カノーバー CAR-013 ORPHEUS(オルフェウス)は、手頃な価格でロードバイクデビューできるエントリーモデルとして高い評価を得ています。カノーバー CAR-013の評判は、「街乗りには十分な性能」「価格の割に満足度が高い」といったポジティブな声が多く、価格比較サイトでの満足度は5点満点中4.50点となっています。クロモリフレームを採用したネオ・クラシックスタイルのデザインが特徴で、クラシカルな美しさと現代的な機能性を兼ね備えた一台です。
近年、健康志向やエコ意識の高まりから自転車通勤や休日のサイクリングを楽しむ人が増えています。その中でもロードバイクは人気のカテゴリーとなっていますが、本格的なロードバイクは10万円以上するものが多く、初心者にとっては手を出しにくい価格帯であることも事実です。そんな中でカノーバー CAR-013 ORPHEUSは、4万円台から購入できる手頃な価格と、見た目の美しさを両立したモデルとして注目を集めています。この記事では、カノーバー CAR-013の評判や口コミ、スペック、購入時の注意点まで詳しく解説していきます。
カノーバー CAR-013 ORPHEUSとは
カノーバー CAR-013 ORPHEUS(オルフェウス)は、株式会社オオトモが展開する自転車ブランド「カノーバー(CANOVER)」のラインナップにおいて、「ネオ・クラシックロード」として位置づけられているモデルです。モデル名の「ORPHEUS(オルフェウス)」は、ギリシャ神話に登場する音楽の名手オルペウスに由来しており、その名の通り芸術的で美しいデザインが最大の特徴となっています。
カノーバーは日本のブランドですが、製造は主に海外工場で行われており、大量生産とコスト抑制により手頃な価格を実現しています。カノーバーの製品ラインナップにはロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクなど様々な種類のスポーツ自転車が含まれており、いずれも比較的低価格でありながら本格的なスポーツ自転車としてのデザインを備えているのが特徴です。
カノーバーは、いわゆる「エントリーモデル」や「入門用」として位置づけられることが多いブランドです。本格的なレースに出場したり長距離のロングライドを楽しんだりする上級者向けというよりは、これからスポーツ自転車を始めてみたいという初心者や、街乗りでスポーティな自転車が欲しいという方に向けた製品展開となっています。
カノーバー CAR-013の基本スペック
カノーバー CAR-013 ORPHEUSの主要スペックについて詳しく見ていきましょう。タイヤサイズは700×25Cで、ロードバイクの標準的なホイールサイズである700Cに、比較的細めのタイヤ幅25Cを組み合わせています。細いタイヤは路面抵抗が少なくスピードが出しやすいという特徴がありますが、その分乗り心地はやや硬めになります。
フレーム材質はCR-MO4130(クロモリ)を採用しており、これがCAR-013の最大の特徴となっています。フレームサイズは490mmで、適応身長は160cm以上となっています。車体重量は11.5kg(ペダル・保安部品を取り外した状態)となっており、実際に組み立てて付属品やペダルも全て取り付けると12.15kgになったという報告もあります。
変速機はシマノ14段変速(2×7速)を搭載しており、フロント2段とリア7段の組み合わせで様々な地形や走行状況に対応できます。サドルの高さは地上より830〜1050mmまで調整可能で、サイズは横×高さ×幅で1660×935×430mmとなっています。
カノーバー CAR-013の価格と購入方法
カノーバー CAR-013 ORPHEUSのメーカー希望小売価格は87,000円(税別)となっていますが、実際の販売価格はこれよりも大幅に安くなっていることが多いです。価格比較サイトでは最安価格(税込)で42,662円程度から購入可能となっており、セール時にはさらに安くなることもあります。過去には約4万5千円がセールで約4万円まで値下がりした例も報告されています。
大手ブランドの本格的なロードバイクが10万円以上することを考えると、4万円台で購入できるCAR-013は非常にリーズナブルな価格設定と言えます。初めてロードバイクを購入する方や、まずは手頃な価格で試してみたいという方にとっては、魅力的な選択肢となるでしょう。
クロモリフレームの魅力と特徴
