Wahoo KICKR CORE2の評判は、発売以来多くのユーザーから高い評価を得ており、特にセットアップの簡単さ、静音性、コストパフォーマンスの3点で優れた製品として支持されています。2024年に7年ぶりの大幅アップデートを経て登場したこのミドルレンジスマートトレーナーは、Wi-Fi接続対応やRace Modeなどの新機能が追加され、フラッグシップモデルであるKICKRの約90%の性能を60%程度の価格で実現していると評価されています。一方で、一部のユーザーからは品質管理や持ち運び性に関する指摘もあり、購入前に知っておくべき注意点も存在します。
本記事では、KICKR CORE2の評判を徹底的に検証し、良い評価と注意すべき点の両面から詳しく解説していきます。スペックや価格、競合製品との比較、実際のユーザーの声まで、購入を検討している方が知りたい情報を網羅的にお伝えしますので、スマートトレーナー選びの参考にしてください。
- Wahoo KICKR CORE2とは何か
- KICKR CORE2の評判で高く評価されているポイント
- KICKR CORE2の評判で指摘される注意点
- KICKR CORE2の7年ぶりの進化と新機能
- KICKR CORE2の詳細スペック
- KICKR CORE2の製品バリエーションと価格
- Zwift CogとClickによるバーチャルシフティングの評判
- KICKR CORE2と競合製品Tacx NEO 2Tの比較
- KICKR CORE2が対応する主要アプリケーション
- KICKR CORE2を使ったインドアトレーニングのメリット
- KICKR CORE2のセットアップ方法
- KICKR CORE2を使った効果的なトレーニングメニュー
- KICKR CORE2の購入時に確認すべきポイント
- Wahooブランドの信頼性
- KICKR CORE2に関するよくある疑問
- まとめ:KICKR CORE2の評判と総合評価
Wahoo KICKR CORE2とは何か
Wahoo KICKR CORE2は、アメリカのフィットネステクノロジー企業Wahoo社が製造するダイレクトドライブ式スマートトレーナーです。スマートトレーナーとは、通信機能を備え自動で負荷調整ができるローラー台の総称で、ZwiftやTrainerRoadなど様々なアプリケーションと連携してバーチャルサイクリングやトレーニングを行うことができます。
ダイレクトドライブ式とは、自転車のリアホイールを外してスプロケットを直接トレーナー本体に取り付けて駆動する方式を指します。タイヤとローラーの摩擦音が発生しないため静粛性に優れており、ローラー用のタイヤやホイールを別途用意する必要がないというメリットがあります。
KICKR CORE2は、Wahooのラインナップにおいてミドルレンジに位置づけられる製品となっています。フラッグシップモデルであるKICKRと比較して価格を抑えながらも、高い性能を維持している点が特徴です。初心者から競技レーサーまで幅広いサイクリストに支持されており、インドアサイクリングの代名詞的存在として知られています。
KICKR CORE2の評判で高く評価されているポイント
KICKR CORE2の評判において、特に高く評価されているポイントは複数あります。ユーザーレビューや専門家の評価を総合すると、このスマートトレーナーの強みが明確に見えてきます。
セットアップの簡単さに関する評判
KICKR CORE2のセットアップは「群を抜いて簡単」と評価されています。箱から出して設置するまでの作業が誰でも簡単にできるよう設計されており、説明書を見なくても組み立てられるほどシンプルです。脚部の取り付けでは、色分けされたコンポーネントにより前脚と後脚の区別が一目でわかるようになっています。さらに、QRコードを読み取ると動画で説明を確認できる点も、初めてスマートトレーナーを使用するユーザーから好評を得ています。
静音性に関する評判
静音性についても「非常に静かで使いやすい」との評価が多く寄せられています。KICKR CORE2はベルトドライブ方式を採用しているため、金属チェーンの音よりも「低めのウィーン」というファン音に近い印象となっています。ローラーを回していると、自転車のチェーンの擦れる音の方が気になるほどの静かさです。集合住宅でも夜間使用できるレベルの静粛性を実現しており、住環境を選ばず使用できる点が高く評価されています。Zwift Cogとの組み合わせではさらに静音性が向上し、まっすぐなチェーンラインによってギアとチェーンの接触音も最小限に抑えられます。
コストパフォーマンスに関する評判
