SAVA SLR8-Ultegraは、T800・T1000カーボンファイバーフレームにShimano Ultegra Di2電動変速システムを搭載した、コストパフォーマンスに優れたロードバイクです。約45万円という価格帯で、フルカーボンフレームと12速電動変速を実現しており、同等スペックの大手メーカー製品と比較して大幅にお得な価格設定となっています。評判としては、高性能パーツを手頃な価格で入手できる点が高く評価される一方、海外通販特有のリスクや品質のばらつきに対する指摘もあります。
SAVA SLR8-Ultegraは、ロードバイクの世界で高性能なカーボンフレームと電動変速システムを求めるサイクリストにとって、非常に魅力的な選択肢として注目を集めています。従来、このような高性能スペックを備えたロードバイクは100万円を超える価格帯が一般的でしたが、SAVAは中国での生産によるコスト削減とドイツ品質の維持を両立させることで、この価格を実現しました。この記事では、SAVA SLR8-Ultegraの評判について、実際のスペックやメリット・デメリット、購入時の注意点まで詳しく解説していきます。
- SAVAブランドとは
- SAVA SLR8-Ultegraのラインナップと特徴
- SAVA SLR8-Ultegraのカーボンフレームの評判
- Shimano Ultegra Di2 R8100の評判
- SAVA SLR8-Ultegraのカーボンホイールの評判
- SAVA SLR8-Ultegraの油圧ディスクブレーキの評判
- カーボンフレームとアルミフレームの違い
- SAVA SLR8-Ultegraの購入方法と注意点
- SAVA SLR8-Ultegraのメンテナンスについて
- SAVA SLR8-Ultegraがおすすめな人とそうでない人
- SAVA SLR8-Ultegraの購入前チェックリスト
- SAVA SLR8-Ultegraの総合評価
SAVAブランドとは
SAVAは2005年に中国の有名なサイクリストがドイツで立ち上げたメーカーです。当初はドイツを拠点としていましたが、2012年にSAVAブランドとその研究開発チームを中国に移転しました。この移転により、ドイツ品質を維持しながら中国での生産によるコスト削減を実現しています。
現在、SAVA自転車は世界50か国以上で販売されており、グローバルな自転車ブランドとして成長を続けています。製造販売元は天津敏捷自行车有限公司で、工場敷地は8000平方メートル、年間生産台数は40万台という規模を誇ります。主力商品は自転車、自転車アクセサリー、電動スクーターです。
日本国内では、SAVANEサヴァーンというブランディングでカーボンロードバイクと折りたたみ自転車が展開されています。SAVANEのバイクは輸入品で、販売元は大阪住之江のGICという輸入販売会社です。国内最大手のサイクルベースあさひでも取り扱いがあり、欧州および世界安全基準のお墨付きを得ています。なお、似た名前の中華自転車ブランドJAVAとは無関係で、SAVAはドイツデザイン、JAVAはイタリアデザインとされています。
SAVA SLR8-Ultegraのラインナップと特徴
SAVAからは2025年モデルとして、SLR8-Ultegraを搭載した2種類のバイクがラインナップされています。それぞれエアロダイナミクスを重視したモデルと、バランスの取れた性能を追求したモデルという特徴があります。
SAVA AeroX SLR8-Ultegra Di2の特徴
SAVA AeroX SLR8は、スピード愛好家やプロライダー向けに設計された高性能電子変速ロードバイクです。エアロダイナミクスを重視した設計が特徴で、平地での高速巡航や競技志向のライダーに適しています。
フレーム、フロントフォーク、シートポスト、ハンドルバー、ホイールのすべてがカーボンファイバー製で、軽量かつ高強度を実現しています。重量は約7.34キログラムから7.39キログラムで、フレームサイズにより若干異なります。この重量は、同価格帯のロードバイクとしては非常に軽量な部類に入ります。
SAVA Blade SLR8-Ultegra Di2の特徴
SAVA Blade SLR8は、T800およびT1000強化カーボンファイバーフレームとフォークを採用した革新的なデザインが特徴です。軽量化と剛性向上を両立させ、精密で安定した走行を実現しています。
空力フレームは抗力係数0.218を達成しており、これは業界平均より14パーセント優れた数値です。また、10ミリメートルの薄型トップチューブにより18パーセントの衝撃吸収性向上を実現し、DAC技術による風抵抗低減と安定性向上も図られています。
SAVA SLR8-Ultegraの価格について
SAVA Blade SLR8-Ultegra Di2は通常価格3999ドルからセール価格2999ドルで販売されています。日本円に換算すると約45万円程度となります。同等スペックの大手メーカー製品は一般的に80万円から100万円以上するため、かなりお手頃な価格設定と言えます。