カノーバー CAR-013の最大の特徴であるクロモリフレームについて詳しく解説します。クロモリとは「クロムモリブデン鋼」の略称で、鉄にクロムとモリブデンという金属を加えた合金素材です。この素材は鉄よりも高い強度を持ち、衝撃や熱にも強いという特性があります。自転車のフレーム素材としてはアルミやカーボンが現在の主流となっていますが、クロモリは独自の魅力を持つ素材として今でも多くのファンに支持されています。
クロモリフレームの最大のメリットは乗り心地の良さです。振動吸収性に優れたしなやかな乗り心地で、長時間のライドでも疲れにくいのが特長となっています。ペダルを踏み込んだときに感じられる独特の「しなり」や、「しっとりとした走り心地」はクロモリフレームならではの特徴です。実際にアルミフレームとクロモリフレームのロードバイクで同じ舗装路を走行すると、ハンドルとサドルへ伝わる微振動がクロモリの方が少ないことが分かります。振動が控えめなので、一度加速してしまえば時速20km程度の中速域で長時間走行するのがとても楽に感じられます。
クロモリは経年劣化しにくく、しっかりと手入れをすれば長く使えるのも大きな魅力です。カーボンフレームの耐用年数は一般的に10年から15年程度とされていますが、クロモリは錆び対策などの適切なメンテナンスを続けることで何十年にもわたって使用することが可能です。また、一部の肉薄パイプを除けば、クロモリフレームは転倒してもフレームが破損して乗れなくなることはほとんどありません。タフで頑丈な自転車が欲しい人、大量の荷物を積載して長期間のツーリングに出るような場面では、タフで頑丈なクロモリが圧倒的に向いています。
クロモリフレームは細身のパイプで構成されるため、スタイリッシュで美しい外観を持っています。予備知識がなくても「細くてキレイ」と思えるのがクロモリの魅力で、それはスチール(鋼管)だからこそ成立するフレーム構造によるものです。大径肉薄パイプのアルミや有機的フォルムのカーボンには決してできない造形美と言えます。CAR-013は街乗りに最適な落ち着いたデザインが特徴で、スリムなクロモリフレームに映えるオリジナルのゴールドエンブレムを採用しています。最近のロードバイクは派手なデザインが多い中、ORPHEUSはクラシカルで上品な印象を与えます。
クロモリのフレームはパーツの自由度が高く、自分好みのコンポーネントやホイールを選びながら唯一無二の一台を作る楽しみがあります。ロードバイクはポジションがとても重要な乗り物で、フレームからミリ単位でカスタムして調整できるのはクロモリならではのメリットです。
クロモリフレームのデメリットと注意点
クロモリフレームには多くの魅力がある一方で、デメリットもあります。最大のデメリットは重量です。比重(同じ体積での重さの比率)で言えばアルミの約3倍、カーボンの約5倍ほどあります。フレーム重量で比較すると、クロモリは1800gから2000gくらいが一般的で、高級なカーボンは1000gを切るものも多くおおよそ1000gほどの差があります。アルミは1300gから1400gくらいが多いでしょう。
クロモリフレームのデメリットは、アルミやカーボンフレームと比べて重いことです。レースに出たい人やとにかく速く走りたい人には向いていないと言えます。CAR-013の車体重量は11.5kg(ペダルや保安部品を除いた状態)となっており、同価格帯のロードバイクと比較するとやや重めです。
もう一つの注意点として、クロモリはフレーム内部が錆びやすいので日ごろの手入れが欠かせません。コーティングをするだけでなく、雨の日に走ったら水を拭いたり車体を逆さにして水を抜いたりする必要があります。定期的なメンテナンスを怠るとフレーム内部から錆びが進行してしまう可能性があります。
シマノ製コンポーネントの性能
カノーバー CAR-013にはシマノ製の14段変速(2×7速)が搭載されています。フロント2段とリア7段の組み合わせで、様々な地形や走行状況に対応できる変速システムとなっています。休日のロングサイクリングはもちろん、通勤や通学などの日常使いでも最適な変速性能を発揮します。坂道はもちろん、平坦な道でスピードを出したいときなど、様々な場面に対応することができます。
CAR-013に搭載されているコンポーネントはシマノのTourney(ターニー)グレードです。Tourneyはシマノが開発製造販売するマウンテンバイクおよびロードバイク、一般車向けコンポーネントで、シマノの分類ではコンフォートコンポーネント、ツーリングコンポーネントとして位置づけられています。
シマノのロードバイク向けコンポーネントは、上位から順にデュラエース、アルテグラ、105、ティアグラ、ソラ、クラリス、ターニーとなっており、Tourneyは最も低価格な入門向けコンポーネントです。5万円以下の低価格な完成車やシティーサイクルに多く用いられています。ただし低価格ながら動作は確実で、初心者にとっては十分な性能を持っています。
