シマノ RT-CL800の評判を徹底解説!音鳴り改善と放熱性能の実力

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シマノ RT-CL800は、従来モデルで問題視されていた音鳴りを大幅に改善し、放熱性能と堅牢性を高めた次世代のディスクブレーキローターとして高い評判を得ています。2022年8月にデリバリーが開始されたこの製品は、アルテグラR8100シリーズに位置づけられ、ICE TECHNOLOGIES FREEZAテクノロジーを搭載することで、長い下り坂でも安定した制動力を発揮します。実際の使用者からは「これまでのシマノローターで悩まされていたシャンシャン音が劇的に減った」「コストパフォーマンスに優れている」という声が多く寄せられており、ディスクブレーキロードバイクユーザーにとって信頼性の高いアップグレードパーツとなっています。本記事では、RT-CL800の評判の理由を詳しく解説するとともに、実際の使用感、上位モデルRT-CL900との比較、推奨されるパッドとの組み合わせ、メンテナンス方法まで網羅的にお伝えします。

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シマノ RT-CL800とは何か

シマノ RT-CL800とは、シマノが2022年にリリースしたロードバイク用ディスクブレーキローターで、アルテグラグレードに位置づけられる製品です。従来のSM-RT800の後継モデルとして登場し、放熱性能と堅牢性の両面で大きな進化を遂げました。MTB用としても共通で使用できる設計となっており、XTグレードとしても販売されています。

製品の基本仕様として、ローターサイズはロード向けに140mmと160mm、MTB向けに180mmと203mmが用意されています。マウントタイプはセンターロックを採用し、ローター材質はステンレス、アルミ、ステンレスの3層サンドイッチ構造となっています。初期厚みは1.75mmで、使用限界厚みは1.5mmです。パッドライニング形状互換性はナロータイプとなっており、シマノの最新世代ブレーキキャリパーに対応しています。

ロード向けの140mmと160mmは4アーム構造、MTB向けの180mmと203mmは5アーム構造という違いがあります。公称重量は160mmが114g、140mmが96gとなっており、シマノのローターの中ではトップクラスの軽さと評価されています。実測値では160mmが112.5g、140mmが94.9gと、どちらも公称重量を下回る結果が報告されており、カタログスペック以上の軽量性を実現しています。

市場価格は6,600円から6,750円程度で販売されており、上位モデルのRT-CL900が9,313円から9,463円程度であることを考えると、約3,000円の価格差があります。この価格差でありながら、重量は両モデルで全く同じという点が、RT-CL800のコストパフォーマンスの高さを示しています。

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RT-CL800が高評価を得ている理由

RT-CL800が多くのサイクリストから高い評判を得ている最大の理由は、音鳴りの大幅な改善にあります。従来のシマノ製ディスクローターは、ハードブレーキングをするとすぐに「反り」が生じてパッドと擦れることで「シャンシャン音」が発生し、悪評の高いものでした。この問題はディスクブレーキユーザーにとって長年の悩みの種であり、シマノ製品を敬遠する原因にもなっていました。

新型RT-CL800では、アームの設計を刷新し堅牢性をこれまで以上に高めることで、この問題を解消しています。より堅牢な合金製キャリアとアーム形状により、急な下り坂での熱変形を大幅に低減し、熱に対しより制御ができるようになりました。実際の使用レビューでは、斜度15%くらいの下り坂でわざと強くブレーキを掛けながら坂を下った際、これまでのシマノローターならば数十秒はパッドと擦る音がするシチュエーションでも、RT-CL800ではそういった音がすることはなかったと報告されています。

SM-RT800から今作までアルテグラグレードのブレーキローターを試してきた使用者によると、堅牢性は確実に上がっていると評価されています。山を一つ下るとさすがに擦れる音は聞こえてきますが、すぐに戻り音鳴りは収まっていたのでストレスを感じることなく走れたとの報告があります。ハードブレーキングによる反りが生じてパッドと擦れる現象が大幅に軽減されたことで、モデルチェンジ後は変形のしづらさを謳っている通り、意図した性能が出せていると感じるとの評価が多くあります。

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ICE TECHNOLOGIES FREEZAの放熱性能

RT-CL800に採用されているICE TECHNOLOGIES FREEZAは、シマノの放熱技術の発展形です。ディスクブレーキを酷使する長い下り坂では、ローターとパッドが過熱し、ブレーキング力が低下する「ブレーキフェード」と呼ばれる現象が発生する可能性があります。これは安全上の重大な問題となりうるため、放熱性能の向上は非常に重要な技術的課題となっています。

