ファベロ Assioma UNOの評判は?コスパ最強パワーメーターを徹底解説

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ファベロ Assioma UNOの評判は、コストパフォーマンスの高さと計測精度の正確さで非常に高い評価を得ています。イタリアのFavero Electronics社が製造するこのペダル型パワーメーターは、約5万円台から6万円台という価格帯でありながら、プラスマイナス1パーセントという高精度を実現しており、「コスパ最強のパワーメーター」として世界中のサイクリストから支持されています。充電式バッテリーの採用や簡単な取り付け方法も好評で、初めてパワーメーターを導入する方から経験豊富なサイクリストまで、幅広い層から信頼を集めています。

この記事では、Favero Assioma UNOの特徴やスペック、実際のユーザーからの評判、メリット・デメリット、競合製品との比較まで詳しく解説していきます。パワーメーターの購入を検討している方にとって、判断材料となる情報をお届けします。

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Favero Assioma UNOとは

Favero Assioma UNOとは、イタリアの老舗電子機器メーカーであるFavero Electronics社が開発したペダル型パワーメーターです。Assiomaシリーズには「DUO」と「UNO」の2種類がラインナップされており、UNOは左側のペダルのみにセンサーが搭載された片側計測モデルとなっています。イタリア語でUNOは「1」を意味し、その名の通り左ペダルで計測したパワー値を2倍にすることで総パワーを算出する仕組みです。

Favero Electronics社は30年以上にわたりスポーツ電子機器の設計から製造までを一貫して手がけてきた実績があります。現在では110か国以上にスポーツ電子機器を販売しており、その技術力と品質は世界中で高く評価されています。パワーメーター事業においては、独自技術である「IAVテクノロジー」を開発し、ペダル型パワーメーター市場に革新をもたらしました。

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Favero Assioma UNOの基本スペック

Favero Assioma UNOの性能を正しく理解するために、基本的なスペックを確認しておきましょう。計測精度はプラスマイナス1パーセントとなっており、パワーメーターとしては非常に高い精度を誇ります。重量は片側約153グラムで、左右ペアでは約306グラムとなります。ケイデンスセンサーは本体に内蔵されているため、別途センサーを用意する必要はありません。

バッテリーは充電式リチウムバッテリーを採用しており、1回の充電で約50時間の使用が可能です。充電はUSB接続の専用マグネット式ケーブルで行い、フル充電までの時間は約3時間程度です。動作温度はマイナス10度からプラス60度まで対応しており、寒冷地から真夏の炎天下まで幅広い環境で使用できます。防水等級はIP67を取得しているため、雨天時のライドでも安心して使用できます。

通信規格はANT+およびBluetooth Smartの両方に対応しており、ほとんどのサイクルコンピューターやスマートフォンアプリと接続することが可能です。対応クリートはFavero純正の赤クリートと黒クリートのほか、Look Keo純正クリートも使用できます。

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IAVテクノロジーによる高精度計測

Favero Assioma UNOが高い評判を獲得している理由の一つが、独自の「IAV(Instantaneous Angular Velocity)テクノロジー」による正確なパワー計測です。この技術は、ペダル内部に搭載された三軸ジャイロスコープを活用して、瞬間的なパワーの角度と速さを割り出すものです。

従来のパワーメーターでは、上り坂でのスプリント時やペダリングが不安定になる場面で計測値がブレやすいという課題がありました。また、楕円チェーンリングを使用した際にも誤差が生じやすいとされていました。しかし、IAVテクノロジーを搭載したAssiomaは、ペダリング中は常にIAVを計測して数値化するため、どのような状況でも安定したパワー値を得ることができます。

海外メディア「GPLama」のテストでは、業界の信頼性基準とされるSRM PM9との比較において、わずかマイナス0.08ワットしか違わないという驚異的な測定精度が報告されています。高精度で定評のあるTacx Neo 2T Smartとの比較でも、ほとんど差がないことが確認されており、Assiomaの計測精度の高さが客観的に実証されています。

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価格とコストパフォーマンスの評判

Favero Assioma UNOの評判において最も多く挙げられるのが、そのコストパフォーマンスの高さです。国内参考価格は税込で約56,000円から65,000円程度となっており、ペダル型パワーメーターとしては非常にリーズナブルな価格帯に設定されています。

パワーメーター市場全体を見渡すと、かつては15万円から20万円ほどする高価なモデルが主流でした。Assiomaの登場により、高精度なパワーメーターがより身近な存在となり、パワートレーニングの裾野が大きく広がったと言えます。片側計測のUNOであれば5万円台から購入できるため、初めてパワーメーターを導入する方にも手が届きやすい価格設定となっています。