SAVA SLR8-Ultegraのカーボンフレームの評判
SAVA SLR8-Ultegraの評判において、カーボンフレームの品質は重要なポイントです。T800カーボンファイバーをベースに、T1000カーボンファイバーで補強されたフレームを採用しており、高強度剛性、軽量性、優れた衝撃吸収性を実現しています。
T800・T1000カーボンファイバーの性能
フレーム重量は約798グラムで、軽量かつ強靭な構造となっています。引張強度は6.37ギガパスカルで、これは従来比16パーセント向上した数値です。また、引張弾性率は318ギガパスカルで、8パーセントの向上を達成しています。
カーボンファイバーには様々なグレードがあり、数字が大きいほど高性能とされています。T700は一般的なカーボンバイクに使用されるグレードで、T800やT1000はより高性能なグレードです。T1000は最高グレードのカーボンファイバーの一つで、航空宇宙産業でも使用される素材です。SAVA SLR8シリーズでは、このT1000を補強材として使用することで、プロレベルの性能を実現しています。
カーボンパーツの構成
SAVA SLR8では、フレーム以外にも多くのパーツにカーボンファイバーが使用されています。フォークはT800カーボンファイバー製で、T1000カーボンファイバーで補強されており、軽量性と剛性を両立しながら路面からの振動を適切に吸収します。
ハンドルバーもT800カーボンファイバー製で、T1000カーボンファイバー補強を採用しています。エアロ形状のハンドルバーにより、空気抵抗の低減とスタイリッシュな外観を実現しています。シートポストもT800カーボンファイバー製で、T1000カーボンファイバー補強を採用しており、振動吸収性に優れ長時間のライドでも快適性を維持します。
Shimano Ultegra Di2 R8100の評判
SAVA SLR8-Ultegraに搭載されているShimano Ultegra Di2 R8100シリーズは、電動変速システムの評判において非常に高い評価を得ています。2021年にDURA-ACE R9200と同時に発表された新世代のロードバイクコンポーネントで、12速化とセミワイヤレス変速を採用しています。
12速セミワイヤレス変速の仕組み
R8100シリーズの特徴として、基本となる構造や機能はDURA-ACEに準ずるもので、STIレバーからリアディレイラーへは無線で信号を送信し、フロントディレイラーへはリアディレイラーから有線で信号が送られる方式となっています。
従来のDi2で「頭脳」とされていたジャンクションAの機能はリアディレイラーに内蔵されました。これにより、前作のSTIレバーで存在していた電子ケーブルやジャンクションAは不要となり、ハンドルまわりは圧倒的にクリーンになりました。また、断線などの心配から解放されるのも大きなメリットです。
変速スピードの向上
無線化したにもかかわらず、前作よりも変速スピードは向上しています。約2倍に迫る変速スピードを実現し、よりスムーズなライディングが可能になりました。特にフロントディレイラーのFD-R8150は、旧型デュラエースのFD-R9050と比較すると約1.5倍速く変速するようになっています。
電動変速のメリット
電動変速の最大のメリットは、変速がスイッチをクリックするだけで完了することです。レバーをぐっと倒し込む必要がないため、億劫になりがちなフロント変速も全くストレスがありません。しかも機械式以上に確実に決まります。
下ハンドルを握りながらでも難なく変速ができ、ブレーキレバーは横に倒れないため、同時にブレーキを引いてしまうといったことも起こりません。ブラケットも細いため、手の小さな方にとっては絶大な安心感につながります。
Di2では、トリム操作をすべて自動で行ってくれます。チェーンがどのギアに掛かっているかをシステムが判断し、インナーとアウターそれぞれで3段階のトリムを行います。これにより、チェーンとフロントディレイラーの干渉を気にすることなくスムーズなライドが可能になります。
新たに34Tのローギアを備えて、最大1対1のワイドなギア比になったのも特徴です。これにより、急な上り坂でもより快適に走行できるようになりました。
Ultegra Di2のコストパフォーマンス
R8100シリーズは、フラッグシップのDURA-ACEとの性能差が縮まり、ホビーサイクリストにとって「アルテグラで十分」ではなく「アルテグラがいい」という存在に進化しました。DURA-ACEはULTEGRAに比べ約284グラム軽量ですが、約18万円高くなっています。ULTEGRAは高い性能を維持しながら、費用対効果の面でも優れています。
SAVA SLR8-Ultegraのカーボンホイールの評判