ターニーの特徴としてシフトアップの際に親指で押し込むようにしてギアを重くしていく操作方法があります。また、ターニーやクラリスのSTIには「オプティカルギアディスプレイ」が搭載されており、今何速のギアに入っているか確認することができるので初心者にもおすすめの機能です。
ターニーは変速の性能はそこまで悪くありませんが、ブレーキ性能は他のランクと比べると低めです。調整すればしっかり変速するようになり、変速に重さなども感じないという評価もあります。安物の自転車でもきちんと整備すると、心地良く走って曲がって止まる自転車になります。
ただしターニーは7速でクラリスは8速となっています。上位のデュラエース、アルテグラ、105は11速、ティアグラは10速、ソラは9速で、使えるギアが多いほど適切なスピードに合わせやすいメリットがあります。またクラリス以上は32Tのスプロケットに対応していますが、ターニーは28Tまでしか使うことができません。将来的により本格的にロードバイクを楽しみたい場合は、クラリス以上のコンポーネントを搭載した完成車を選ぶことも検討すると良いでしょう。
CAR-013にはブレーキと変速シフトが一体になったデュアルコントロールレバーが採用されています。商品説明ではSENSAH製のシフトレバーを搭載とありますが、実際に届いた製品にはシマノのターニーSTIが装着されていたという報告もあります。購入時期やロットによって仕様が異なる可能性があるため、実際に届いた製品をよく確認することをおすすめします。
カノーバー CAR-013の評判と口コミ
カノーバー CAR-013の評判について、良い評判と悪い評判の両面から詳しく見ていきましょう。
良い評判としては、まず「価格を抑えたいなら全然ありなスペックで、ロードバイクの楽しさを実感できる程度の性能は備えている」という評価があります。「今のところノンストレスで走れていて、安いからと言って故障したりすることもなく快適に使えているので最高」という声も見られます。価格比較サイトでの満足度レビューは5点満点中4.50点となっており、購入者からは比較的高い評価を得ています。
カスタマイズしやすいのもメリットで、7割がたのパーツはロードバイク用の取り付けが可能です。将来的にパーツをアップグレードしていく楽しみもあります。クラシカルなデザインが気に入っている、街乗りには十分な性能という声も多く見られます。
一方で悪い評判も見られます。価格が安い分フレームやパーツの素材がチープであることが多く、フレームの剛性が弱いため長時間のライドには向かない、または組み立て時にパーツの調整が必要なケースが頻繁に見られるという意見があります。
サポート体制の不十分さも悪い評判の一因で、特にオンライン購入の場合、商品到着後に不具合があっても交換や修理の対応がスムーズではないという声が多いです。また一部のモデルは「ルック車」(見た目がロードバイク風の自転車)と呼ばれることもあり、耐久性や走行性能が本格的なロードバイクと比べて劣る場合があるという評価もあります。
フロントギアをシフトアップした時にトラブルが発生したという経験を報告しているユーザーもいます。これは組み立て時の調整不足や、走行中の微調整が必要になるケースがあることを示しています。
カノーバー CAR-013がおすすめな人
カノーバー CAR-013は、「自転車に長時間乗るわけじゃないけど、街乗りに使う早い自転車が安価で欲しい」という需要に最も答えられている商品という評価があります。初めてのスポーツ自転車として、まずはロードバイクがどんなものか体験してみたいという方には良い選択肢となるでしょう。
具体的には、街乗りや通勤通学に使いたい方、休日の軽いサイクリングを楽しみたい方、ロードバイク入門として最初の一台を探している方、クラシカルなデザインの自転車が欲しい方、手頃な価格でロードバイクを始めてみたい方におすすめです。
逆に、本格的なレースや長距離ツーリング、ヒルクライムなどにはより軽量で高性能なロードバイクの方が適しているでしょう。本格的なレース参加やロングライドをメインに楽しみたい方、耐久性や快適性、アフターサポート体制を重視したい方にとっては、カノーバーは必ずしも最適な選択肢とは言えない部分があります。そのような方は、大手ブランドの入門モデルを検討することをおすすめします。
購入時の注意点と組み立てについて
