TRINX SKY 700Cは、約5万円という価格で本格的なロードバイクのスペックを備えた、コストパフォーマンス最強のエントリーモデルです。台湾発ブランドTRINXが手がけるこのモデルは、L-TWOO R5コンポーネントによる18段変速、前後メカニカルディスクブレーキ、40mmディープリムホイールを搭載し、Amazonレビューでは「質感、軽さ、スピード、この価格帯ではズバ抜けて素晴らしい」「初めてのロードバイクとしては十分すぎる性能」と高い評価を受けています。一般的にロードバイクは10万円から200万円と高価格帯に位置しており、初心者にとってはハードルが高いのが現実ですが、TRINX SKY 700Cはその常識を覆す存在といえます。この記事では、TRINX SKY 700Cの詳細なスペックや特徴、実際のユーザー評価、メリット・デメリット、そして初心者が知っておくべき購入前の注意点まで、徹底的に解説していきます。ロードバイクデビューを検討している方、コスパの良いモデルを探している方にとって、最適な選択ができるよう必要な情報をすべてお伝えします。
- TRINXとはどのようなブランドなのか
- TRINX SKY 700Cの詳細スペックを徹底解説
- TRINX SKY 700Cの評判とユーザー評価
- TRINX SKY 700Cのメリットを詳しく解説
- TRINX SKY 700Cのデメリットと注意点
- ロードバイクのディスクブレーキについて知っておくべきこと
- 700Cホイールとタイヤサイズの基礎知識
- 初心者向けロードバイクの選び方とTRINX SKY 700Cの位置づけ
- TRINX SKY 700Cの購入前に知っておくべきこと
- TRINX SKY 700Cと他モデルとの比較
- TRINX SKY 700Cで始めるロードバイク通勤・通学
- TRINX SKY 700Cのカスタマイズと将来のアップグレード
- TRINX SKY 700Cの評判まとめ
TRINXとはどのようなブランドなのか
TRINXは1990年に中国で設立された自転車製造メーカーで、「サイクリストに勇気と活力を。」というスローガンを掲げて2006年にブランドとして誕生しました。現在では世界60カ国以上で販売される本格的な自転車メーカーへと成長しており、年間200万台の完成車を生産する大規模な製造能力を持っています。TRINXはマウンテンバイクやロードバイク、折りたたみ自転車や電動自転車等のスポーツバイクを得意としており、幅広いラインナップを展開しています。
特筆すべきは、自転車業界においてアルミフレームの溶接自動化技術を率先して開発・応用してきた点です。フレームの塗装と溶接の自動化に成功しており、これが高品質と低価格を両立させる大きな要因となっています。また、TRINXはイタリアのトップデザイン会社「JONNY MOLE」と提携しており、デザイン面でも本格的なバイクを提供しています。単に安いだけでなく、エアロフレームの採用や内装ワイヤーによるすっきりとした外観など、高級感のあるデザインが特徴的です。
TRINXは「ルック車」ではない本格メーカー
TRINXは価格の安さとブランド知名度の低さから「ルック車」と呼ばれることもありますが、実際には本格的な高性能モデルも製造・販売しています。「ルック車」とは、見た目だけロードバイクに似せた自転車のことで、性能が低く粗悪なパーツを使用しており、走行が危険なものも存在します。しかしTRINXはこれに該当せず、本格的な自転車メーカーとして評価されています。2024年からは日本市場でもエントリーモデルだけでなくミドルクラスやハイエンドモデルの販売を強化しており、今後さらなる展開が期待されるブランドです。
TRINX SKY 700Cの詳細スペックを徹底解説
TRINX SKY 700Cの基本仕様について詳しく見ていきましょう。フレームはAL6061アルミフレームを採用しており、700C×490mmと700C×510mmの2サイズが用意されています。重量は490mmサイズで約12.3kg、510mmサイズで約12.5kgとなっています。適応身長は490mmサイズが約164~176cm、510mmサイズが約170~185cmです。最大積載量は約80kg(176.4 lbs)となっています。