コストパフォーマンスの点では「KICKR COREの名前はインドアトレーニングの世界で伝説的」と評されています。フラッグシップモデルであるKICKRの約90%の性能を60%程度の価格で実現しているという評価は、多くのユーザーがKICKR CORE2を選ぶ大きな理由となっています。本格的なトレーニングを求めながらも予算を抑えたいユーザーにとって、最適な選択肢として認識されています。
ビルド品質に関する評判
Wahooの印象的なビルド品質と使いやすさは、あらゆる段階で光っていると評価されています。製品の作り込みの丁寧さや、細部にわたる配慮が、長期間使用するユーザーからの信頼を獲得しています。
KICKR CORE2の評判で指摘される注意点
KICKR CORE2には多くの良い評判がある一方で、購入前に知っておくべき注意点もユーザーから報告されています。これらの指摘を事前に把握しておくことで、より適切な購入判断ができます。
品質管理に関する指摘
一部のユーザーから、Wahoo公式通販で購入した際にフライホイールを手で回すだけでわかる不良品が届いたという報告があります。出荷前の検品に問題があるとの指摘もあり、購入後は初期不良がないか確認することが推奨されています。Wahoo製品は通常2年間のメーカー保証が付いているため、正規販売店で購入した場合は初期不良があっても対応を受けることができます。
持ち運び性に関する指摘
持ち運び用ハンドルが付属しておらず、脚部が完全に折りたためないため、頻繁に移動させる用途には向いていないという指摘があります。本体重量は約19.7kgと決して軽くなく、基本的に設置しっぱなしで使用することを前提とした製品設計となっています。トレーニングの度に収納したいユーザーにとっては、この点が不便に感じられる可能性があります。
電源プラグに関する指摘
ACアダプターのプラグはアース付き3ピンプラグとなっています。日本の一般的な住宅では2ピンコンセントが多いため、変換アダプターが必要になる場合があります。この点は購入前にコンセント環境を確認しておくべき事項として挙げられています。
価格に関する指摘
競合製品のJetBlack Victoryなどと比較すると価格が高いという声もあります。ただし、Wahooブランドの信頼性とサポート体制を考慮すると妥当な価格設定という見方もあり、この点は個人の価値観によって評価が分かれるところです。
KICKR CORE2の7年ぶりの進化と新機能
2024年に登場したKICKR CORE2は、2018年発売の初代KICKR COREから7年ぶりとなる大幅アップデートを経た製品です。ユーザーの声を反映した多くの新機能と改良が施されており、単なるマイナーチェンジではない進化を遂げています。
Wi-Fi接続対応
KICKR CORE2は新たにWi-Fi接続に対応しました。これにより、ファームウェアの自動アップデートが可能となり、常に最新の状態で使用することができます。従来はスマートフォンアプリを介してBluetoothで接続し、手動でアップデートを行う必要がありましたが、Wi-Fi対応によってその手間が大幅に軽減されています。
Race Mode(レースモード)
KICKR CORE2の目玉機能の一つがRace Modeです。この機能は、トレーナーのパワーブロードキャストレートを従来の1Hz(1秒に1回)から最大10Hz(1秒に10回)に引き上げることで、応答性を大幅に向上させています。従来は1秒ごとに平均パワーを送信していましたが、Race Modeではフライホイールの各回転ごとにデータが更新されます。これにより、高速スプリントやアタック時の小さなワット数のピークも正確に捉えることが可能となりました。Zwiftなどのバーチャルレースにおいて、よりリアルタイムな反応が求められる場面で威力を発揮します。Race ModeはWi-FiまたはBluetooth経由で接続した際に利用可能で、BluetoothはZwiftのみ対応しています。
KICKR Bridge(センサーブリッジ機能)
新たに搭載されたKICKR Bridge機能により、外部センサーの統合が容易になりました。心拍計やケイデンスセンサーなど、他のセンサーデバイスとの連携がよりスムーズに行えるようになっています。
脚部の再設計
脚部のデザインが大幅に見直されました。従来の円形から接地面の広い形状に変更されたことで、安定性が向上しています。また、色分けされた脚コンポーネントにより、セットアップ時に前脚と後脚の区別が一目でわかるようになり、組み立ての効率化が図られています。
フライホイールの改良
より自然な乗り心地を実現するため、フライホイールが改良されています。大型のフライホイールが自然な慣性を生み出し、実走に近い感覚を実現しています。フライホイールは回転に重みをつけるための装置で、これによってローラー台では負荷を生み出すことができます。