競合製品と比較すると、Garmin Rally RS100(片側計測)が約8万円程度、Stages Powerが約5万円から7万円程度となっています。Assioma UNOはこれらの製品と同等以上の精度を持ちながら、価格面で優位性があることがわかります。この価格と性能のバランスの良さから、「コスパ最強」という評価が多くのユーザーから寄せられています。

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取り付けの簡単さに関する評判

Favero Assioma UNOは取り付けの簡単さでも高い評判を得ています。通常のペダル交換と同じ要領で取り付けることができ、特別な工具や専門知識は必要ありません。Assiomaには8mm六角レンチが付属しているので、工具を別途購入する必要もありません。

取り付けの手順は非常にシンプルです。まず古いペダルを8mmの六角レンチで取り外し、ペダルのネジ部分にグリスを塗布します。そして新しいAssiomaペダルをクランクアームに取り付けます。ここで注意すべき点は、左右でネジの回転方向が逆になっていることです。右ペダルは時計回りで締まり、左ペダルは反時計回りで締まります。

競合製品のGarmin Rallyシリーズでは、装着時のトルク管理を正確に行う必要があり、ペダルの締付けトルクは34Nmから40Nmの範囲に規定されています。一方、Assiomaはトルク管理が不要で、通常通りしっかりと締め付けるだけで問題ありません。この手軽さは、自分でメンテナンスを行うサイクリストにとって大きなメリットとなっています。

ただし、ペダル取付部がザグってある(凹んでいる)クランクアームの場合は注意が必要です。センサー部分がアームと接触し、アームとの間に隙間が確保できていない場合は、付属のペダルワッシャーを挟むようマニュアルで指示されています。取り付け前に必ず確認することをおすすめします。

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充電式バッテリーの利便性

Favero Assioma UNOの評判を支える要素として、充電式バッテリーの採用が挙げられます。従来のパワーメーターではボタン電池を使用するモデルが多く、電池交換の手間や防水性の懸念がありました。Assiomaは充電式バッテリーを内蔵することで、これらの課題を解決しています。

充電にはマグネット式の専用ケーブルを使用します。ケーブルは2本付属しているので、左右のペダルを同時に充電することができます。充電端子はペダル本体にマグネットで吸着するため、接続も非常に簡単です。週末だけ乗る方であれば月に1回程度の充電で十分であり、毎日トレーニングする方でも週に1回程度の充電で対応できます。

充電中はLEDインジケーターが点灯し、充電状況を確認できます。約50時間というバッテリー持続時間は、多くのサイクリストにとって十分な長さであり、充電の頻度を気にすることなくトレーニングに集中できます。

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スマートフォンアプリでの設定と管理

Favero Assioma UNOは、専用のスマートフォンアプリ「Favero Assioma」を使って各種設定を行います。アプリはiOS版とAndroid版の両方が用意されており、無料でダウンロードできます。アプリは日本語にも対応しているため、設定作業で困ることはありません。

アプリとペダルをペアリングするには、まずクランクを数回まわしてペダルの電源を入れます。ペダルがオレンジ色に点滅したら、アプリを起動して画面右上の虫眼鏡マークをタップします。すると、自動的にペダルが認識されます。

アプリで行える主な設定としては、クランク長の設定、ゼロオフセット校正(キャリブレーション)、ファームウェアアップデート、バッテリー残量確認、スタンバイオプション、トラベルモードなどがあります。特に重要なのがクランク長の設定で、正確なパワー値を得るためにはお使いのクランクの長さを正確に入力する必要があります。クランク長はクランクアームに刻印されていることが多いので、確認して入力しましょう。

ゼロオフセット校正は、ペダルを別の自転車に移し替えた際に必ず行うよう推奨されています。校正方法は非常に簡単で、クランクを地面と垂直にした状態でアプリから「ゼロオフセット」をタップするだけです。数秒で完了します。

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サイクルコンピューターとの接続性

Favero Assioma UNOはANT+とBluetooth Smartの両方に対応しているため、ほとんどのサイクルコンピューターと接続することができます。Garmin、Wahoo、Bryton、Polarなど主要なサイコンブランドはすべて対応しており、接続方法は通常のセンサーと同じ手順で行えます。

サイコンのセンサー設定画面からパワーメーターを検索・追加するだけで接続が完了し、画面にリアルタイムのパワー値が表示されます。ライド終了後にはSTRAVAやTrainingPeaksなどのトレーニング管理サービスにデータをアップロードして、詳細な分析を行うことができます。