コンポーネントの特徴
TRINX SKY 700Cのコンポーネントには、フロントディレイラーとリアディレイラーの両方にL-TWOO R5を採用しています。変速段数はフロント2速×リア9速の合計18段変速です。クランクにはPROWHEEL rPL 175L 34/50Tを、スプロケットには9speed 11-28Tを搭載しています。L-TWOOは中華メーカーですが、決して品質・性能は悪くないと評価されています。最も重要な点は、L-TWOOコンポーネントはシマノと互換性があることです。これにより、将来的にパーツが破損した場合でもシマノ製品への交換が可能で、調子が悪いパーツはシマノ製に交換できるので、L-TWOOパーツの入手が困難でもリスクはほとんどありません。
ブレーキシステムの仕様
ブレーキには前後メカニカルディスクブレーキを採用しています。ブレーキ仕様は日本仕様(JP仕様)となっており、右レバーが前輪ブレーキ、左レバーが後輪ブレーキに設定されています。一部の海外製自転車ではEU仕様(左レバーがフロント、右レバーがリア)となっている場合がありますが、TRINX SKY 700Cはその心配がありません。日本で乗り慣れた操作感で安心して走行できます。
ホイールとタイヤの特徴
ホイールにはアルミ製の700Cホイールを採用し、40mmのディープリムが特徴です。タイヤはCHAO YANG 700×28Cで、フレンチバルブ(仏式)を採用しています。40mmのディープリムホイールは空気抵抗の軽減と見た目のスポーティさを両立しています。タイヤは28Cと現代のトレンドに合わせた太めの仕様で、乗り心地と安定性を重視しています。
その他のパーツと付属品
ハンドルにはアルミエアロハンドル(幅400mm)を、サドルにはTRINX COMFORT-155を採用しています。シートポスト径は27.2cmです。付属品としてペダル、シート、シートポスト、反射板、説明書が含まれていますが、組立工具は別途必要となります。
TRINX SKY 700Cの評判とユーザー評価
TRINX SKY 700Cの評判について、実際のユーザーレビューを見ていきましょう。Amazonレビューでは多くの高評価が寄せられています。「質感、軽さ、スピード、この価格帯ではズバ抜けて素晴らしい」という声や、「ロードバイクの入門には持ってこい」という評価があります。また、「このバイクのおかげでどっぷりハマって、ミドルグレードのバイクを数台所有するまでになりました」というユーザーもおり、入門機としての役割を十分に果たしていることがわかります。
さらに「初めてのロードバイクとしては十分すぎる性能」「この価格でこの品質は驚異的」「初心者が求める機能はすべて揃っている」といった声も多く見られます。専門家からも「5万円でカセットハブの18段変速が手に入るのは正直スゴい」と評価されており、コストパフォーマンスの高さが認められています。
注意すべきポイントと改善点
一方で、以下のような注意点も指摘されています。組み立て時の調整については「ディレイラーの調整やディスクブレーキの調整が必要」という声があり、「自身で組み立てをされる時は、それなりに知識がある方や組んだ後、自転車屋さんで調整をオススメします」というアドバイスも寄せられています。通販購入の場合は組み立て・調整を自分で行う必要があり、自転車店での点検を受けることが推奨されています。
総合的な評価
TRINXのような低価格・高性能な自転車を販売するメーカーは、初めてのロードバイクとして購入しても損はないという評価があります。初期装備としては中々良くできた自転車で、装備面・コスト面からみても、スポーツバイクを始めやすいとされています。コンポーネントも多少シマノ製と比べると意見があるものの、さほど品質が悪い噂は聞かないと評価されています。
TRINX SKY 700Cのメリットを詳しく解説
TRINX SKY 700Cの最大のメリットは、約53,900円という価格でありながら本格的なロードバイクのスペックを備えている点です。フロント2・リア9段の18段変速のロードバイクを5万円台で購入できるのは驚異的といえます。通常、同等のスペックを持つ他メーカーのロードバイクは10万円以上することがほとんどです。それを半額以下で実現しているTRINX SKY 700Cは、まさにコストパフォーマンス最強のモデルといえるでしょう。
