向きを間違えることは構造上ありませんが、念のため確認しておきましょう。

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DTswissなど一部ハブでの注意点

内スプラインのロックリング脱着にはTL-LR15を使用しますが、DTswissなど一部のハブではフロント側で工具とハブ軸が干渉してしまい、奥まで挿入されず非常に外しにくいという問題が発生する場合があります。このような場合は、別の工具を検討するか、ショップに相談することをおすすめします。

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ホイール交換時のスプロケット移植について

ホイールを新しく購入した場合、古いホイールからスプロケットを移植することが多いでしょう。この際、事前に確認すべき項目があります。

エンド幅とアクスルについて、新旧のホイールで規格を合わせておかないと、バイクに取り付けできない問題が起こる可能性があります。フリーボディーについて、ホイールと装着するギアの枚数(9速・10速・11速・12速)によってはスペーサーが必要になります。自身のロードバイクのスプロケットが何速か事前に確認しておきましょう。リム幅について、タイヤとの相性を確認する必要があります。また、ディスクブレーキ用とリムブレーキ用ではホイールの互換性がありません。ホイールを選ぶ際は気をつけましょう。

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11速と12速スプロケットの互換性

シマノの11速と12速スプロケットの互換性について理解しておくと便利です。

11速フリーボディに11速・12速スプロケットはスペーサー無しでそのまま入ります。ロード向けの12速スプロケット(CS-R9200-12、CS-R8100-12、CS-R7100-12)は、11速フリーボディにも対応できる形状になっているため、従来の11速ホイールに装着可能です。

ただし、最新のデュラエースホイールなどは12速専用フリーボディになっており、それには11速以下の全てのスプロケットが入りません。取り付けるスプロケはギア枚数が同じ物を選びましょう。交換前がシマノ11速なら、同じシマノ11速のスプロケしか装備できません(フリーボディを交換しない限り)。

スプロケットの歯数変更で最大歯数の大きいスプロケットを導入したい場合は、リアディレイラーの交換が必要な場合があります。リアディレイラーのキャパシティを確認してから購入しましょう。

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フリーボディとスプロケットのメンテナンス方法

スプロケットの掃除をする際、直接パーツクリーナーや水を勢いよく吹きかけてしまうのは避けましょう。フリーボディの中にはギアやバネなどの細かい部品が入っており、隙間や奥の方にはグリスが塗り込まれています。パーツクリーナーや水を直接吹きかけると、必要なグリスまで溶かしてしまい、内部にゴミや水が入り込みやすくなって故障の原因になります。

スプロケットの掃除で一番良い方法は、自転車から後輪を外して、さらに後輪からギアを外してゴシゴシするのがベストです。TL-LR15があれば、この作業が可能になります。

フリーボディを錆びさせないためには、スプロケット取り付け時にグリスを塗布しておくことが重要です。フリーボディの素材は鉄であることが多く、ノン油脂で組み付けてあると錆びてもおかしくありません。アルミ製やチタン製フリーボディでも、グリスを塗布しておくのが基本です。グリスを塗ることで、カセットスプロケットの歯がフリーボディに食い込む(カジリ)ことを和らげてくれる効果があります。

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ハブのグリスアップとメンテナンス頻度

ハブのメンテナンスは分解をして、中のベアリングを清掃し、グリスを盛り付けて回転を滑らかにさせるのが目的です。取り外したベアリングはディグリーザーを吹きかけて、ウェスでグリスや汚れを落とします。ベアリングにサビや欠けなどがないか確認し、あった場合は交換します。注意点として、ハブ本体にディグリーザーを吹きかけると、シールとなるゴムを痛めてしまう恐れがあります。

DTswissのメンテナンス推奨を参考にすると、通常の条件下で使用する場合は1年に1回、過酷な条件下(断続的、または頻繁に埃、雨、雪などの影響を受ける環境下)で使用する場合は3ヶ月に1回、メンテナンスを行うことが推奨されています。

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TL-LR15のユーザー評価と評判

多くのユーザーがシマノ製の工具に対する安心感と高い精度を評価しています。

スプロケット交換時のフィット感について、ガイドピンがあることで工具がしっかりと固定され、作業がしやすいという声が多いです。トルク管理のしやすさについて、モンキーレンチとの組み合わせで適切なトルクをかけやすいと評価されています。初めての使用でもスムーズに作業ができたという声も多く、初心者でも扱いやすい工具として評価されています。長期間使用できる耐久性も魅力として挙げられており、硬化鋼製のため、長く使っても劣化しにくいです。