RT-CL800は、アルミニウムの中心層をステンレススチールで挟んだ3層サンドイッチ構造を採用しています。アルミニウムの優れた熱伝導性により、ブレーキングで発生した熱を効率的に分散させることができます。外側のステンレススチール層がブレーキパッドとの摩擦面として機能し、耐久性を確保しています。アルミニウム層の軽量性により、全体重量を抑えることが可能になっています。

シマノのICE TECHNOLOGIESは放熱性を高めることによりブレーキパフォーマンスを維持するテクノロジーです。アイステクノロジーと同じアルミとステンレスの3層構造を踏襲しつつ、アルミのフィンを内側に大きく設けることにより、さらに高い放熱性を実現しています。アイステクノロジーを実装したローターではブレーキ時の最高温度が100度低くなりますが、アイステクノロジーFREEZAを実装したローターでは140度低くなることが実証されています。

シマノのディスクローターはグレードによって放熱技術が異なります。SM-RT70がアイステクノロジー、RT-CL800がアイステクノロジーフリーザ、RT-CL900がアイステクノロジーフリーザに加えて放熱ペイントを採用しています。グレードが高い製品の方が放熱性能が高く、安定した制動力を得られます。ハイエンドグレードの製品では放熱ペイントをアルミのフィン部分に施すことにより、最高温度がさらに10度低くなっています。

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旧型SM-RT800からの進化ポイント

RT-CL800は旧型SM-RT800から複数の改善を実現しています。第一に、高温状態での振れが出にくくなり、音鳴りがしにくくなりました。第二に、放熱フィンが最適化されました。第三に、軽量化が実現しました。

重量面での進化は顕著です。SM-RT800の160mmは128gでしたが、RT-CL800の160mmは114gと、14gの軽量化が実現しています。実測値ではさらに軽い結果も報告されており、RT-CL800 160mmが112g、旧型SM-RT800は124gという数値も確認されています。回転部分の軽量化は走行性能に直結するため、この改善は多くのサイクリストに歓迎されています。

旧型のSM-RT800/900は大きな放熱フィンが特徴でした。ローターの内周を覆うようにフィンが付いていたので放熱効果は高かったのですが、横風を受けたときに前輪が押されるような感触があるという問題がありました。新型RT-CL800では放熱フィンの面積は減少していますが、放熱性能を維持しつつ横風耐性が改善されています。これは特に平地を高速で走行するロードサイクリストにとって嬉しい改善点です。

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デュラエースグレードRT-CL900との違い

RT-CL900とRT-CL800の違いは、基本的に「放熱フィンの塗装」だけです。RT-CL900は放熱フィンが黒くなっていますが、これが「放熱ペイント」と呼ばれるもので、放熱性能をさらに高める役割を果たしています。驚くべきことに、RT-CL900とRT-CL800は公称重量が全く同じです。通常、下位グレードの方を重くしてくるのが一般的ですが、シマノはこの製品では同一重量としています。

両モデルの比較では、放熱塗装の有無が最大の違いとなります。RT-CL900はあり(黒色)、RT-CL800はなし(銀色)です。公称重量は160mmで両モデルとも114g、140mmで両モデルとも96gとなっています。価格は税込でRT-CL900が約9,300〜9,500円、RT-CL800が約6,600〜6,750円です。ICE TECH FREEZAは両モデルとも採用しています。

両モデルの価格差は約3,000円です。この価格差で得られるのは放熱ペイントによる約10度の温度低下効果のみとなります。一般的なロードサイクリングの用途であれば、RT-CL800で十分な性能が得られると考えられます。ただし、ヒルクライムの下りを頻繁に走る方や、ブルベなどの長距離イベントで長い下りが連続するような状況では、RT-CL900の追加の放熱性能が活きてくる可能性があります。

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ローターサイズの選び方

ロードバイク用の主要なディスクローターサイズは160mmと140mmの2種類です。それぞれに特徴があり、使用環境や好みによって選択が分かれます。

140mmローターには軽量性とコントロール性の向上というメリットがあります。SM-RT800で比較すると、140mmは108g、160mmは128gで、20gの差があります。回転部分の軽量化は効果が高く、ダンシングなどで左右に振った時の軽さは確実に140mmの方が軽く感じられます。140mmローターの特徴は軽さ以外にもコントロール性が良くなることです。強く握っても160mmと比べると効きが穏やかなので、リヤの方が自然と効きは弱くなりホイールロックの心配が少なくなります。