SAVA SLR8-Ultegraに標準装備されているカーボンホイールは、軽量性と空力効果の面で高い評判を得ています。
カーボンホイールの軽量性
カーボンホイールのメリットは何といっても軽量性にあります。一般的なアルミホイールがだいたい1800グラムから2000グラムほどの重量であるのに対し、カーボンホイールの上位グレードでは1200グラムから1300グラムまで軽くなります。ホイールの重さは車体重量の約2割から3割を占めるため、ホイールの軽量化はロードバイク全体の軽量化に大きく貢献します。アルミホイールと比べて軽量に作ることができるため、長い山道やきつい坂道を軽快に走行できます。
カーボンホイールの空力効果
カーボンホイールへのアップグレードの最大の魅力は、アルミニウムリムより空気力学的に優れていることです。大手メーカーからの風洞データでは、カーボンホイールが抗力を大幅に削減することが示されています。40ミリメートル前後のリムハイトが高めのカーボンホイールに替えると、平地巡航における優位性を体感ではっきりと感じられるとされています。スピード維持のしやすさが向上し、長距離ライドでも疲労を軽減できます。
剛性と応答性の向上
カーボンホイールの魅力といえば、軽さと剛性です。平地の巡航速度の向上と登りでの力の伝わりの良さを実感できます。剛性がアルミニウムより高いため、パワフルなライダー、スプリント、登坂でのダンシングでは明確な違いをもたらし、応答性が向上します。
ディスクブレーキとの相性
従来、カーボンホイールはリムブレーキとの相性、特に雨天時のブレーキ性能に課題がありました。しかし、ディスクブレーキの普及によりこの問題は解消されつつあります。SAVA SLR8-Ultegraは油圧ディスクブレーキを採用しているため、カーボンホイールのデメリットを気にすることなくあらゆる天候条件で安定したブレーキ性能を発揮できます。
SAVA SLR8-Ultegraの油圧ディスクブレーキの評判
SAVA SLR8-Ultegraに搭載されている油圧ディスクブレーキは、制動力とコントロール性において高い評判を得ています。
制動力とコントロール性の高さ
油圧ディスクブレーキは、効きの良さとコントロール性の高さが最大のメリットです。単に効きが良いだけでは急にブレーキをかけたとき車輪がロックしてしまいスリップや転倒の危険がありますが、ディスクブレーキは細やかなコントロールが利くためロックされる心配が少なくなっています。
油圧式最大のメリットは、少ない力で今まで以上の制動力を発揮できることにあります。パスカルの原理で指先の小さな力を強力なストッピングパワーに変えてしまうのです。これは自動車やオートバイに使われている仕組みと同じです。ブレーキレバーを軽く握ってもしっかりブレーキを効かせることができ、その結果ブレーキの繊細なコントロールが容易になるメリットがあります。握力の弱い方や女性の方にもおすすめです。
雨天時の安定性
油圧ディスクブレーキは、濡れた際も晴れているときの効き具合とほとんど変化が少ないため、雨の日でも安心して使うことができます。どんな大雨であっても不安を感じさせることは一切ありません。ブレーキの効き始めこそ若干の制動力低下は否めませんが、リムブレーキとは比べ物にならないパワーを発揮します。
長期間安定したフィーリング
油圧ディスクブレーキのメリットとして、ワイヤー引きではないため長期間使ってもブレーキ使用時のフィーリングがほとんど変化しない点があります。ワイヤー式のブレーキは使用に伴いワイヤーが伸びてフィーリングが変化しますが、油圧式ではそのような心配がありません。
ダウンヒルでの快適性
峠を登ったあとにやってくるダウンヒルを、腕や手に疲労を貯めることなく下ることができます。油圧ディスクブレーキ仕様のロードバイクは、ヒルクライムを愛してやまないホビーライダーにこそおすすめです。軽い力でブレーキングできるため、長い下り坂でも手が疲れにくいのが特徴です。
ディスクブレーキの注意点
自宅での整備はハードルが高いところが弱点です。知識と技術が必要な上、特に油圧式の場合は必要な専用工具も多くなります。オイル交換などに専用工具が必要になるので、自分でやるにはハードルが高くメンテナンス費用が高くなりがちです。また、輪行などタイヤを抜いて自転車を運ぶときにレバーを握るとピストンが出てしまうので、扱いが少し神経質になります。輪行する際はブレーキパッドの間にスペーサーを挟むなどの対策が必要です。
カーボンフレームとアルミフレームの違い
SAVA SLR8-Ultegraの評判を理解する上で、カーボンフレームとアルミフレームの違いを把握しておくことは重要です。
カーボンフレームのメリット
カーボンフレームの特徴は軽さ、剛性の高さ、そして衝撃吸収性の高さです。特に路面の細かい振動はフレームが比較的速く収束するため、アルミフレームより総じて乗り心地が良いとされています。カーボンフレームの方が軽量で、特に上り坂で有利です。また、カーボンフレームは路面からの振動をより効果的に吸収し、長時間のライドも快適です。
