シマノ CN-LG500は、コストパフォーマンスに優れた11速対応チェーンとして高い評判を得ています。実売価格約2,100円から2,500円という手頃な価格帯でありながら、E-BIKE向けに開発されたLINKGLIDEテクノロジーによる高耐久性を備えており、「安くて丈夫」という評価が多くのユーザーから寄せられています。9速から11速まで幅広い互換性を持つ点も、このチェーンが支持される理由の一つです。
自転車のチェーンは、ペダルを漕ぐ力を後輪に伝える重要なパーツであり、適切な製品を選ぶことで快適な走行と長期的なメンテナンスコストの削減につながります。CN-LG500は、従来のハイパーグライド(HG)シリーズとは異なる「リンクグライド(LG)」という新規格を採用しており、特にE-BIKEやデイリーユース向けに設計された製品です。通勤・通学などの日常使用を想定した自転車や、SHIMANO CUESコンポーネントを搭載した自転車をお持ちの方にとって、CN-LG500は非常に魅力的な選択肢となります。この記事では、CN-LG500の評判や特徴、他のシマノチェーンとの比較、実際の使用感、そして購入時の注意点まで詳しく解説します。
シマノ CN-LG500とは何か
CN-LG500は、シマノが展開する「LINKGLIDE(リンクグライド)」シリーズのチェーンです。このチェーンの最大の特徴は、9速から11速まで幅広い互換性を持ちながら、非常にリーズナブルな価格で提供されている点にあります。
従来、シマノの11速チェーンは用途やグレードによって複数のモデルが存在し、価格帯も様々でした。しかしCN-LG500は、これらのチェーンよりも手頃な価格でありながら、高い耐久性を実現しています。これは特にE-BIKEのような高トルクがかかる環境での使用を想定して開発されたためです。
CN-LG500の基本スペック
CN-LG500の製品仕様について詳しく見ていきましょう。メーカーはシマノ(SHIMANO)で、タイプはLINKGLIDEチェーンに分類されます。対応速度は9速、10速、11速と幅広く、カラーはグレーとなっています。リンク数は116リンクまたは126リンクから選択可能で、クイックリンクが付属しています。対応規格はLINKGLIDE 9速・10速・11速、およびHYPERGLIDE 11速です。価格は販売店により異なりますが、約2,100円から2,500円程度で購入できます。
LINKGLIDEテクノロジーの特徴と評判
CN-LG500を理解するためには、まず「LINKGLIDE(リンクグライド)」というシマノの新技術について知る必要があります。このテクノロジーこそが、CN-LG500の高い評判を支える基盤となっています。
リンクグライド開発の背景
近年、電動アシスト自転車(E-BIKE)の普及により、従来のコンポーネントでは対応しきれない課題が生まれました。E-BIKEはモーターのアシストにより、人力だけの自転車よりも大きなトルク(回転力)がチェーンやスプロケットにかかります。このため、従来のハイパーグライド規格のパーツでは、摩耗が早く進んでしまうという問題がありました。
この課題を解決するために開発されたのがLINKGLIDEです。シマノはE-BIKEで使用した場合、従来のハイパーグライドと比較して約3倍の耐久性を実現したと発表しています。この耐久性の高さが、CN-LG500の評判を支える大きな要因となっています。
高耐久設計による評価
LINKGLIDEの高耐久性は、いくつかの技術的な工夫によって実現されています。まず、カセットスプロケットの歯の設計が見直されました。従来よりも厚みを増したベースと、独特な形状の溝が刻まれており、これによって高トルク時の耐摩耗性を大幅に向上させています。
チェーンとスプロケットの噛み合わせが最適化されることで、パーツ全体の寿命が延びるとともに、摩耗によるチェーン飛び(ギアが滑る現象)が起こるまでの期間も長くなっています。この点は、長期間使用するユーザーから特に高い評価を得ています。
変速性能に関する評判
耐久性だけでなく、変速性能も重視されています。LINKGLIDEは、チェーンがギア間をスライドする際の動きがスムーズになるよう設計されており、特にトップ側(小さいギア側)への変速が滑らかだと評価されています。高トルクがかかる状況でも、ストレスなく変速できることを目指した設計です。
SHIMANO CUESコンポーネントと組み合わせて使用したユーザーからは、「変速の滑らかさが印象的」「特にトップ側への変速がスムーズ」という評価が得られています。
CN-LG500の構造と技術的特徴
CN-LG500がなぜこれほど高い評判を得ているのか、その構造と技術的な特徴を詳しく見ていきましょう。
クロム処理ローラーリンクピン
CN-LG500には、クロム処理が施されたローラーリンクピンが採用されています。クロム処理とは、表面に硬質のクロム層を形成することで耐摩耗性と耐腐食性を向上させる処理方法です。これにより、チェーンの回転がスムーズになり、長期間にわたって安定した性能を維持できます。