最新トレンドを押さえた仕様
TRINX SKY 700Cは、内装ワイヤー、28Cタイヤ、ディスクブレーキ仕様と、現代のロードバイクトレンドを押さえた仕様となっています。内装ワイヤーは、シフトケーブルやブレーキケーブルをフレーム内部に通す構造で、外観がすっきりとし、高級感が増すとともに、ケーブルの保護にも役立ちます。28Cタイヤは、従来の23Cや25Cよりも太く、乗り心地の向上とグリップ力の強化に貢献しています。近年のプロレースでも太めのタイヤが主流となっており、トレンドを押さえた選択といえます。ディスクブレーキは、雨天時でも安定した制動力を発揮し、リムブレーキに比べて軽い力で操作できるため、初心者にも扱いやすい特徴があります。
シマノ互換のコンポーネント
L-TWOOコンポーネントはシマノと互換性があることも大きなメリットです。将来的にパーツが破損した場合でもシマノ製品への交換が可能であり、グレードアップの道も開けています。調子が悪いパーツはシマノ製に交換できるので、L-TWOOパーツの入手が困難でもリスクはほとんどありません。
見た目の高級感
エアロフレームとディープリムが採用されており、内装ワイヤーにより非常にすっきりとした見た目を実現しています。フレームはAL6061アルミ製で、軽量性と耐久性を両立しています。40mmのディープリムホイールは、見た目のカッコよさだけでなく、高速走行時の空気抵抗軽減にも効果があります。
TRINX SKY 700Cのデメリットと注意点
TRINX SKY 700Cにはメリットだけでなく、購入前に知っておくべきデメリットや注意点もあります。まず、40mmのディープリムホイールは横風の影響を受けやすいというデメリットがあるため、風の強い日の走行には注意が必要です。
組み立て・調整の必要性
通販で購入した場合、ある程度の組み立てと調整が必要です。特にディレイラーの調整については、変速がスムーズに行えるよう、フロントディレイラーとリアディレイラーの調整が必要となります。ディスクブレーキの調整も重要で、ブレーキパッドとローターの位置関係を調整し、引きずりがないようにする必要があります。ハンドル・サドルの位置調整も、自分の体格に合わせてハンドルの高さや角度、サドルの高さや前後位置を調整することが求められます。自分で調整する自信がない場合は、購入後に自転車専門店で点検・調整を依頼することをおすすめします。
ロードバイクのディスクブレーキについて知っておくべきこと
TRINX SKY 700Cはメカニカルディスクブレーキを採用しています。ディスクブレーキには多くのメリットがあります。高い制動力という点では、リムブレーキと比べて軽いレバープルで強い制動力を発揮します。雨天時の安定性については、ブレーキが濡れた状態でも安定した制動力を発揮し、リムブレーキのように水による制動力低下がほぼありません。カーボンホイールを装着した場合でも変わらない制動力を発揮し、様々な条件下でも安定したブレーキング性能を発揮する再現性の高さも特徴です。また、リムを傷めないため、リムの摩耗を気にする必要がありません。
ディスクブレーキのデメリット
一方で、ディスクブレーキには以下のようなデメリットもあります。重量面では、同グレードのリムブレーキバイクと比べて0.3~1.0kg増加します。価格については、同グレードのリムブレーキモデルと比べて2割~3割高くなります。消耗品の交換では、パッドとローターが両方とも消耗するため、両方とも定期的に交換する必要があります。音鳴りが発生しやすい傾向があり、ホイール脱着についてはディスクブレーキモデルのホイールには「スルーアクスル」が使われており、クイックリリースに比べて脱着が面倒になる場合があります。
機械式ディスクブレーキの特徴