カーボンフレームの製造工程では、積層を変えたり形状を変化させることで、フレームの剛性や振動吸収性などを自由にデザインできることがカーボンフレーム最大のメリットと言えます。
カーボンフレームのデメリット
カーボンフレームのデメリットは、アルミフレームに比べると高価であるという点です。有名メーカーのアルミフレームロードバイクは10万円台前半から手に入りますが、カーボンフレームのロードバイクは最も安いものでも40万円台からというのが一般的です。
また、カーボンフレームは走行時の転倒はもちろん、立てかけておいた自転車を倒してしまうだけでも当たり所が悪いとフレームにひびが入ってしまうことがあります。取り扱いには注意が必要です。
アルミフレームとの比較
アルミフレームはコストパフォーマンスに優れ、初心者や予算に制約のあるライダーにとって理想的です。その頑丈さと修理しやすさは使い勝手の良い点といえます。アルミフレームは走行中によほど激しく転倒したりしなければ、フレームが凹むことはあっても完全に使用不可になるような事態にはなりにくいです。
一方、アルミフレームは振動がダイレクトに伝わりやすく、路面の凹凸を感じやすくなります。長時間のライドでは疲労が蓄積しやすい傾向があります。
SAVA SLR8-Ultegraは、フルカーボンフレームとUltegra Di2を搭載しながら約45万円という価格を実現しています。同等スペックの大手メーカー製品と比較すると、非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢と言えます。
SAVA SLR8-Ultegraの購入方法と注意点
SAVA SLR8-Ultegraの評判において、購入時の注意点は重要なテーマです。主に海外通販での購入となるため、いくつかのリスクを理解しておく必要があります。
海外通販での完成車購入について
海外通販で送られてくるロードバイクは、箱を開けるとほぼ9割は完成状態です。フレームにリアホイールは取り付けてある状態となっており、ディレイラーなどの変速機も調整済みとなっています。基本的なポジションの出し方と各所の調整の仕方さえ知っていれば問題ないとされています。反面、まったく自転車の調整ができない場合はかなり厳しいです。海外通販で買うと今後も自転車店のお世話になりにくいので、基本的な調整は覚えた方が良いでしょう。
関税と消費税について
自転車用品は非関税なので、輸入に対して関税はかかりません。ただし、個人輸入の場合でも商品代金と送料の合計が16666円を超えると、商品価格の60パーセントに対して輸入消費税10パーセントがかかります。消費税は、課税対象価格(購入金額の60パーセント)に対して10パーセントかかりますが、国内購入での消費税10パーセントに比べるとこの点でもお得になることがあります。
保証と修理の課題
海外通販サイトの場合、言語が違うだけでなく商習慣も違うため、日本での不良品・故障対応と同じものを望めません。トラブルがあった時に英語で対応する必要がある他、自分で海外まで発送する手間や送料がかかることを考えると、必ずしも安くなるとは限らないこともあります。
サイズ選びの重要性
購入前に希望するモデルのサイズや仕様を確認することが重要です。適切なサイズ選びが快適なライドに直結するため、各メーカーのサイズチャートを参照し自分の体型に合ったサイズを選ぶことが重要です。海外ブランドは日本人向けのサイズ展開が限られている場合があるため、特に注意が必要です。
ロードバイクのサイズはホイールやタイヤのサイズではなく、フレームのサイズで選びます。大人用のバイクはホイールサイズが規格化されており、フレームサイズで分けられています。フレームサイズは、クランクを取り付けているベアリングセットの中心軸(BB中心軸)からシートチューブ上端までの長さを表記しています。
適正身長が2サイズにかぶっている場合、ロードバイクやクロスバイクでは小さめのフレームを選択することが推奨されています。小さめのフレームを選ぶことで、ステムやシートポストの調整幅が大きくなりフィッティングの自由度が高まります。
品質のばらつきに関する評判
海外通販のリスクとして、輸送や梱包時に付く可能性のある小傷があります。長距離輸送されるため、製品が完璧な状態で届くとは限りません。一部のユーザーからは「リアホイールが完全に曲がっていた」「リアディレイラーも歪んでいた」「フレームにチェーンの傷が付いていた」といった品質面での問題報告もあります。
ある利用者の経験として、「Mサイズを購入したのに届いたのはLサイズ。塗装もムラムラで日本人的感覚ではどうしようもない不良品。ボトルケージ取り付けネジがバカになっている」という状態のこともあったそうです。やはり通常の店舗販売にはないリスクがあるので、安さだけで飛び付くのは危険だとされています。