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TL-LR15が選ばれる理由

TL-LR15が多くのサイクリストに選ばれる理由としては、いくつかの点が挙げられます。

純正品の安心感として、シマノ純正工具であるため、シマノ製コンポーネントとの相性は抜群です。ガイドピンによる確実な作業として、中心軸の有無でナメにくく、作業の確実さや使い勝手に優れています。コストパフォーマンスとして、約2,000円という価格で長期間使える耐久性を持っています。汎用性として、HGスプロケットとセンターロックディスクローターの両方に使用できます。

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TL-LR15に関するよくある疑問

TL-LR15だけでスプロケット交換ができるかという疑問については、TL-LR15単体では完了できません。取り付けにはモンキーレンチが、取り外しにはモンキーレンチとスプロケットリムーバー(チェーン付き工具)が別途必要になります。

TL-LR15が何速のスプロケットに対応しているかという点については、シマノのHGタイプのカセットスプロケット(7速から11速)に幅広く対応しています。12速スプロケットのロックリングにも使用可能です。

トルクレンチを使って正確に締めたい場合については、TL-LR10を選択してください。TL-LR15はモンキーレンチ用に設計されており、トルクレンチには対応していません。

ロックリングが固くて外れない場合については、まず、TL-LR15が奥までしっかり挿入されているか確認してください。差込みが浅いとナメる原因になります。また、潤滑剤を少量吹き付けて数分待ってから再度試してみてください。それでも外れない場合は、ショップに相談することをおすすめします。

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自転車メンテナンス初心者のための工具選び

自転車のメンテナンスを自分で行いたいと考えている方にとって、工具選びは最初の大きなステップです。TL-LR15のような専用工具を使いこなすためにも、まずは基本的な工具を揃えることが重要です。

ロードバイクやクロスバイクに乗るなら、必ず用意したいのがアーレンキー(六角レンチ)です。自転車に使用されているネジの頭の中で最も多いのが六角形の穴のネジ(キャップスクリュー)であり、メンテナンスする上で必須の工具といえます。パーツ交換や日々のメンテナンスに使用し、サドルの調整やボルト類の増し締めなど、基本的な整備はほぼ六角レンチセットで対応できます。

六角レンチを選ぶ際のポイントとして、ボールポイントタイプが便利です。斜めからでもネジにアクセスできるため、狭い場所での作業が楽になります。また、ロングタイプの方が使いやすく、レインボー(カラフル)タイプだとサイズの判別がしやすくストレスが軽減されます。

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工具セットで揃えるメリット

自宅での自転車メンテナンスに必要なドライバーや六角レンチなどの基本アイテムは、工具セットで揃えるのがおすすめです。工具セットはよく使う工具がまとめられているので、単品で一つずつ買う手間がなく、ひとまず基本的な工具を揃えることができます。

また、セット購入の方が価格も安く揃えやすいというメリットがあります。別々で工具を揃えるよりもセットで購入する方が圧倒的に安くツールを揃えることができ、これは初心者にとって大きな利点といえます。

自転車のメンテナンス用にセレクトされた20種類程度のアイテムがハードケースに入っているセットも販売されています。チェーンカッターや六角レンチといった基本的なツールはもちろん、ロックリング締付工具のような上級者向け器具まで揃っているセットもあります。代表的な工具セットとして「BIKEHAND YC-735A」があり、スポーツ用自転車のメンテナンスに必要な工具が揃っている、リーズナブルな価格のセットとして人気があります。

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携帯用工具の重要性

自宅で使用する工具のほかに、携帯工具があるとライド中のトラブルにも対処できます。走行中にサドルのポジションに違和感を覚えたときや、自転車を倒してハンドルが曲がったときなどに便利です。

毎回使用するものではありませんが、お守りとして持つことをおすすめします。携帯用マルチツールには、六角レンチ、プラスドライバー、マイナスドライバー、チェーンカッターなどが一体になったものがあり、サドルバッグやジャージのポケットに収まるコンパクトなサイズのものが多いです。