TRINX SKY 700Cが採用しているのは「機械式(メカニカル)ディスクブレーキ」です。機械式ディスクブレーキのメリットとしては、油圧式に対して整備が比較的簡単であること、ホイールを外した際などピストンを押し戻す必要がないこと、一般的に油圧式ディスクブレーキよりも価格が安いこと、雨天時などブレーキが濡れた状態でも安定した制動力を発揮することが挙げられます。デメリットとしては、ケーブルが錆びるとブレーキレバーの引きが重くなること、油圧式ディスクに比べてレバーの引きが重く力が必要になることがあります。
ディスクブレーキのメンテナンス
ディスクブレーキのメンテナンスについても知っておくべきポイントがあります。定期点検として、少なくとも1年に一度は自転車専門店での定期的なメンテナンスをお勧めします。パッド交換はパッドの厚みが0.5mmになれば交換が必要となり、ローター交換はローターの厚みが1.5mmになれば交換が必要となります。また、ディスクやローターに油分は厳禁であり、洗車や注油の際は気を付ける必要があります。
700Cホイールとタイヤサイズの基礎知識
TRINX SKY 700Cの「700C」はホイールサイズの規格を示しています。これはロードバイクやクロスバイクで標準的に使用されているサイズです。700Cは、ホイールの外径ではなく、ホイールにタイヤを装着した状態で、車輪全体の外径が700mmになることを表しています。近年は、タイヤの幅が以前より小さくなっているため、実際は700mmより小さい事が多いです。700Cの「C」は規格の種類を表す記号で、決して「cm」の「c」ではありません。かつてはリム幅によって、700Aや700B、700Dなどの規格も存在していましたが、今ではなくなり700Cだけが残っています。
タイヤサイズ表記の読み方
TRINX SKY 700Cに装着されているタイヤは「700×28C」と表記されています。この表記の読み方を解説します。700はタイヤの外径を示す数字(700mm)、28はタイヤ幅を示す数字(28mm)、Cはリムの大きさを示すアルファベットです。つまり「700×28C」は「直径700mmで、幅が28mmのタイヤ」という意味になります。
700Cと27インチの違いに注意
700Cは、軽快車(ママチャリ)の27インチと似たサイズですが、27インチのタイヤは装着できません。タイヤの内径(ビード座直径、リム径)は、700Cの場合は622mm、27インチの場合は630mmとなっているため、互換性がありません。27×1-3/8などの27×分数表示のタイヤは装着できず、700×23Cや700×38Cなどの700×整数C表示のタイヤが装着できます。
タイヤ幅の選択について
通常のロードバイクでは、リム幅20~27mmのものが使われ、適合するタイヤ幅は23~28mmとなります。TRINX SKY 700Cは28Cタイヤを標準装備しており、これは近年のトレンドに沿った選択です。装着できるタイヤ幅には制限があり、タイヤを装着するホイール(リム)ごとに装着できるタイヤの幅が異なります。また、自転車のフレームについてもあまりに太いタイヤだとフレームとタイヤが接触してタイヤが回らなくなってしまいます。
初心者向けロードバイクの選び方とTRINX SKY 700Cの位置づけ
ロードバイクを選ぶ際、予算は重要な要素です。価格帯による特徴を理解しておきましょう。5万円以下は一般的に「ルック車」と呼ばれることが多い価格帯で、シティサイクルと同程度の性能ですが、ドロップハンドルや細いタイヤが付いており、見た目はロードバイクそのものです。長距離移動でない通勤や通学など、ちょっとした街乗りであれば十分といえます。ただし、TRINX SKY 700Cのように本格的なスペックを持つモデルも存在します。
5万円~10万円はエントリーモデルとして販売されていることが多く、シンプルな性能が特徴です。10万円~20万円はより本格的なロードバイクが選べる価格帯で、「リムブレーキ」と「ディスクブレーキ」の両方があり、選択肢が広がります。20万円以上はミドルグレード以上のモデルが揃い、レースにも対応できる性能を持ちます。
フレーム素材の選び方
