近年、サイクリングヘルメットの安全性に対する関心が高まる中、イタリアの高級ヘルメットブランドKASK(カスク)のMOJITO 3(モヒート・キューブ)が注目を集めています。初代MOJITOから約10年の歳月を経て2021年に登場したこの第3世代モデルは、革新的な安全基準WG11の採用や日本人にもフィットしやすい設計など、数々の改良が施されています。
プロサイクリングチームTeam INEOSにも機材提供するKASKブランドの技術力が、ミドルグレードの価格帯で享受できるMOJITO 3。しかし実際のユーザーからの評判はどうなのでしょうか。安全性能の向上、フィット感の改善、使用感や快適性、そして競合他社製品との比較など、様々な角度からその評判を検証していきます。税抜き18,000円という価格設定で提供される本格的な性能が、本当にサイクリストの期待に応えているのか、詳しく見ていきましょう。

KASK MOJITO 3の安全性能は本当に優れている?WG11基準の評判を詳しく解説
MOJITO 3の最も注目すべき特徴は、KASK独自の安全基準「WG11」を満たしていることです。従来のヘルメット安全基準では測定されていなかった回転衝撃に対する性能を測定するこの革新的な基準により、安全性能は飛躍的に向上しました。
実際の数値として、後部への衝撃に対する保護性能が32%向上、前部への衝撃に対しては25%向上、上部への衝撃に対しては12%の向上を実現しています。さらに注目すべきは、ヨーロッパの安全規格基準を48%上回る性能を達成していることです。これはミドルグレードヘルメットとしては異例の高い数値となっています。
WG11基準が重要視するのは、実際の自転車事故で多く発生する斜めからの衝撃(オブリーク・インパクト)と回転を伴うねじれ衝撃への対応です。真正面や真上からの衝撃よりも、このような複合的な衝撃が脳や頸部への深刻なダメージを引き起こすことが研究で明らかになっており、WG11はこの現実的な事故状況を踏まえた基準となっています。
実際の事故に遭遇したユーザーからは、「信号無視の車に突っ込まれ頭を打ちましたが、何も後遺症はありませんでした」という報告があり、その安全性能の高さが実証されています。また、MIT(Multi Impact Technology)技術の採用により、ポリカーボネート製のアウターシェルがヘルメット外側全体から後頭部、内側まで包み込む構造となっており、衝撃を受けた際も内部シェルの形状を維持し、効果的に衝撃を吸収します。
この安全技術に対するプロフェッショナルの評価も高く、世界トップレベルのプロサイクリングチームが実際に使用していることからも、その信頼性が伺えます。ミドルグレードの価格帯でありながら、上位モデルと同等の安全技術を享受できる点は、多くのユーザーから高く評価されています。
MOJITO 3のフィット感はどう?日本人に合うという評判の真実
ヨーロッパブランドのヘルメットは一般的に欧米人の頭形に合わせて設計されているため、日本人には合わないことが多いとされています。しかし、MOJITO 3は「疑似アジアンフィット」と呼ばれる幅が広めの設計を採用しており、この点で高い評価を得ています。
具体的な改良点として、従来のMOJITOシリーズで採用されていたコメカミ周辺のインナーパッドを廃止したことが挙げられます。これにより、頭のハチが大きい人でも装着しやすくなりました。実際のユーザーからは、「日本人の頭に合い、きのこ頭になりにくい」という評価が数多く寄せられています。
被り心地については、少し浅めで、GIROのアジアンフィットモデル(SYNTHEやSYNTAX)に近い感覚という評価もあります。正面から見た時のルックスは思った以上にシュッとしており、野暮ったい印象は影を潜め、「ハチ張り」に見えずスタイリッシュに見える設計となっています。
サイズ選びに関する実際の使用例では、頭囲57センチメートル、横幅16センチメートルのユーザーがMサイズでジャストフィットを実現し、頭囲58センチメートルのユーザーもMサイズで上下深さアジャストを調整することで最適なフィット感を得ています。また、「嫁は頭が小さく、どのメーカーのものを被ってもキノコヘッドになっていたが、KASKのヘルメットはちょうどいい」という具体的な使用例も報告されています。
Octo Fit(オクトフィット)システムによる調整機能も高く評価されており、後頭部のラバーコーティングされた調整ダイヤルにより、グローブを着用した状態でも滑らずに操作可能です。上下方向の深さ調整も可能で、個々の頭形に合わせた最適なフィット感を実現できます。
ただし、注意点として、「このモデルは同じMサイズでも小さい。アジアンサイズではないので横幅が狭い様です」という意見もあり、個体差や個人の頭形によってフィット感が異なる可能性があります。そのため、可能であれば実店舗での試着が強く推奨されます。
MOJITO 3の使用感と快適性の評判は?実際のユーザーレビューを徹底分析
MOJITO 3の快適性に関して、多くのユーザーから高い評価を得ているのが優れた通気性能です。総面積約90平方センチメートルの通気口を確保し、Y字型の支柱を持つ後頭部デザインにより、初代MOJITOと比較してエアアウトレット(排気口)が大型化されています。
Blue-Tech技術を採用したインナーパッドは、温度と湿度のコントロールに優れた性能を発揮し、抗菌処理も施されています。実際のユーザーからは、夏場の暑い時期でも頭部の蒸れを最小限に抑えることができ、ロングライドやヒルクライムなど汗をかきやすいシチュエーションでも快適に使用できるという評価が寄せられています。
重量面では、Mサイズで実測228グラムから236グラムと、カタログ値の230グラムとほぼ一致しており、初代MOJITOから約15グラムの増加となります。しかし、安全性能の大幅な向上を考慮すれば、この重量増は許容範囲内とする声が多く、「実際のライディングでは、この程度の重量差を感じることはほとんどない」という評価が一般的です。
デザイン面では、「丸みを帯びたシルエットになり、レーステイストが薄れた」という意見がある一方で、「正面から見た時のルックスは思った以上にシュッとしており、野暮ったい印象は影を潜める」という評価もあり、より幅広いシーンで使いやすくなったという見方が主流です。
総合的な満足度については、「転倒時に頭部を守ってくれる役目を考えるとコストパフォーマンスにも優れており、良い買い物をしました」という声や、「そこそこ空力がよく、そこそこに軽い割には値段が控えめなので、ホビーレーサーには丁度いい」という、バランスの良さを評価するレビューが多く見られます。
ただし、耐久性の面では、「MOJITO 3の後頭部に触れる灰色の細いクッションが時々剥がれます」という問題を指摘する声もあり、長期使用時の注意点として把握しておく必要があります。それでも全体的には、快適性と使用感において高い評価を得ている製品と言えるでしょう。
MOJITO 3と競合他社製品の評判比較!GIROやSpecializedとの違いは?