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Zwiftなど室内トレーニングでの活用

室内トレーニングアプリ「Zwift」との連携も問題なく行えます。Assiomaはファームウェアアップデートにより、Bluetooth Smartでの単一チャンネルZwift互換性が追加されました。これにより、左右両側のデータを単一のBluetoothチャンネルに統合してZwiftに送信することができます。

Zwiftでの設定は、デバイスペアリング画面でパワーソースとしてAssiomaを選択するだけです。ケイデンスも同時に取得されるため、別途ケイデンスセンサーを用意する必要はありません。

ただし、Assioma UNOをZwiftで使用する場合には一点注意が必要です。メーカーのアプリで「Double the Power(パワーを2倍にする)」の設定をオフにしておく必要があります。Zwiftは片側計測パワーメーターを自動的に認識し、内部で2倍化処理を行うため、両方で2倍にすると実際の4倍のパワー値が表示されてしまいます。この設定を忘れずに確認することで、正確なパワー値でのトレーニングが可能になります。

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Assioma UNOとDUOの違いと評判

Assiomaシリーズを検討する際に多くの方が迷うのが、UNO(片側計測)とDUO(両側計測)のどちらを選ぶべきかという点です。両者の違いを正しく理解することで、自分に合ったモデルを選択できます。

計測方式の違いとして、UNOは左ペダルのみにセンサーが搭載されており、左ペダルのパワーを2倍して総パワーを算出します。DUOは左右両方のペダルにセンサーが搭載されており、それぞれのパワーを個別に計測して合算します。

取得できるデータにも違いがあります。UNOで取得できるのは総パワー、ケイデンス、消費カロリーなど基本的なデータのみです。DUOでは加えて、左右パワーバランス、ペダリングストローク中のピークパワーポイント、トルク有効性(ペダリング効率)、ペダリングの滑らかさなど、詳細なペダリング解析データを取得できます。

価格の違いとしては、UNOが約56,000円から65,000円、DUOが約94,000円から100,000円程度となっています。DUOはUNOの約1.5倍から1.7倍の価格となります。

構造的なトレーニングを始めたばかりの方や、まずはパワーベースのトレーニングを体験してみたい方にはUNOがおすすめです。一方、パワーデータがトレーニングの基本で、すべてのワット数にこだわる本格派にはDUOがおすすめです。また、UNOを購入した後でも、アップグレードキット(約50,000円)を買い足すことでDUOとして使用できるため、最初はUNOで始めて必要性を感じたらDUOにアップグレードするという選択も可能です。

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競合製品との比較と評判

ペダル型パワーメーター市場においてFavero Assioma UNOは、競合製品と比較してどのような評価を受けているのでしょうか。主要な競合製品との違いを確認していきましょう。

Garmin Rally(旧Vector)との比較では、取り付けの手軽さで大きな差があります。Garmin Rallyは装着時のトルク管理と慣らしを正確に行う必要があり、ペダルの締付けトルクは34Nmから40Nmの範囲に規定されています。Assiomaはトルク管理が不要で、通常のペダルと同じように取り付けるだけで使用できます。また、Garmin Vectorシリーズでは電池の接触不良やデータのスパイク、欠測不良などのトラブルが報告されていましたが、Assiomaではそのような問題が少ないと評価されています。

重量面では、Assiomaの方がやや軽量です。Assiomaは左右ペアで約304グラム、Garmin Rally RSは約320グラム前後となっています。価格面では、Assioma UNOが約56,000円から65,000円なのに対し、Garmin Rally RS100は約80,000円程度と、Assiomaの方がリーズナブルです。

PowerTap P1/P2との比較では、精度面では両者ともに高い評価を受けていますが、PowerTapは電池式、Assiomaは充電式という違いがあります。価格面ではAssiomaの方がリーズナブルです。

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Assioma UNOのメリットと好評ポイント

Favero Assioma UNOの評判を整理すると、多くのユーザーから支持されているメリットが見えてきます。

コストパフォーマンスの高さは最も評価されているポイントです。片側計測モデルで約5万円から6万円という価格は、パワーメーターとしては非常にリーズナブルであり、「コスパ最強」という評価が多く見られます。

計測精度の高さも大きなメリットです。プラスマイナス1パーセントという高い精度を持ち、SRMやTacx Neo 2Tなど高精度で知られる製品と比較しても遜色ない結果が報告されています。IAVテクノロジーによる安定した計測は、多くのユーザーから信頼を得ています。

充電式バッテリーの採用により、ボタン電池の交換が不要で、約50時間という長いバッテリー持続時間を実現しています。充電も専用マグネットケーブルで簡単に行えます。

取り付けの簡単さも好評です。トルク管理が不要で、通常のペダル交換と同じ要領で取り付けられます。8mm六角レンチが付属しているので、工具を別途用意する必要もありません。