ロードバイクのフレームは「アルミ」「カーボン」「スチール」の3種類が主流です。アルミは初心者向けで安い・コスパ重視の人におすすめで、5万円前後の安いロードバイクに多く使用されており、10kg前後と軽量なのが特徴です。また、安いながら耐久性も備わっています。TRINX SKY 700CはAL6061アルミを採用しています。スチールは衝撃吸収力に優れており、安いものだと2万円台から購入できますが、重量は重めです。カーボンは軽量で振動吸収性に優れていますが、価格は高めで、エントリーモデルでも20万円以上が一般的です。
2025年のロードバイクトレンド
2025年からはSPECIALIZEDのラインナップからリムブレーキが消えました。Canyon、FELT、SPECIALIZEDがディスクブレーキに専念したようです。業界の流れとして、リムのラインナップは年々少なくなっていく傾向にあります。このトレンドを考えると、ディスクブレーキモデルであるTRINX SKY 700Cは時代に合った選択といえるでしょう。
おすすめメーカーとTRINXの立ち位置
国内メーカーのロードバイクがほしい人には、アンカーやホダカがぴったりです。アンカーはブリヂストンサイクルのスポーツラインで、国内工場を保有しており、日本人の体格に合ったバイクが豊富です。手頃さを求めるなら、ホダカのネストに注目です。手頃な9万円台のネストのロードバイクには、キックスタンドやサブブレーキレバーが搭載されており、通勤通学に向いています。豊富なラインナップから選びたい人にはメリダやジャイアントがうってつけです。どちらもエントリーモデルからプロ仕様まで幅広いモデルがあり、用途・予算に合うバイクを見つけやすいでしょう。そして、コストパフォーマンスを重視するならTRINXが有力な選択肢となります。
TRINX SKY 700Cの購入前に知っておくべきこと
サイズ選びの重要性
TRINX SKY 700Cには490mmと510mmの2サイズがあります。適応身長は490mmが約164~176cm、510mmが約170~185cmです。自分の身長に合ったサイズを選ぶことが非常に重要です。サイズが合わないと、長距離走行時に体への負担が大きくなったり、操作性が悪くなったりします。
必要な追加装備
TRINX SKY 700Cには以下の装備は付属していないため、別途購入が必要です。ライトは夜間走行時に前後のライトが法律で義務付けられています。ベルは道路交通法で装着が義務付けられています。鍵は盗難防止のため必須です。空気入れは仏式バルブ対応のものが必要です。ヘルメットは2023年4月から努力義務化されており、安全のため着用を強くおすすめします。
メンテナンスの重要性
ロードバイクを長く安全に乗り続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。日常点検として乗車前にタイヤの空気圧、ブレーキの効き、チェーンの状態などを確認しましょう。定期メンテナンスとして少なくとも1年に一度は自転車専門店での定期的なメンテナンスをお勧めします。チェーン清掃・注油も重要で、チェーンは定期的に清掃し、注油することでスムーズな走行と部品の長寿命化につながります。
TRINX SKY 700Cと他モデルとの比較
同価格帯との比較
5万円前後の価格帯で購入できるロードバイクと比較すると、TRINX SKY 700Cは以下の点で優れています。18段変速については、同価格帯では珍しいフロント2速×リア9速の18段変速を採用しています。ディスクブレーキについては、同価格帯ではリムブレーキモデルが多い中、ディスクブレーキを標準装備しています。ディープリムホイールについては、40mmのディープリムホイールが見た目のカッコよさと走行性能の向上に貢献しています。内装ワイヤーについては、すっきりとした外観を実現しています。
上位モデルとの違い
10万円以上の上位モデルと比較すると、以下の点で違いがあります。コンポーネントについては、上位モデルはシマノなどの有名ブランドのコンポーネントを採用していることが多いです。重量については、上位モデルはより軽量なパーツを使用しています。フレーム素材については、上位モデルではカーボンフレームの選択肢もあります。ホイールについては、上位モデルはより高性能なホイールを採用しています。ただし、TRINX SKY 700Cは価格を考慮すれば非常に優れた選択肢といえます。
TRINXの他モデル