KICKR CORE2の詳細スペック
KICKR CORE2の性能を正確に把握するために、詳細なスペックを確認しておくことが重要です。
本体サイズと重量
脚部展開時のサイズは、前後50.8cm、幅58.4cm、高さ48.3cmとなっています。畳1畳分あれば十分に設置できるコンパクトな設計です。本体重量は約19.7kgで、初代の18.1kgから若干増加しています。持ち運び用のハンドルは付属していないため、頻繁に移動させる用途よりも設置しっぱなしでの使用に適しています。
パワー関連スペック
パワー測定精度は±2%です。フラッグシップモデルのKICKRや競合製品の±1%と比較するとわずかに劣りますが、一般的なパワーメーターの誤差より小さく、効果的なトレーニングとレースに十分な精度を持っています。最大出力は1800Wで、プロ級のスプリンターでない限りこの出力で不足することはほぼありません。
勾配シミュレーション
最大16%の勾配をシミュレートすることができます。Zwiftなどのアプリ内の地形と連動して、登り坂では自動的に負荷が増加し、下り坂では軽くなります。ヒルクライムのトレーニングにも対応できる性能を備えています。
フライホイール
フライホイール重量は5.4kgです。この大型フライホイールにより、実際の走行時のイナーシャ(慣性)を再現し、リアルな乗り心地を実現しています。
無線通信規格
Wi-Fi、ANT+ FEC、ANT+ Power、Bluetooth FTMS、Zwiftプロトコルに対応しています。堅牢な2.4GHz Wi-Fi、最大3つのBluetooth接続、ダイレクトコネクトポート、ANT+/ANT+ FE-C完全互換性をサポートしており、ほとんどのデバイスやアプリと簡単にペアリングできます。
対応カセットスプロケット
8速、9速、10速、11速、12速のSRAM/Shimanoカセットに対応しています。SRAMとCampagnoloの12速は別途フリーハブが必要となります。付属アダプターとして、130/135mm QRアダプターおよびハブスペーサー、12×142/148アダプターおよびハブスペーサー、1.8mmカセットスペーサーが同梱されています。
最大ユーザー体重
最大ユーザー体重は113.4kgまで対応しています。
KICKR CORE2の製品バリエーションと価格
KICKR CORE2には複数のバリエーションが用意されており、用途に応じて選択することができます。
KICKR CORE2(11速カセット付き)
価格は123,200円(税込)です。11速カセットがプリインストールされたスタンダードモデルとなっており、一般的なロードバイクユーザーに最適な選択肢です。
KICKR CORE2 with Zwift Cog and Click
価格は132,000円(税込)です。Zwift CogとZwift Clickがセットになったモデルで、バーチャルシフティング機能を最大限に活用したい方におすすめです。
ZWIFT RIDE with KICKR CORE2
価格は約246,400円(税込)です。フレーム、ハンドル、シフター、トレーナーが一体となったオールインワンモデルで、自転車を持っていなくてもZwiftを始められるため、インドアサイクリング専用機として人気があります。
日本国内では、J SPORTSオンラインショップでKICKR CORE2(11速カセット付き)とトレーナーマットのエントリーセットが、定価126,600円(税込)のところ13%OFFの110,142円(税込)で販売されていることもあります。購入を検討する際はセット販売やセール情報を確認することで、よりお得に購入できる可能性があります。
Zwift CogとClickによるバーチャルシフティングの評判
KICKR CORE2の魅力を最大限に引き出す機能として、Zwift CogとZwift Clickによるバーチャルシフティングが高く評価されています。
Zwift Cogは、標準的なカセットの代わりに使用する単一のコグ(スプロケット)です。8速から12速のほとんどの自転車で、カセット交換やシフト調整なしにスマートトレーナーを使用することができます。チェーンが最も静かな位置になるギアを選ぶだけで、セットアップは完了します。
Zwift Clickは、ハンドルバーに取り付けるワイヤレスコントローラーです。バーチャルシフティング、ステアリング、メニュー操作、Ride Onの送信などが手元で行えます。