複数台の自転車を所有している方にとって、ペダル型パワーメーターは自転車間で簡単に付け替えができる点が大きなメリットです。付け替え後のゼロ点補正を含めても数分で完了します。

また、2年以上使用してもトラブルとは無縁という報告があり、信頼性の高さも評価されています。

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Assioma UNOのデメリットと注意点

一方、Favero Assioma UNOには注意すべき点もあります。事前にデメリットを理解しておくことで、購入後の後悔を防ぐことができます。

ペダルの踏み心地については、シマノSPD-SLペダルに慣れている方からは、踏み面の広さや安定感、ダイレクト感という点でやや物足りないという声があります。ただし、多くのユーザーは2回から3回のライドで慣れると報告しています。

Qファクター(ペダル間の幅)については、Assiomaはやや広めという指摘があります。膝に問題を抱えている方や、狭いQファクターを好む方は注意が必要です。

クリートシステムの制限も把握しておくべきポイントです。標準モデルはLook KEO互換のみであり、シマノSPD-SLやTIMEなど他のクリートシステムとは互換性がありません。シマノSPD-SLクリートは外見がLook KEOと似ていますが、取り付け穴の位置や形状が異なるため使用できません。現在シマノSPD-SLペダルを使用している方がAssiomaに移行する場合は、シューズに装着するクリートをLook KEO互換のものに交換する必要があります。

片側計測の限界についても理解しておきましょう。UNOは左ペダルのパワーを2倍して総パワーを算出するため、左右のペダリングバランスが大きく偏っている方では誤差が生じる可能性があります。より正確なデータを求める場合はDUOを選択することをおすすめします。

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耐久性と長期使用時の評判

Favero Assioma UNOの耐久性についても、多くのユーザーから評判が寄せられています。使用距離の目安として約15,000kmから20,000kmという情報があり、使用環境やメンテナンス状況によって大きく変わります。

長期間使用する場合は、定期的なメンテナンスが推奨されます。特に外側のカバーが緩んでいることがあるため、年単位で使用している方は点検しておくとよいでしょう。内部の清掃とグリスアップを行うことで、より長く使用することができます。

万が一、ペダルボディやベアリングが摩耗したり、落車でスピンドルが曲がってしまった場合でも、スペアパーツを購入して部分的に修理することが可能です。製品全体を買い替える必要がないため、長期的なコスト面でも優れています。

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クリート互換性と対応シューズ

Favero Assioma UNOを購入する前に、クリート互換性について正しく理解しておくことが重要です。標準のAssiomaはLook KEOタイプのクリートに対応しています。Favero純正クリートとして、赤クリート(6度フロート)と黒クリート(0度フロート)が用意されているほか、Look Keo純正クリートも使用可能です。

シマノSPD-SLクリートとは互換性がありません。外見は似ていますが、取り付け穴の位置や形状が異なるため、使用することができません。現在シマノSPD-SLペダルを使用している方は、クリートの交換が必要になることを念頭に置いておきましょう。

なお、シマノペダルをそのまま使いたい方向けに、「ASSIOMA DUO-Shi」というモデルも用意されています。これは既存のシマノSPD-SLペダルのスピンドル部分と交換して使用するタイプです。また、2024年以降に発売された「ASSIOMA PRO RS」シリーズは、SPD-SL対応ペダルボディが付属しています。

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新製品ラインナップの展開

Faveroは継続的に製品ラインナップを拡充しています。2024年以降に発表された主な新製品として、「ASSIOMA PRO MX」と「ASSIOMA PRO RS」があります。

ASSIOMA PRO MXは2024年2月に発表された、MTB、シクロクロス、グラベル向けのSPD規格対応モデルです。シマノSM-SH51クリートに対応しており、オフロード走行でもパワー計測が可能です。重量は片側約191グラム、価格はMX-2(両側計測)で約121,000円、MX-1(片側計測)で約71,500円です。

ASSIOMA PRO RSは2025年6月発売予定のシマノSPD-SL互換ロードバイク向けモデルです。カーボンファイバーテックポリマー製のペダルボディを採用し、片側約125グラムという軽量さを実現しています。PRO MXと同じスピンドルを使用しているため、ペダルボディを交換することでロード用とMTB用を切り替えることができます。これらの新製品はポッドレス設計を採用しており、バッテリー持続時間が60時間に延長されるなど、さらなる進化を遂げています。