コストパフォーマンス重視の設計
一方で、CN-LG500はシマノの上位グレードチェーンに採用されている一部の高級機能は省略されています。具体的には、フッ素系の低摩擦表面処理「SIL-TEC(シルテック)」や、軽量化のための中空ピンは採用されていません。
SIL-TECとは、フッ素粒子によるコーティングでチェーンの摩擦を大幅に低減し、泥はけ性能も向上させる技術です。上位グレードのチェーン(CN-HG901やCN-HG701など)ではこの処理が施されていますが、CN-LG500ではコストを抑えるために省略されています。
しかし、この設計思想こそがCN-LG500の魅力でもあります。SIL-TECコーティングがなくても、日常的な使用には十分な性能を発揮し、価格を大幅に抑えることに成功しています。通勤・通学などのデイリーユースにおいては、この価格差は大きなメリットとなり、多くのユーザーから「コスパ最強」という評判を得ています。
重量について
CN-LG500は、11速チェーンの中では若干重めの設計となっています。上位グレードのチェーンと比較すると約10グラム程度重くなっていますが、これは中空ピンを使用していないことが主な理由です。レースなど軽量性が重視される場面では気になるかもしれませんが、一般的な使用においては体感できるほどの差ではありません。
シマノ11速チェーンのグレード比較
CN-LG500の位置づけと評判をより深く理解するために、シマノの11速チェーンラインナップを比較してみましょう。
CN-HG901-11(デュラエース・XTRグレード)
最上位モデルのCN-HG901-11は、シマノのプロフェッショナルグレードであるデュラエースやXTRに相当するチェーンです。インナーリンクとアウターリンクの両面にSIL-TECコーティングが施されており、最も滑らかな変速性能と低フリクションを実現しています。中空ピンを採用することで軽量化も図られており、重量は約243グラムから247グラム程度です。価格は約5,000円から6,000円程度と、チェーンとしては高価な部類に入ります。
CN-HG701-11(アルテグラ・XTグレード)
中級グレードのCN-HG701-11は、インナープレートにのみSIL-TECコーティングが施されています。デュラエースグレードに近い変速性能を持ちながら、価格は抑えられており、コストパフォーマンスに優れたモデルとして人気があります。重量は約257グラム、価格は約3,000円から4,000円程度です。
CN-HG601-11(105・SLXグレード)
エントリーグレードのCN-HG601-11は、SIL-TECコーティングが最小限に抑えられています。基本的な性能は十分であり、最も手頃な価格で提供されています。価格は約2,000円から3,000円程度です。
CN-LG500の位置づけ
CN-LG500は、価格帯としてはCN-HG601と同等か、それより安価な場合もあります。実売価格は約2,100円から2,500円程度で、11速対応チェーンとしては最も安価なクラスに位置しています。
SIL-TECコーティングがないため、変速のスムーズさという点では上位グレードに譲りますが、高耐久性というLINKGLIDEの特徴を活かしたい場合や、コストを重視する場合には最適な選択肢となります。「9速から11速まで汎用で、しかも3,000円程度で買える画期的なチェーン」という評判も見られ、コストパフォーマンスの高さが支持されています。
CN-LG500の互換性について
CN-LG500の大きな魅力の一つが、幅広い互換性です。この点も高い評判を得ている理由となっています。
11速ハイパーグライドとの互換性
シマノの公式な互換表によると、CN-LG500は従来の11速ハイパーグライド(HG-X11)システムとも互換性があります。つまり、既存の11速ロードバイクやMTBにおいて、リアディレイラーやフロントディレイラー、スプロケットなどの他のパーツを変更することなく、チェーンだけをCN-LG500に交換することが可能です。
これは非常に実用的なメリットです。例えば、105やアルテグラなどのロードコンポーネントを使用しているバイクでも、チェーンの交換時にCN-LG500を選択できるということになります。
9速・10速との互換性
CN-LG500は9速や10速のLINKGLIDEシステムにも対応しています。SHIMANO CUESシリーズのように、9速から11速まで統一されたシステムを構築している場合、このチェーン一種類で対応できるのは非常に便利です。
互換性に関する注意点
ただし、LINKGLIDEのカセットスプロケットやリアディレイラーは、基本的にLINKGLIDE同士の組み合わせでの使用が推奨されています。チェーン(CN-LG500)は従来のHGシステムと互換性がありますが、カセットやディレイラーについては互換性が限定される場合があるため、システム全体を変更する際は注意が必要です。
なお、CN-LG500は12速システムには対応していません。12速コンポーネントを使用している場合は、12速専用のチェーンを選択する必要があります。