SAVA SLR8-Ultegraのメンテナンスについて
SAVA SLR8-Ultegraの評判において、購入後のメンテナンスも重要な課題です。海外ブランドのため、国内の自転車店でのサポートを受けられない可能性があります。特にDi2電動変速システムのメンテナンスには専門知識が必要です。自分でメンテナンスができるか、近くに対応してくれる自転車店があるかを事前に確認しておくことをおすすめします。
完成車やフレームを買う時、メーカーから代理店に送られたダンボール箱がショップに届けられると、ショップはそれをそのまま発送します。中身のチェックをすることもまずありません。運が悪ければBBやボトルケージ穴のネジ山がきれいでないこともあります。
もし組み立てが不安であれば、店舗受取サービスを利用する方法もあります。また、支払い方法や送料、関税などのコストを把握することも大切です。海外通販では、クレジットカードやPayPalなどが主な支払い方法となりますが、サイトによって対応している支払い方法が異なるため事前に確認しておきましょう。
SAVA SLR8-Ultegraがおすすめな人とそうでない人
SAVA SLR8-Ultegraの評判を踏まえ、このロードバイクがどのような人に向いているかを整理します。
おすすめできる人
コストパフォーマンスを重視しながらも、高性能なカーボンバイクと電動変速を体験したい方にSAVA SLR8-Ultegraはおすすめです。自分でメンテナンスができるか、信頼できるショップがある方、海外通販のリスクを理解しそれでもお得な価格に魅力を感じる方にも適しています。
リスクとリターンを考えてリターンの方が大きいと思うのであれば全然アリという意見があります。フルカーボンで7100 105コンポで24万円は破格で、メーカー車だと似たような仕様で35万円以上はかかるとされています。SAVA SLR8-Ultegraの場合、Ultegra Di2という上位コンポーネントを搭載しながら、競合他社の同等スペック製品より大幅に安い価格設定となっています。この価格差を考慮すると、多少のリスクを許容できる方にとっては非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
おすすめできない人
初めてのロードバイクでメンテナンスの知識がない方には、他の選択肢を検討することをおすすめします。購入後のサポートを重視する方、すぐに届いて欲しい方や完璧な状態の製品を求める方にも向いていません。海外からの発送のため、国内通販のような即日発送や翌日配達は期待できません。
中国や台湾に本拠を構える高品質高コスパなアジア系新興ロードバイクメーカーの勢いが日に日に増しています。ただし「中華ロードバイク」と揶揄される、価格は驚くほど安いが粗悪な作りのロードバイクを販売している販売者がいるのも事実です。SAVAについては、欧州および世界安全基準のお墨付きがあり国内最大手のサイクルベースあさひでも販売されているため、一定の品質は保証されていると考えられます。しかし、個体差や品質のばらつきがある可能性は否定できません。
SAVA SLR8-Ultegraの購入前チェックリスト
SAVA SLR8-Ultegraを購入する際は、以下の点を確認することをおすすめします。
返品や交換のポリシーを確認し、不良品が届いた場合の対応を把握しておきましょう。保証期間と保証内容を確認し、万が一の故障時の対応を理解しておくことも重要です。サイズ選びも慎重に行う必要があります。海外ブランドのためサイズ展開が少ない場合があり、自分の体格に合ったサイズがあるか事前に確認しておきましょう。SAVAのバイクを購入する際は、公式サイトのサイズチャートを確認し、自分の身長と股下に合ったサイズを選ぶことが重要です。
SAVA SLR8-Ultegraの総合評価
SAVA SLR8-Ultegraは、T800およびT1000カーボンファイバーフレーム、Shimano Ultegra Di2 R8100電動変速システム、カーボンホイールなど、高性能なパーツを搭載したコストパフォーマンスに優れたロードバイクです。
AeroXとBladeの2モデルがラインナップされており、エアロダイナミクスを重視するかバランスの取れた性能を求めるかによって選択できます。海外通販ならではのリスクはありますが、同等スペックの大手メーカー製品と比較すると非常にお得な価格設定となっています。自分でメンテナンスができる方や信頼できるショップがある方にとっては、検討に値する選択肢です。
ロードバイクの購入を検討している方は、自分の用途や予算、メンテナンス環境などを考慮した上で、SAVA SLR8-Ultegraが自分に合っているかどうかを判断してください。

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