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パワーメーターを使ったトレーニングの基礎

Favero Assioma UNOを導入することで、パワーベースのトレーニングが可能になります。パワーメーターを活用したトレーニングの基礎について解説します。

パワー(ワット)とは「力」と「スピード」を掛け合わせた仕事率のことで、自転車の場合は「ひと漕ぎに使う力」と「足を動かすスピード」に置き換えることができます。パワー値の最大のメリットは、スピードや心拍数と違い、風、勾配、体調などの外部要因に左右されないことです。同じ200ワットを出していれば、追い風でも向かい風でも、平地でも坂道でも、同じ努力をしていることになります。

初心者がまず行うべきなのは「FTP(Functional Threshold Power:機能的作業閾値パワー)」の測定です。FTPとは、1時間維持できる最大パワーの目安であり、すべてのパワートレーニングの基準となります。FTPを測定する最も一般的な方法は「20分テスト」です。ウォームアップ後、全力で20分間走行し、その平均パワーの95パーセントをFTPとします。

FTPがわかれば、それを基準にトレーニングゾーンを設定できます。ゾーン1(回復走)はFTPの55パーセント以下、ゾーン2(耐久走)はFTPの56パーセントから75パーセント、ゾーン3(テンポ走)はFTPの76パーセントから90パーセント、ゾーン4(閾値走)はFTPの91パーセントから105パーセント、ゾーン5(VO2max)はFTPの106パーセントから120パーセント、ゾーン6(無酸素)はFTPの121パーセント以上となっています。

効果的なトレーニングメニューの一例として「SST(スイートスポットトレーニング)」があります。これはFTPの88パーセントから94パーセントのパワーで20分間走行するもので、効率よくFTPを向上させることができます。

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購入時のポイントと正規販売店

Favero Assioma UNOの購入を検討している方に向けて、購入時のポイントを整理します。日本国内では、日直商会が正規代理店として取り扱っています。正規販売店での購入であれば、日本語でのサポートや保証を受けることができます。並行輸入品は価格が安いことがありますが、サポート面で不安が残る場合があります。

購入後はシリアルナンバーを控えることをおすすめします。不具合が発生してFaveroのサポートにチケットを発行してもらう場合、シリアルナンバーの提示が必ず必要になります。シリアルナンバーはペダル本体には刻印されておらず、購入時の箱にプリントされているか、Assiomaアプリと接続することで確認できます。箱は捨てずに保管しておくか、シリアルナンバーを写真に撮っておくことをおすすめします。

パッケージにはペダル本体(左右セット)、8mm六角レンチ、充電ケーブル2本、クリート(赤:6度フロート)、ペダルワッシャー、取扱説明書が含まれています。

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Assioma UNOがおすすめの人

Favero Assioma UNOの評判を総合すると、以下のような方に特におすすめできるパワーメーターです。

初めてパワーメーターを購入する方にとって、Assioma UNOは理想的な選択肢となります。リーズナブルな価格でありながら高い計測精度を持ち、パワーベースのトレーニングを体験するのに最適です。コストパフォーマンスを重視する方にも、約5万円から6万円という価格帯は魅力的です。

複数台の自転車でパワーメーターを使い回したい方にも、ペダル型のAssiomaは便利です。ペダルの付け替えだけで済むため、クランク型のように各バイクに合わせた製品を用意する必要がありません。Zwiftなどの室内トレーニングでパワー計測をしたい方にも、Bluetooth Smart対応でスムーズに連携できます。

充電式バッテリーで電池交換の手間を省きたい方にとっても、約50時間のバッテリー持続時間と簡単なマグネット式充電は大きなメリットです。

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まとめ

Favero Assioma UNOの評判は、コストパフォーマンスの高さ、計測精度の正確さ、充電式バッテリーの利便性、取り付けの簡単さなど、多くの点で高い評価を得ています。約5万円から6万円という価格帯でプラスマイナス1パーセントの精度を実現していることから、「コスパ最強のパワーメーター」という評価が定着しています。

IAVテクノロジーによる安定した計測、ANT+とBluetooth Smart両対応の接続性、そして複数台の自転車で使い回せる利便性など、実用面でも優れた製品です。2年以上使用してもトラブルが少ないという信頼性の報告もあり、長期的に見ても安心して使用できます。

一方で、Look KEOクリートのみの対応という制限や、片側計測ゆえの左右バランス誤差の可能性など、注意点も存在します。自分の使用環境やトレーニング目的に照らし合わせて、UNOとDUOのどちらが適しているかを判断することが重要です。

パワーメーターはサイクリストのトレーニングを科学的かつ効率的なものに変える強力なツールです。Favero Assioma UNOは、その入門機として非常に優れた選択肢と言えるでしょう。パワーベースのトレーニングを始めたい方は、ぜひ検討してみてください。

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