一方で、140mmローターには制動力の低下と放熱性の低下というデメリットもあります。160mmと比較すると3割くらいは初期の効きが弱くなっています。緊急時に急制動したい場合は、160mmの時よりもレバーを強く握る必要があります。ローターサイズが小さいため表面積が減り、放熱性は160mmに劣ります。

160mmローターには高い制動力と少ない握力での制動、優れた放熱性というメリットがあります。大きいサイズのローターは小さいサイズよりも制動力が高くなります。下り坂を走ることが多い方や握力の少ない方には160mmがオススメです。ツーリングなどで下坂が長いとブレーキレバーを握りっぱなしで手が疲れてしまいますが、140mmと比べると少ない力で減速できるので手の疲れは軽減できます。ローターサイズが大きくなると表面積が増え、放熱性が向上します。長い下り坂でのブレーキフェードを防ぎやすくなります。

走行環境による選択の目安として、10%を超える急勾配の下りを走る場合やストップ&ゴーの多い場合は前後160mmがオールラウンドで使いやすいです。常にスピードに乗って走るロードレースでは前160mm、リア140mmがコントロール性で優れています。平坦メインであれば前後140mmでも問題はありません。女性やウェイトの軽い方は前後140mmの方が、レバーを握る力と発揮される制動のバランスが自然です。街中通勤など高速域に達しにくい場合は140mmローターで十分ですが、40km/hで走ったりダウンヒルを楽しむ場合は160mmローターの方がより確実なブレーキングを提供します。

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推奨パッドK05S-RXとの組み合わせ

RT-CL800の性能を最大限に発揮するためには、シマノの最新世代のブレーキパッド「K05S-RX」との組み合わせが推奨されています。レビューによると、この組み合わせでのみRT-CL800の性能が確認されているため、まずはこの組み合わせでの使用がベストです。

K05S-RXは、シマノの第5世代樹脂(レジン)素材を使用したディスクブレーキパッドです。耐摩耗性の向上が大きな特徴で、新たな樹脂フリクション素材により、旧モデルK03Sと比べ耐摩耗性が50%向上、K02Sと比べると耐摩耗性が110%向上しています。音鳴りがしにくくコントロール性に優れているという特徴もあります。バックプレートは1.6mm、パッドの厚みは2.3mmで、旧モデルK03Sと同じ厚みながら、耐摩耗性が50%上昇しているため、寿命が1.5倍になると考えられています。

感触的にはL03Aの路線に近く、「初期制動は穏やかに立ち上がり、握り込みの強さでコントロールする」タイプの印象とされています。従来のシマノ製ロード用レジンパッドは寿命が約3000km程度と短かったのですが、K05S-RXでは1.5倍に伸びるとすると5000km前後は使用可能と期待されています。ウルトラロングライドにおいてもパッドの減り方を見ると、オーストラリア横断(5000km)でもしない限り1度のライドで使い切ることはないとされています。

K05S-RXは多くのシマノ製ディスクブレーキキャリパーに対応しています。BR-M9100、BR-M9110、BR-M8110、BR-R9270、BR-R8170、BR-R7170、BR-R9170、BR-R8070、BR-R7070、BR-4770、BR-RS805、BR-RS505、BR-RS405、BR-RS305、BR-U5000、BR-RX810、BR-RX400などが対応しています。K05S-RXの定価は約1,001円(税込)程度で、非常にリーズナブルな価格設定となっています。

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センターロック方式と取り付けの注意点

RT-CL800はセンターロック方式を採用しています。センターロックシステムでは、スプラインマウントやロックリングを用いることでローターの取付けが容易になっています。ロックリングマウントシステムは、取り付けや取り外しの時間を短くすることで、総作業時間を少なくしています。

センターロックローターには「内セレーション」と「外セレーション」という2つの固定方式があります。これはローターの取り付け方式ではなく「固定方式」のことを指し、ロックリングの溝が入る箇所を意味します。これによって固定に必要なロックリングと工具が異なります。内セレーションのロックリングには内側に溝がある構造で、外セレーションのロックリングには外側に溝がある構造です。