カノーバーのロードバイクは、購入時に70%程度の組み立て状態で配送されます。到着後、ペダル、ハンドル、サドルなどの取り付けが必要です。通販でロードバイクを購入する場合、まずは傷が付いていたりへこみや歪みがないかどうかを確かめてください。箱にはパーツが分解された状態で入っており、衝撃を吸収しやすいようにたくさんの梱包材も詰め込まれています。それでも破損する確率がゼロとは言い切れませんので、目視はもちろんのこと細部までチェックすることが重要です。
ロードバイクの組み立ては、一般的にホイールの取り付け、ブレーキ調整、サドル取り付けの手順で行います。ホイールを取り付けたらクイックリリースレバーを閉めて固定し、ブレーキがかかる状態にして安全に走行できることを確認します。シートポストを挿入してサドルを適切な高さに設定してからシートクランプを締めて固定します。ネジを締める際はトルクレンチを使い、決められた通りのトルクにきちんと従ってください。自分の命を預けることになるので、しっかり知識を付けて組み上げることが重要です。
ロードバイクは原付バイクと変わらない速度が出せる上、走る場所は車道なので車との接触事故が起こる可能性があります。ロードバイクは他の自転車と比べると精密な部品が多く、ブレーキや変速機の周辺は造りも複雑です。組み立てるには相応の知識と技術力が必要になります。作業に自信がない場合は、素直に自転車店に組み立てを依頼することを強くおすすめします。通常、商品が店頭にある場合は購入後すぐに組み立ててもらえます。
一方で、自分で組み立てることにもメリットがあります。組み立ての過程でロードバイクに対する知識や整備ノウハウが蓄積されます。乗り出してからのメンテナンスは自分でできるためショップに払う工賃はかかりません。遠出をしても余程のトラブル以外は自分で対処できるようになります。
一部のユーザーからは、説明書が不親切で別の機種の説明とごっちゃになっていて自分の購入した自転車はどの説明を見れば良いのかわからないという指摘もあります。インターネットで組み立て方法の動画や解説記事を参照しながら作業することをおすすめします。
ホイールとタイヤの仕様
カノーバー CAR-013は700×25Cサイズのタイヤを装着しています。700Cはロードバイクの標準的なホイールサイズで、25Cは比較的細めのタイヤ幅を示しています。細いタイヤは路面抵抗が少なくスピードが出しやすいという特徴がありますが、その分乗り心地はやや硬めになります。
バルブは仏式(フレンチバルブ)ですが、英式バルブに変換するアダプターも付属しています。これにより一般的なママチャリで使われるポンプでも空気を入れられるようになっています。初めてスポーツ自転車に乗る方にとっては、仏式バルブの空気入れを新たに購入する必要がないため便利な配慮と言えます。
前輪にはクイックリリースが採用されていますが、後輪はナット止めとなっています。クイックリリースは工具なしでホイールを外すことができる便利な機構ですが、後輪がナット止めの場合はパンク修理やメンテナンスの際にスパナなどの工具が必要になります。エンド幅は130mmで、様々なホイールとの互換性があります。将来的にホイールをアップグレードする際にも選択肢の幅が広がります。
CAR-013にはフロントLEDライトが付属しています。夜間走行時の視認性を確保するために必要な装備が最初から付いているのは、初心者にとって嬉しいポイントです。ただしリアライトや反射板などは別途用意する必要がある場合があります。
初心者向けロードバイク選びのポイント
CAR-013の購入を検討している方は、おそらくロードバイク初心者の方が多いでしょう。ここでは初心者向けのロードバイク選びのポイントをご紹介します。
価格帯について、初心者には10万円台の入門用エントリーモデルがおすすめです。ロードバイクの性能はおおよそ価格に比例しますが、高級なモデルは脚力やスキルを持つ上級者向けの車体が多いため初心者にはかえって乗りにくい場合があります。予算が5万円前後なら、クロスバイクを検討することも一つの選択肢です。ロードバイクと比較するとスピードは劣るものの、ちょっとしたサイクリングなら十分楽しめます。
フレーム素材の選び方として、ロードバイクのフレーム素材はアルミとカーボンが一般的です。アルミフレームはコストパフォーマンスが良く耐久性もあります。カーボンフレームは軽量で振動吸収性が高く高速走行に向いていますが、価格が高くなります。初心者がとりわけ扱いやすいフレームは、安価でメンテナンスしやすいアルミフレームと言われています。CAR-013のようなクロモリフレームは、クラシカルな見た目と乗り心地を重視する方に向いています。