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自分でメンテナンスするメリット

自分でメンテナンスを行えば、メンテナンス費用の節約ができるうえ、トラブルへの対応力が高くなることが魅力です。些細なメンテナンスであっても自転車ショップに頼めばお金がかかります。ある程度自分でいじれるようになることで、出費を抑えられます。

また、自分の自転車の状態を把握できるようになることで、異変に早く気づけるようになります。定期的なメンテナンスは事故防止にもつながり、安全なサイクリングライフを送ることができます。

さらに、自転車いじりそのものが楽しみになる方も多いです。自分の手でパーツを交換したり調整したりする達成感は、サイクリングとはまた違った喜びがあります。

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TL-LR15を使った実践的なメンテナンス例

ヒルクライムが多いコースを走る場合、軽いギアが欲しくなることがあります。そのような場合、ワイドレシオのスプロケット(例えば11-34T)に交換することで、急な坂道でも楽にペダリングできるようになります。逆に、平坦なコースが中心であれば、クロスレシオのスプロケット(例えば11-28T)を選ぶことで、細かいギアチェンジが可能になり、より効率的なペダリングができます。TL-LR15があれば、こうしたスプロケット交換を自宅で行うことができます。コースに合わせてスプロケットを使い分けることで、より快適なライドを楽しむことができるでしょう。

ホイールをアップグレードする際、新しいホイールにはスプロケットが付属していないことがほとんどです。そのため、古いホイールからスプロケットを取り外し、新しいホイールに移植する作業が必要になります。この作業にはTL-LR15が必須です。スプロケットを傷つけることなく、確実に脱着できるため、大切なパーツを長く使い続けることができます。移植の際には、フリーボディにグリスを塗布することを忘れないようにしましょう。新しいホイールで気持ちよくライドを始めるためにも、丁寧な作業を心がけてください。

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定期的なスプロケット清掃の重要性

スプロケットは走行中に砂やホコリ、チェーンオイルの汚れが付着しやすいパーツです。汚れが蓄積すると変速性能が低下したり、チェーンの摩耗が早まったりします。

TL-LR15を使ってスプロケットを取り外し、一枚一枚丁寧に清掃することで、変速性能を維持し、駆動系パーツの寿命を延ばすことができます。ウェスやブラシを使って汚れを落とし、必要に応じてディグリーザーを使用します。清掃後は、フリーボディにグリスを塗布してからスプロケットを取り付け直します。この作業を定期的に行うことで、いつでも快適な変速フィーリングを保つことができます。

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ディスクローターのアップグレード

ディスクブレーキ車では、ローターのサイズアップによって制動力を向上させることができます。例えば、140mmから160mmにサイズアップすることで、下り坂でのブレーキングに余裕が生まれます。

センターロック式のホイールであれば、TL-LR15を使ってローターの交換が可能です。内スプラインタイプのロックリングであれば、スプロケット交換と同じ要領で作業できます。ローター交換後は、ブレーキキャリパーの位置調整が必要になる場合があります。また、新しいローターとブレーキパッドの当たりが付くまでは、急な制動を避けて慣らし運転を行いましょう。

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まとめ

シマノ TL-LR15は、カセットスプロケットとセンターロック式ディスクローターのロックリング脱着に欠かせない専用工具です。ガイドピンによる確実な位置決め、硬化鋼による耐久性、そして手頃な価格と、三拍子揃った優れた工具といえます。

自転車のメンテナンスを自分で行いたい方にとって、TL-LR15は必須アイテムの一つです。正しい使い方を理解し、適切な追加工具(モンキーレンチ、スプロケットリムーバー)と組み合わせることで、安全かつ確実にスプロケット交換やディスクローター交換を行うことができます。

特に注意すべき点として、工具の差込みは奥まで確実に行うこと、適切なトルク(40N・m程度)で締め付けること、そしてディスクローターのロックリングにはグリスを塗らないことを覚えておきましょう。

これからロードバイクやクロスバイクのメンテナンスを始める方も、すでに経験のある方も、TL-LR15を一本持っておくことで、様々なメンテナンス場面で活躍することでしょう。自分の手で自転車を整備する喜びを知ることで、サイクリングライフがより一層充実したものになるはずです。

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