CN-LG500の実際の使用レビューと評判
実際にCN-LG500を使用したユーザーからは、様々な評価が寄せられています。
肯定的な評判
価格に対する満足度が高く、「安くて丈夫」という評価が多く見られます。クイックリンクが付属しているため、交換作業も比較的簡単に行えるという声もあります。
E-BIKEユーザーからは、高負荷環境での耐久性に期待する声が多く聞かれます。「9速から11速まで汎用で、しかも3,000円程度で買える画期的なチェーン」という評価もあり、コストパフォーマンスの高さが支持されています。
また、SHIMANO CUESコンポーネントと組み合わせて使用したユーザーからは、「変速の滑らかさが印象的」「特にトップ側への変速がスムーズ」という評価が得られています。
注意点として挙げられる評判
一方で、SIL-TECコーティングがないため、上位グレードのチェーンと比較すると変速がやや遅く感じる場合があるという指摘もあります。レースなど、瞬時の変速が求められる場面では、上位グレードのチェーンの方が適している可能性があります。
また、重量が若干重いため、軽量性を重視するヒルクライマーやレーサーには向いていないかもしれません。しかし、日常使用がメインのユーザーからは、この点はほとんど気にならないという声が大多数です。
SHIMANO CUESシリーズとの相性
CN-LG500は、シマノの新しいコンポーネントシリーズ「CUES(キューズ)」と特に相性が良いチェーンです。
CUESシリーズの概要
CUESは「Create Unique ExperienceS」の略で、2022年に発表され2023年から発売されているコンポーネントシリーズです。E-BIKE、マウンテンバイク、クロスバイク、そして2025年からはロードバイクやグラベルバイク向けにも展開されています。
CUESの最大の特徴は、LINKGLIDEテクノロジーを全面的に採用していることです。従来のハイパーグライドと比較して約3倍の耐久性を持ち、スムーズな変速性能を長期間維持できます。
CUESのグレード構成
CUESには複数のグレードがあります。U8000シリーズは11速のトップグレードで、最も高い性能を発揮します。U6000シリーズは10速・11速に対応する中級グレードで、油圧ディスクブレーキを標準装備しています。U4000シリーズは9速・10速に対応するエントリーグレードです。U3000シリーズは9速・10速に対応し、機械式ディスクブレーキを採用したベーシックグレードとなっています。
CUESとCN-LG500の組み合わせに対する評判
CN-LG500はCUESシリーズとの組み合わせで最も性能を発揮します。LINKGLIDEテクノロジーに最適化されたチェーンとして設計されているため、CUESのカセットスプロケットやリアディレイラーとの相性は抜群です。
また、CUESの魅力の一つは、9速から11速までのコンポーネントで共通部品や互換部品が多いことです。CN-LG500も9速から11速まで対応しているため、将来的なアップグレードや、複数の自転車でのパーツ共用がしやすくなっています。
E-BIKEでの使用における評判
CN-LG500は、特にE-BIKE(電動アシスト自転車)での使用を念頭に開発されたチェーンです。
E-BIKEの特殊な要求
E-BIKEは、モーターによるアシストがあるため、人力だけの自転車とは異なる特性を持っています。まず、ペダルにかかるトルクが大きくなります。モーターのアシストにより、急な坂道でも楽に漕ぐことができますが、その分チェーンやスプロケットには大きな負荷がかかります。
また、E-BIKEは車体重量が重く、バッテリーやモーターの重量が加わるため、ドライブトレイン全体への負担が増加します。さらに、E-BIKEユーザーは自転車に乗る頻度が高くなる傾向があります。電動アシストにより長距離や坂道が楽になるため、通勤や買い物などで日常的に使用する機会が増え、結果としてチェーンの使用頻度も上がります。
E-BIKEユーザーからの評判
これらのE-BIKE特有の要求に応えるため、LINKGLIDEは従来のハイパーグライドと比較して約3倍の耐久性を実現しています。CN-LG500はこの耐久性を備えながら、リーズナブルな価格で提供されているため、E-BIKEユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となっています。
チェーンの交換頻度が高くなりがちなE-BIKEにおいて、コストパフォーマンスの高いCN-LG500は、長期的なランニングコストの削減に貢献するという評判を得ています。
CN-LG500をおすすめできる人
CN-LG500はどのような人に特におすすめなのか、その特徴を踏まえて解説します。
コストパフォーマンスを重視する方
11速対応チェーンとしては最も安価なクラスに位置するCN-LG500は、消耗品であるチェーンのコストを抑えたい方に最適です。定期的なチェーン交換が必要なヘビーユーザーにとって、この価格差は長期的に大きな節約となります。