ブレーキの種類について、リムブレーキは軽量かつ価格が比較的安い点がメリットです。一方で雨に濡れると制動力が落ちる点には注意が必要です。ディスクブレーキは悪天候でも安定した強い制動力を発揮するのが魅力です。近年は業界全体としてディスクブレーキへの移行が進んでおり、2025年からはSPECIALIZEDのラインナップからリムブレーキが消えるなどリムブレーキのラインナップは年々少なくなっている傾向にあります。
コンポーネントについて、初心者の方がロードバイクを選ぶならシマノのSORAやTIAGRAなどのグレードがぴったりです。価格と性能のバランスがよく、ロードバイクならではのスポーティな走りを楽しむには十分な性能を備えています。コンポーネントはグレードが高いほど耐久性や操作性が良くなります。初心者ならTIAGRA以下で十分なスペックを実感できるでしょう。
ロードバイクのサイズ選びは非常に重要です。身長に合わせたフレームサイズを選ぶことで快適に乗ることができます。フィッティングが合わないと長時間のサイクリングで疲れや痛みが生じやすくなるため注意が必要です。CAR-013の場合、適応身長は160cm以上となっています。自分の身長が適応範囲内かどうか購入前に必ず確認しましょう。
初心者におすすめなのは「エンデュランスバイク」です。エンデュランスバイクは他のロードバイクに比べて重心が低く、初心者でもふらつきにくく安定した走行ができるのがメリットです。また前傾姿勢が緩やかなのでロードバイクに初めて乗る人でも比較的乗りやすいです。
必要なアクセサリーと装備
ロードバイクを購入したら、以下のアクセサリーも合わせて揃えることをおすすめします。
ヘルメットについて、ロードバイクは一般的な自転車よりも高速で走行するためヘルメットの着用は必須です。万が一の転倒時に頭部を保護してくれる重要な装備です。
ライトについて、夜間走行時には前後のライトが必要です。CAR-013にはフロントLEDライトが付属していますがリアライトは別途用意が必要な場合があります。法律上も夜間の無灯火走行は禁止されています。
ベルについて、道路交通法上自転車にはベルの装着が義務付けられています。歩行者への注意喚起などに使用します。
鍵について、盗難防止のため自転車用の鍵は必ず用意しましょう。ワイヤーロックやU字ロックなど様々な種類があります。
メンテナンス用品として、まず空気入れが必要です。ロードバイクのタイヤは空気圧が高く定期的な空気補充が必要です。仏式バルブに対応した空気入れを用意しましょう。CAR-013には英式アダプターが付属していますが、できれば仏式バルブに直接対応した空気入れがあると便利です。
パンク修理セットも重要です。ロードバイクは一般的なママチャリやクロスバイクなどと比べてタイヤが細いためパンクのリスクが高いです。出先でパンクしたときのために交換用チューブや空気入れなどの修理セットを常備しましょう。
携帯工具があると安心です。簡単な調整やトラブル対応ができるよう携帯工具があると便利です。六角レンチなどがセットになったマルチツールがおすすめです。
まとめ
カノーバー CAR-013 ORPHEUS(オルフェウス)は、クロモリフレームを採用したネオ・クラシックスタイルのロードバイクです。手頃な価格でありながら、クロモリならではの乗り心地の良さと美しいデザインを楽しむことができます。
メリットとしては、クラシカルで美しいデザイン、クロモリフレームのしなやかな乗り心地、4万円台から購入できる手頃な価格、シマノ製14段変速の搭載、フロントLEDライトなど付属品の充実が挙げられます。価格比較サイトでの満足度は5点満点中4.50点と高評価を得ています。
デメリットとしては、車体重量が11.5kgとやや重め、コンポーネントがエントリーグレードのターニー、70%組み立て済み状態での配送のため組み立て作業が必要、錆びやすいクロモリの特性から定期的なメンテナンスが必要などがあります。
このロードバイクは街乗りや軽いサイクリングを楽しみたい方、クラシカルなデザインが好きな方、まずは手頃な価格でロードバイクを始めてみたい方におすすめです。一方で本格的なレースや長距離ライドを目指す方はより上位グレードのロードバイクを検討することをおすすめします。購入を検討されている方は自分の用途や目的をよく考え、必要に応じて自転車店でのアドバイスも受けながら最適な一台を見つけていただければと思います。

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