それぞれのセレーションタイプで使用する工具は異なります。内セレーション用はTL-LR15とモンキーレンチ等(スプロケット工具と同じ)を使用します。外セレーション用はTL-FC36(ホローテック2用のBB工具)を使用します。内外セレーションタイプの場合は、外、内のどちらの脱着方法でもOKですが、内セレーションで脱着する場合はTL-LR15ではなくTL-LR11が必要になります。

内セレーションは9mmクイックリリースと12mmのスルーアクスルに使用します。外セレーションは12mm、15mm、20mmのスルーアクスルに使用します。シマノの商品モデル番号の末尾で固定方式を判別できます。末尾が「I」ならINTERNALで内セレーションタイプ、末尾が「E」ならEXTERNALで外セレーションタイプです。

カンパニョーロやフルクラムのホイールで使用されているAFS(Axial Fixing System)というマウントは、ハブのロックリング固定部分の位置が異なり、ネジ山がハブの外側にくる専用設計になっています。この場合、ホイール付属以外のロックリングは使用できないので注意が必要です。

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メンテナンスと交換時期の目安

RT-CL800の初期厚は1.75mm前後で、「1.5mm以下になったら交換するように」と説明書に記載されています。つまり、使える厚さは0.25mmとなります。走行距離の目安としては、人によって1万kmから2万km程度と幅があります。体重や乗り方、使っているディスクローター径によって変わってくるため、定期的な厚みのチェックが重要です。

シマノのローターの場合、何mmまで使えるかはローター自体に刻印されています。「Min.TH=1.5」という表記は「厚さが1.5mmになったら交換時期」ということを表しています。一般的に、ローターの寿命はだいたいブレーキパッド交換2回に1回くらいの頻度で交換が目安です。ただし、雨の日はローターが削れやすくなるので、雨天走行が多い場合はより早いペースで交換時期を迎えることになります。

日常のメンテナンスとして、パッドやローターに砂や汚れが付着すると摩耗を早めるため、定期的に清掃を行うことが大切です。また、ディスクローター、ブレーキパッドに油は絶対NGです。拭き上げ時に使用するタオルや手の油などが付着しないように注意してください。

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音鳴りが発生した場合の対処法

ディスクブレーキの音鳴りは大きく2種類あります。走行中の「シュッシュッ」「カンカン」という音と、ブレーキ時の「キキーーーッ」という甲高い音です。また、ブレーキをかけていない時の「シャンシャン」系と、ブレーキを握った際の「ブォーン」系という分類もあります。

音鳴りの主な原因として、油分・汚れの付着があります。パッドに油分やごみが付着することで起こります。ディスクブレーキにオイルが付いてしまうと音鳴りするほか、ブレーキが効きにくくなります。キャリパーの調整不良も原因となります。「シュッシュッ」「カンカン」という音はブレーキローターがキャリパーに擦っているのが原因で、調整で改善できる場合もあります。

ローターの歪みも考えられます。ディスクローターは強い衝撃や転倒によって簡単に歪むことがあります。また、高温の状態で急激に冷却されると、熱膨張の影響で微妙に歪むこともあります。スルーアクスルの締め付けトルクの強弱でローターの位置が微妙にズレることがあり、音鳴りにつながることがあります。購入直後で「アタリ」が出ていない場合、またはローターを交換した場合はパッドとの相性で鳴る場合があります。

解消方法として、洗浄があります。シマノのユーザーマニュアルにも記載があり、洗浄の際は必ず「中性洗剤」で洗うようにしてください。パーツクリーナーをかけると直るどころかむしろ悪化するので絶対にやめてください。パッドのやすりがけも有効です。ディスクとパッドの油分の除去とパッドの表面を荒らしてやることで音鳴りは解消できることがあります。慣らし運転として、ローターとパッドをお互いに少し削るイメージでブレーキをかけまくる(数十回程度)と消える場合があります。パッドに油分が染み込んでいる場合は完全に脱脂することは困難です。脱脂と洗浄して、まだ音鳴りがする場合はパッドを交換しましょう。

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ロードバイクにおけるディスクブレーキの普及背景

自転車用のディスクブレーキは約30年前に開発されました。最初に採り入れたのはMTB(マウンテンバイク)で、約20年前にはMTBなどのエンデュランス系に広く行きわたっています。現代のディスクロードに連なる最初のモデルは2009年に登場しました。記念すべき初めてのディスクロードを作成したメーカーは「FACTOR」で、モデル名は「FACTOR001」です。