バーチャルシフティングでは、Zwift Clickの+または-ボタンをクリックすると、トレーナーの抵抗が調整され、機械式シフトを模倣します。実際にギアチェンジをしているかのような感覚を得られるため、より没入感のあるトレーニング体験が可能となります。
この組み合わせの最大のメリットは静音性です。Zwift Cogとの組み合わせで実現する「まっすぐなチェーンライン」は、ギアとチェーンの接触音を最小限に抑えてくれます。新品のチェーンと組み合わせれば、隣の部屋で家族が寝ていてもトレーニングに支障はないレベルの静かさを実現できると評価されています。
KICKR CORE2と競合製品Tacx NEO 2Tの比較
KICKR CORE2の購入を検討する際、競合製品との比較は重要な判断材料となります。GarminのフラッグシップスマートトレーナーであるTacx NEO 2Tは、KICKR CORE2の主要な競合製品として挙げられます。
| 比較項目 | KICKR CORE2 | Tacx NEO 2T |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 約13万円 | 約15万円以上 |
| パワー精度 | ±2% | ±1% |
| 最大勾配シミュレーション | 16% | 25% |
| 路面シミュレーション | なし | あり |
| 外部電源 | 必要 | 不要でも動作可 |
| 静音性 | 非常に静か | 非常に静か |
価格面ではKICKR CORE2が約13万円、Tacx NEO 2Tが約15万円以上と、KICKR CORE2の方が手頃な価格設定となっています。KICKR CORE2は「機能の90%を60%の価格で提供している」と評価されており、コストパフォーマンスを重視するユーザーに適しています。
パワー精度についてはKICKR CORE2が±2%、Tacx NEO 2Tが±1%と、わずかにTacx NEO 2Tの方が精度が高いですが、実用上の差はほとんど感じられないレベルです。
乗り心地の面では、Tacx NEO 2Tが路面シミュレーション機能を搭載しており、石畳などの路面感を再現できます。よりリアルな走行感を求める場合はTacx NEO 2Tが優位といえます。一方、KICKR CORE2も改良されたフライホイールにより十分にリアルな乗り心地を実現しています。
電源についてはTacx NEO 2Tが外部電源なしでも動作可能という独自の機能を持っている一方、KICKR CORE2は常にAC電源が必要です。電源の取り回しを気にする方はこの点も検討材料となります。
結論として、コストパフォーマンスを重視するならKICKR CORE2、最高級の乗り心地と付加機能を求めるならTacx NEO 2Tという選択になります。
KICKR CORE2が対応する主要アプリケーション
KICKR CORE2は、主要なインドアサイクリングアプリのほとんどに対応しています。
Zwiftは最も人気のあるバーチャルサイクリングプラットフォームです。世界中のライダーとバーチャル空間を共有し、レースやグループライドを楽しむことができます。KICKR CORE2はZwiftプロトコルにネイティブ対応しており、Race Modeも利用可能となっています。
TrainerRoadは構造化されたトレーニングプランに特化したアプリです。ERGモードでワークアウトを行う際、指定されたパワーを自動的に維持するよう抵抗が調整されます。
ROUVYは実際の道路を撮影した映像を使用するARサイクリングアプリです。世界各地の有名なコースをリアルな映像と共に体験することができます。
MyWhooshは無料で利用できるバーチャルサイクリングプラットフォームとして知られています。
SYSTMはWahoo純正のトレーニングアプリで、構造化されたワークアウトやトレーニングプランを提供しています。
複数アプリの同時使用も可能で、例えばZwiftとTrainerRoadを同時に実行し、TrainerRoadのワークアウトでKICKR CORE2を制御しながらZwiftの画面で走行するといった使い方もできます。
KICKR CORE2を使ったインドアトレーニングのメリット
KICKR CORE2のようなスマートトレーナーを使ったインドアサイクリングには、多くのメリットがあります。
天候や時間に左右されないという点は、インドアトレーニングの最大の利点です。雨の日も真夏の猛暑日も、快適な室内でトレーニングが可能です。出勤前や帰宅後など好きな時間にトレーニングできるため、頻度を増やすことが容易となります。