TRINXには他にも様々なモデルがあります。TRINX R700はエントリーモデルとして人気のモデルで、16速デュアルコントロールを採用しています。TRINX TEMPO1.1は21速のディスクブレーキモデルで、よりお手頃な価格帯となっています。TRINX CLB3.1はメタリックカラーが特徴的なモデルで、L-TWOO R5コンポーネントを採用しています。
TRINX SKY 700Cで始めるロードバイク通勤・通学
TRINX SKY 700Cは通勤や通学にも適したモデルです。ロードバイク通勤には多くのメリットがあります。運動不足の解消という点では、毎日の通勤で自然と運動ができ、健康維持に役立ちます。ジムに通う時間がない忙しい社会人にとって、通勤時間を運動時間に変えられるのは大きなメリットです。ストレス解消という点では、朝の爽やかな空気の中を走ることで、気分転換になりストレス解消につながります。満員電車のストレスから解放されるのも嬉しいポイントです。
時間の節約という点では、都市部では電車の混雑から解放されるだけでなく、片道20kmぐらいの距離ならば電車通勤よりも短時間で通勤できるようになる方も多いです。ロードバイクはたった7kg~10kgと軽量で、空気抵抗の少ない姿勢で効率よくスピーディに走行が可能です。交通費の節約という点では、定期代やガソリン代が不要になり、経済的なメリットも大きいです。自転車の維持費は車や電車に比べて格段に安く済みます。
通勤・通学距離による選択
通勤距離によって最適な自転車は異なります。10km以内では、街中のストップアンドゴーが多い場合は、クロスバイクの方が扱いやすいこともありますが、TRINX SKY 700Cのようなロードバイクでも十分対応可能です。10km以上では、まっすぐな幹線道路沿いを走ることが多いならロードバイクがおすすめで、ロードバイクの軽さとスピードを活かせる距離帯です。20km以上では、ロードバイクの真価を発揮する距離で、効率的なペダリングと空気抵抗の少ない姿勢が長距離でも疲労を軽減します。
通勤・通学時の安全対策
ロードバイクはスピードが出やすいため、走行には十分な注意が必要です。ライトの装着として前後に明るいライトを装着し、暗い時間帯には必須です。夜間走行時は前後のライトが法律で義務付けられています。視認性の向上として、視認性の高いカラーリングのウェアを着たり、再帰反射素材を使ったバッグを使用することで、ドライバーからの視認性が向上します。経路選びとして、通勤経路を選ぶ際は交通量の多い大通りや危険箇所は避け、自転車専用の道やサイクリングロードを利用することがおすすめです。ヘルメットの着用は2023年4月から努力義務化されており、万が一の事故に備えて必ず着用しましょう。
TRINX SKY 700Cが通勤に向いている理由
TRINX SKY 700Cは通勤や通学にも適した特徴を持っています。ディスクブレーキは雨天時でも安定した制動力を発揮するため、天候に左右されにくい通勤が可能です。28Cタイヤは太めのタイヤなので路面の段差や小石などの影響を受けにくく、街中での走行に適しています。価格面では、毎日使う通勤用として5万円台という価格は盗難リスクを考慮しても許容範囲といえ、高価なロードバイクは盗難の心配が大きくなります。耐久性については、アルミフレームは雨風にさらされても錆びにくく、通勤用として長期間使用できます。
学生にとってのメリット
高校生や大学生にとっても、TRINX SKY 700Cは良い選択肢です。コストパフォーマンスとして学生の予算でも手が届く価格帯でありながら、本格的なスペックを備えています。通学時間の短縮として電車やバスの時間に縛られず、自分のペースで通学できます。体力づくりとして毎日の通学で自然と体力がつき、部活動や受験勉強のための体力づくりにも役立ちます。趣味への発展として通学用として購入したロードバイクから、サイクリングという趣味に発展することも多く、休日のサイクリングも楽しめます。
TRINX SKY 700Cのカスタマイズと将来のアップグレード