ディスクブレーキは2018年ごろからツール・ド・フランス等3大ツールで使用されるようになりました。当初はリムブレーキよりも車体重量が重くなるため使用しているチームはわずかでしたが、徐々に普及が進みました。ハイエンドバイクに限れば、2020年頃には各社のラインナップからリムブレーキが姿を消していたので、100年以上あるロードバイクの歴史の中で、ブレーキシステムの刷新という大変化が10年弱という短期間のうちに完了したことになります。

現在、ロードバイクのディスクブレーキ化が進んでおり、ハイエンドグレードはほぼディスクブレーキしか残っていません。海外プロツアーではほとんどのチームがディスクブレーキを使用しています。ロードバイクがディスクブレーキ化した時期は、「ロードバイクの大衆化」「エアロブーム」「グラベルブーム」と重なっており、それらはすべてディスクブレーキ化を進める追い風となりました。

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ディスクブレーキのメリットとデメリット

油圧ディスクブレーキには多くのメリットがあります。レバーを引く力が小さくても、大きな制動が得られます。軽い力でカチッとブレーキが効くため、長い下り坂などで非常に安心感があります。雨天時でも安定した制動力を発揮します。悪天候時でもブレーキ性能が落ちにくく安全です。制動開始からロックまでのコントロールがしやすいという特徴があります。

リムでブレーキをかけないのでリムを傷めません。ホイールの外周部のリムの強度をリムブレーキほど取らなくてよいので、ホイールの外周部の軽量化ができます。タイヤを太くできます。リムブレーキではタイヤをまたぐようにブレーキキャリパーを設置する必要があるので、タイヤを太くできませんが、ディスクブレーキはタイヤ周辺にはなにもないので、タイヤの太さに制限がありません。

一方で、ディスクブレーキにはいくつかのデメリットも存在します。少しの油分でも音鳴りや制動力低下が発生するため、整備時に油分を付けないようにする必要があります。パッドとローターが両方とも消耗するため、両方とも定期的に交換する必要があります。ホイールやコンポーネントはディスクブレーキとリムブレーキでは規格が異なるため、相互に使用できません。音鳴りが発生しやすい傾向があります。専用のレバー・キャリパーなど少しコストが上がります。また、ディスクキャリパーなど部品やフレームもディスクブレーキの強度を必要とする設計のため、リムブレーキ仕様に比べバイク全体で少し重くなります。

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RT-CL800をおすすめできる人

シマノ RT-CL800は、音鳴りの少ないローターを求めている方に特におすすめできます。従来のシマノ製ローターで音鳴りに悩まされていた方は、RT-CL800への交換で大きな改善が期待できます。コストパフォーマンスを重視する方にも適しています。デュラエースグレードのRT-CL900と重量は同じながら、約3,000円安く購入できます。

長い下り坂を走ることが多い方にもおすすめです。ICE TECHNOLOGIES FREEZAによる優れた放熱性能により、長時間のブレーキングでも安定した制動力を維持できます。軽量化を目指している方にも適しています。前モデルSM-RT800から14g以上の軽量化が実現しています。信頼性の高い製品を求める方にも推奨できます。シマノの最新技術が投入されたアルテグラグレードの製品として、高い品質と信頼性を備えています。

RT-CL800は、シマノのディスクブレーキローターの進化を象徴する製品です。特に音鳴りと放熱性能の改善は、多くのサイクリストが待ち望んでいた改良点であり、ディスクブレーキロードバイクのユーザーにとって、信頼できるアップグレードパーツとなっています。メリットを存分に活かしつつ短期間でデメリットを潰せたことが、ロードバイクが短期間でディスクブレーキ一色になった理由とされています。RT-CL800は、そのデメリットの一つである「音鳴り」を大幅に改善した製品として、ディスクブレーキの完成度をさらに高める役割を果たしています。

シマノはローター、パッド、キャリパーを一貫して開発することで、システム全体としての最適化を図っています。RT-CL800とK05S-RXパッドの組み合わせは、まさにその最適化の結果であり、多くのサイクリストに信頼される組み合わせとなっています。最適なパッドであるK05S-RXと組み合わせることで、RT-CL800のポテンシャルを最大限に発揮できます。定期的なメンテナンスと適切な使用方法を守れば、長期間にわたって優れた制動性能を維持できる製品です。

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