効率的なトレーニングが可能という点も見逃せません。信号や車、風などの外的要因がないため、一定のペースや負荷で練習ができます。短時間で目的に応じた質の高いトレーニングが行え、信号で止まることなく集中して走り続けられるので、実走では難しい高強度のトレーニングも効率的に実施できます。
時間の有効活用という観点では、準備や移動時間が最小限で済むため、忙しい日常でも隙間時間を活用できます。「朝起きてから仕事に行くまで」「家事と用事の合間」など、ちょっとしたスキマ時間を使ってサクッと自転車に乗ることが可能です。
安全性についても、事故や落車の心配なく集中してトレーニングできます。夜間でも安全にトレーニング可能という点は、特に仕事で帰宅が遅くなるユーザーにとって大きなメリットとなります。
データ管理・分析の面では、パワーメーターや心拍計などのデータをリアルタイムで確認でき、練習内容を可視化しやすいです。トレーニング効果とパフォーマンスに関する詳細なレポートを得ることもできます。
バーチャルサイクリングの楽しさも重要なポイントです。Zwiftなどのアプリを使えば、バーチャル空間の様々なコースで勾配に合わせてペダルの重さが変わるリアルな体感が可能です。世界各国のユーザーと一緒に走ったりレースに参加したりすることもでき、ゲーム感覚で楽しく運動ができるので飽きにくいという特徴があります。
KICKR CORE2のセットアップ方法
KICKR CORE2のセットアップは非常に簡単で、説明書を見なくても組み立てられるほどシンプルに設計されています。
脚部の取り付けでは、KICKR CORE2のアームを前方に伸ばし、ボルトを脚の四角い穴に上向きに完全に挿入します。前脚(長い方)と後脚(短い方)をナットで固定し、付属の六角ツールで締めます。色分けされた脚コンポーネントにより、前後の区別が一目でわかるようになっています。
設置の際は、両脚を取り付けたKICKR CORE2を安定した水平な面に置きます。トレーニングマットの使用が推奨されており、静音性を高め床への振動を軽減する効果があります。畳1畳分程度のスペースが必要で、トレーニング中は汗をかくため換気の良い場所に設置することが望ましいです。
11速カセット付きモデルでは、カセットがプリインストールされています。自分の自転車と異なる速数のカセットを使用する場合は別途交換が必要で、カセットの取り付けにはカセットロックリングツールと1インチ対応のアジャスタブルレンチまたはソケットが必要です。
自転車の取り付けでは、リアホイールを外してKICKR CORE2に取り付けます。クイックリリースナットを締めてからレバーを閉じ、フレームを固定します。クイックリリースのハンドルは常にKICKR CORE2の非ドライブ側(左側)に取り付ける必要があります。
電源接続では付属のACアダプターを接続します。プラグはアース付き3ピンプラグのため、日本の一般的な住宅では変換アダプターが必要になる場合があります。
初期設定として、Wahoo Fitnessアプリをスマートフォンにインストールし、KICKR CORE2をBluetoothで接続してファームウェアをアップデートします。Wi-Fi設定を行えば、以後は自動アップデートが可能になります。最も正確な測定のために、初回セットアップ時には手動でスピンダウンキャリブレーションを行うことが推奨されています。スピンダウンは、トレーナーが最低10分間使用後にウォームアップした状態で、またはワークアウト後に行うのが理想的です。
KICKR CORE2を使った効果的なトレーニングメニュー
KICKR CORE2を使ったインドアトレーニングでは、目的に応じて様々なトレーニングメニューを実践できます。
SST(スイートスポットトレーニング) はFTP向上を目指すトレーニングとして知られています。FTP(機能的閾値パワー)の88〜94%の強度で20〜30分間維持するトレーニングで、きつすぎずかつ効果的な強度で長時間トレーニングできるため、持久力とFTPの向上に役立ちます。KICKR CORE2のERGモードを使えば、指定したパワーを自動的に維持してくれるためペダリングに集中できます。
高強度インターバルトレーニング(HIIT) は、短時間の高強度運動と休息を繰り返すトレーニング方法です。例えば30秒間全力でペダリングし30秒間軽く回すというサイクルを繰り返します。心肺機能の向上に役立ち、短時間で高い効果を得られる特徴があります。
テンポトレーニング はFTPの76〜90%程度の強度で40〜60分間維持するトレーニングです。有酸素能力の基盤を築くのに有効で、長距離ライドに向けた持久力向上に役立ちます。
リカバリーライド はFTPの55%以下の軽い強度で30〜60分間行う回復走です。激しいトレーニングの翌日などに行うことで、疲労回復を促進しながら軽い運動を継続できます。