TRINX SKY 700Cはエントリーモデルでありながら、将来的なカスタマイズやアップグレードの余地があります。コンポーネントの交換については、L-TWOOコンポーネントはシマノと互換性があるため、将来的にシマノ製のディレイラーやシフターに交換することができ、グレードアップにより変速性能の向上が期待できます。ホイールの交換については、標準装備の40mmディープリムホイールは見た目も性能も十分ですが、より軽量なホイールに交換することで走行性能を向上させることができます。タイヤの交換については、標準の28Cタイヤから用途に応じて25Cや32Cに変更することも可能で、速さを求めるなら細めに、乗り心地を重視するなら太めにカスタマイズできます。サドルの交換については、長距離走行で快適さを求める場合、自分に合ったサドルに交換することでお尻の痛みを軽減できます。
初心者におすすめのアップグレード順序
ロードバイクに慣れてきたら、以下の順序でアップグレードを検討するとよいでしょう。まずはタイヤで、タイヤは走行性能に直結するパーツです。グリップ力や転がり抵抗に優れたタイヤに交換することで、安全性と快適性が向上します。比較的安価で効果を実感しやすいアップグレードです。次にサドルで、長時間走行で痛みを感じるなら、サドルの交換を検討しましょう。体型や骨盤の形に合ったサドルを選ぶことで、長距離でも快適に走れるようになります。その後にホイールで、ホイールは走行性能に大きく影響するパーツですが、高価なため慎重に検討が必要です。軽量ホイールに交換することで、加速性能や登坂性能が向上します。最後にコンポーネントで、シマノ製のコンポーネントに交換することで、変速の精度や滑らかさが向上します。ただし、コンポーネントの交換は専門的な知識が必要なため、自転車店に依頼することをおすすめします。
ステップアップの道筋
TRINX SKY 700Cでロードバイクの楽しさを知った後、ステップアップを考える方も多いでしょう。サイクリングイベントへの参加として、各地で開催されるサイクリングイベントに参加することで、同じ趣味を持つ仲間と出会えます。初心者向けのイベントも多く開催されています。ロングライドへの挑戦として、50km、100kmと距離を伸ばしていくことで、ロードバイクの真価を体験できます。TRINX SKY 700Cは100km程度のロングライドにも十分対応できるスペックを持っています。2台目のロードバイクへとして、ロードバイクにはまった方の多くは2台目の購入を検討します。用途に応じて複数台を所有することで、サイクリングの楽しみが広がります。Amazonレビューでも「このバイクのおかげでどっぷりハマって、ミドルグレードのバイクを数台所有するまでになりました」という声があります。
TRINX SKY 700Cの評判まとめ
TRINX SKY 700Cは、約53,900円という価格で本格的なロードバイクのスペックを備えた、初心者に最適なエントリーモデルです。L-TWOO R5コンポーネントによる18段変速はシマノと互換性があり、将来的なアップグレードも可能です。前後メカニカルディスクブレーキは日本仕様で、雨天時でも安定した制動力を発揮します。AL6061アルミフレームは軽量性と耐久性を両立し、40mmディープリムホイールと28Cタイヤは見た目のカッコよさと快適な乗り心地を実現しています。内装ワイヤーによるすっきりとした外観も魅力のひとつです。
Amazonレビューでは「質感、軽さ、スピード、この価格帯ではズバ抜けて素晴らしい」「初めてのロードバイクとしては十分すぎる性能」と高い評価を受けており、専門家からも「5万円でカセットハブの18段変速が手に入るのは正直スゴい」と評価されています。通販購入の場合は組み立て・調整が必要な点、定期的なメンテナンスが必要な点には注意が必要ですが、自信がない場合は購入後に自転車専門店での点検・調整を依頼することで解決できます。
高額な投資を躊躇してロードバイクデビューを迷っている方にとって、TRINX SKY 700Cは最適な選択肢といえるでしょう。ロードバイクの醍醐味を味わいながら、将来的なアップグレードも視野に入れることができます。2025年のトレンドであるディスクブレーキを搭載し、時代に合った仕様となっているTRINX SKY 700Cで、ぜひロードバイクライフを始めてみてはいかがでしょうか。

コメント