MOJITO 3の競合製品として特に比較されるのが、GIROのSYNTAX MIPS AFです。両製品は甲乙つけがたい性能を有していますが、品質面ではKASKが優位とする評価が多く見られます。
GIROの製品に対しては、「安価に製造されている、リテンションシステム、パッディング、ストラップの品質が貧弱。内装の全体的な品質はまったく印象的でない。所有しているKASKと比較すると、その違いは非常に明らか」という辛辣な評価もあります。この評価は、KASKの製品がパッディングやストラップの質感で明確な差別化を図っていることを示しています。
実際のユーザーからは、「他のヘルメットは良いと思っていたが、KASKを試着するまでのことだった。KASKは本当に素晴らしいパッディングを持っている」という声や、「一つだけヘルメットを選ぶとしたら、KASK Mojitoを選ぶ。多くのヘルメットを持っているが、お気に入りとして際立っているのはKASK Mojitoだけ」という高い評価が寄せられています。
POCとの比較では、POCは北欧デザインのミニマリズムが特徴で、頭部のボリュームを出す形状が「POCらしいスタイル」として確立されています。あるユーザーは、「Specialized Prevail S-Works2台、GIROのトップエンドヘルメット2台を経て、POC Octalを購入。POC Octalは初めて問題を解決してくれたヘルメット」とコメントしており、ブランドごとに異なる特徴があることが分かります。
Specializedとの比較については、「BellとSpecializedのロードヘルメットは、GIROほどフィットしない」という評価があり、フィット感の面でブランドごとに特徴があることが明確になっています。
価格面での比較では、MOJITO 3の税抜き18,000円という価格設定は、同等の性能を持つ競合製品と比較して非常に競争力があります。上位モデルのPROTONEやVALEGROが3-4万円の価格帯である中、ミドルグレードながらプロレベルの技術を享受できる点が高く評価されています。
特に安全性能の面では、WG11基準による回転衝撃への対応は、多くの競合製品が従来の安全基準のみに準拠している中で、MOJITO 3の大きなアドバンテージとなっています。この先進的な安全技術により、競合製品との明確な差別化を図っている点が、多くのユーザーから支持される理由となっています。
MOJITO 3のコストパフォーマンスの評判は?価格に見合う価値があるのか
MOJITO 3の価格設定は税抜き18,000円(ブラックマット版は19,000円)となっており、限定カラーのカプセルコレクションは税込み19,800円で展開されています。この価格帯において、プロレベルの技術を享受できることが最大の魅力として評価されています。
世界最高峰のプロサイクリングチームTeam INEOSに機材提供するKASKブランドの技術力が、ミドルグレードの価格で手に入ることは、多くのサイクリストにとって大きな魅力となっています。WG11安全基準やMIT技術、Blue-Tech素材など、上位モデルから継承された技術が惜しみなく投入されている点は、コストパフォーマンスの高さを物語っています。
実際のユーザーからは、「転倒時に頭部を守ってくれる役目を考えるとコストパフォーマンスにも優れており、良い買い物をしました」という満足度の高い評価が目立ちます。また、「そこそこ空力がよく、そこそこに軽い割には値段が控えめなので、ホビーレーサーには丁度いい」という、バランスの良さを評価する声も多く聞かれます。
上位モデルとの比較では、PROTONEやVALEGROが3-4万円の価格帯である中、MOJITO 3は約半分の価格でありながら、基本的な安全性能や快適性において大きな差がないことが評価されています。プロレベルの機能を求めるが、予算を抑えたいユーザーにとって、理想的な選択肢となっています。
競合他社製品との価格比較でも、同等の性能を持つGIROやSpecializedの製品と比較して競争力のある価格設定となっています。特にWG11基準による高い安全性能を考慮すると、この価格帯では他に類を見ない価値を提供していると言えるでしょう。
購入における選択肢の豊富さも魅力の一つです。楽天市場では送料無料商品やポイント還元のメリットがあり、Amazonでは当日お急ぎ便対応など、購入チャネルが多様化していることで、より安価に購入できる機会が増えています。実際にセール価格として17,727円で販売している店舗もあり、初めて本格的なヘルメットを購入するサイクリストにも手が届きやすい製品となっています。
長期的な視点で見ると、適切なメンテナンスにより5年程度の使用が可能であり、年間コストとして考えれば非常にリーズナブルな投資と言えます。安全装備への投資として考えれば、この価格で得られる安心感と快適性は十分に価格に見合う価値があると、多くのユーザーが評価しています。

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