KICKR CORE2の購入時に確認すべきポイント
KICKR CORE2を購入する際は、以下の点を確認しておくことで、より満足度の高い購入につながります。
カセットスプロケットについては、11速モデルにはカセットが付属していますが、Zwift Cog版には通常のカセットは付属していません。自分の自転車の変速数に合わせて選択する必要があります。
快適なトレーニング環境のためには、トレーニングマット、扇風機やエアコン、タオル、水分補給用のボトルなどを用意することが推奨されています。インドアトレーニングでは屋外のように風を受けることができないため、体温調節のための扇風機は特に重要です。
PCでZwiftを行う場合は、ANT+ドングルが必要になることがあります。ただし、KICKR CORE2はBluetooth接続にも対応しているため、Bluetooth対応のPCであればドングルなしでも接続可能です。
電源環境については、アース付き3ピンプラグのため、自宅のコンセント環境を確認し必要であれば変換アダプターを用意しておく必要があります。
Wahooブランドの信頼性
Wahoo Fitness(ワフー・フィットネス)は、2009年にアメリカ・ジョージア州アトランタで設立されたフィットネステクノロジー企業です。テクノロジーを活用してフィットネス体験を向上させることをビジョンに掲げ、革新的な製品開発を続けてきました。
Wahooは、スマートトレーナーのKICKRシリーズをはじめ、サイクルコンピューターのELEMNTシリーズ、心拍計のTICKRシリーズ、スマートファンのHEADWINDなど、幅広いサイクリング関連製品を展開しています。特にKICKRシリーズは、その高い品質と信頼性から、プロサイクリストから一般のホビーライダーまで幅広く支持されています。
日本国内では、インターテック株式会社が正規代理店として製品の販売とサポートを行っています。公式サイトや各販売店でサポートを受けることができ、メーカー保証は通常2年間となっています。
KICKR CORE2に関するよくある疑問
KICKR CORE2とKICKRの違いについては、KICKRがWahooのフラッグシップモデルであり、より高い最大勾配シミュレーション(20%)、より大きなフライホイール、より高いパワー精度(±1%)を備えている点が挙げられます。KICKR CORE2はミドルレンジモデルとして、フラッグシップの約90%の性能を60%程度の価格で実現しているという位置づけです。
初代KICKR COREとの互換性については、初代KICKR COREをお持ちの方もファームウェアのアップデートによりバーチャルシフティング機能を利用できます。ただし、Zwift PlayコントローラーまたはZwift Clickが必要となります。
メンテナンスについては、定期的なスピンダウンキャリブレーションが推奨されています。また、チェーンの清掃と注油、ベルトの状態確認など基本的なメンテナンスを行うことで、長く快適に使用することができます。
まとめ:KICKR CORE2の評判と総合評価
Wahoo KICKR CORE2は、7年ぶりの大幅アップデートにより、ミドルレンジスマートトレーナーとしての地位をさらに強固なものにした製品です。Wi-Fi接続、Race Mode、改良されたフライホイールなど多くの新機能が追加され、より快適で効果的なインドアトレーニングを実現しています。
評判の面では、セットアップの簡単さ、静音性、コストパフォーマンス、ビルド品質において高い評価を得ています。「KICKR COREの名前はインドアトレーニングの世界で伝説的」と評されるほど、ユーザーからの信頼を獲得しています。
一方で、品質管理に関する指摘や持ち運び性の課題、電源プラグの問題など、購入前に知っておくべき注意点も存在します。これらを踏まえた上で購入を検討することで、より満足度の高い選択ができるでしょう。
特にZwift Cog and Clickとの組み合わせによるバーチャルシフティングは、静音性と使いやすさを両立した革新的な機能として評価されています。コストパフォーマンスに優れながらもフラッグシップモデルに近い性能を実現しているKICKR CORE2は、インドアサイクリングを始めたい初心者から本格的なトレーニングを求める競技者まで、幅広いユーザーにお勧めできる製品です。
スマートトレーナーの導入を検討している方は、天候や時間に左右されず効率的で安全なトレーニング環境を手に入れることができるKICKR CORE2をぜひ候補に入れてみてください。

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