通勤・通学など日常使用がメインの方
SIL-TECコーティングがないため、レース向けの超スムーズな変速性能は期待できませんが、日常的な使用には十分な性能を発揮します。通勤・通学などのデイリーユースには最適な選択肢です。
E-BIKEユーザー
LINKGLIDEテクノロジーによる高耐久性は、高トルクがかかるE-BIKEでの使用に最適です。チェーンの寿命が延びることで、メンテナンスの手間とコストを削減できます。
SHIMANO CUESコンポーネントを使用している方
CUESシリーズとの組み合わせで最も性能を発揮するため、CUESコンポーネントを搭載した自転車には特におすすめです。
シンプルに自転車を楽しみたい方
9速から11速まで幅広い互換性を持つCN-LG500は、複数の自転車でパーツを共用したい方や、将来的なアップグレードを検討している方にも便利です。
チェーンの交換方法
CN-LG500を含むシマノチェーンの交換方法について解説します。
必要な工具
チェーン交換にはいくつかの工具が必要です。チェーンカッターは古いチェーンを外し、新しいチェーンの長さを調整するために使用します。クイックリンクツール(TL-CN10など)はクイックリンクの取り付け・取り外しに使用するもので、シマノ純正のツールを使用することで確実な作業が可能です。チェーンチェッカーは交換前に古いチェーンの摩耗度を確認するために使用します。
交換の手順
古いチェーンを取り外す際は、まずリアディレイラーをローギア(最大スプロケット)にシフトし、チェーンにテンションがかかっていない状態にします。クイックリンクがある場合は、専用ツールを使用して取り外します。クイックリンクがない場合は、チェーンカッターを使用してピンを押し出し、チェーンを切断します。
新しいチェーンの長さ調整では、新しいチェーン(CN-LG500)を古いチェーンと並べて、同じリンク数に調整します。または、リアディレイラーを通さずにチェーンをフロントの最大チェーンリングとリアの最大スプロケットにかけ、下で重なる部分にプラス2リンクを加えた長さに調整する方法もあります。
クイックリンクの取り付けでは、CN-LG500には純正のクイックリンクが付属しています。チェーンの両端がインナーリンクの状態になるようにカットし、クイックリンクのピンを両側から差し込みます。重要な注意点として、シマノのクイックリンクには取り付け方向があります。クイックリンクの表面に矢印が刻印されており、この矢印がクランクの回転方向(ペダルを漕ぐ方向)を向くように取り付けてください。
確実なはめ込みでは、クイックリンクを差し込んだら、専用ツールを使用するか、ペダルを強く踏み込んでクイックリンクを確実にはめ込みます。シマノのクイックリンクは非常に固くはまるため、数回ペダルを踏み込む必要がある場合があります。
重要な注意事項
シマノのクイックリンクは再利用不可です。一度使用したクイックリンクを取り外して再度取り付けることは推奨されていません。取り付け・取り外しを繰り返すと、接合部がゆるくなり、走行中にチェーンが外れる危険性があります。チェーンを新しいものに交換する際は、必ず新しいクイックリンクも使用してください。
チェーンのメンテナンス方法
CN-LG500を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが重要です。
洗浄の頻度と方法
チェーンの洗浄は、通常の使用であれば200キロメートルから300キロメートル走行ごと、または月に1回から2回程度が目安です。雨天走行後は、できるだけ早く洗浄と注油を行うことをお勧めします。
洗浄方法としては、まずチェーンクリーナーやパーツクリーナーで汚れを落とします。ブラシを使って細かい汚れを除去し、ウエスで水分や油分を拭き取ります。その後、しっかりと乾燥させてから注油を行います。
注油のポイント
注油は、チェーンのローラー部分に1コマずつ丁寧に行います。注油後は余分なオイルを必ず拭き取ってください。余分なオイルが残っていると、ホコリや砂が付着しやすくなり、かえってチェーンの摩耗を早める原因となります。
オイルは用途に合わせて選びましょう。ドライ系オイルは粘度が低く汚れにくいですが、雨に弱い特徴があります。ウェット系オイルは粘度が高く雨にも強いですが、汚れやすいという特徴があります。通勤や街乗りがメインであればドライ系、雨天走行が多い場合やオフロード走行にはウェット系が適しています。
チェーンの寿命と交換時期
交換時期の目安
チェーンの一般的な交換時期の目安は、走行距離で約3,000キロメートルから5,000キロメートル、または使用期間で約1年程度とされています。ただし、これはあくまでも目安であり、使用環境やメンテナンス状況によって大きく変わります。
変速の頻度が多い場合や、山道など過酷な路面状況で使用する場合、注油を怠っている場合などは、この目安よりも早く交換が必要になることがあります。また、変速段数が多いほどチェーンは薄くなるため、8速チェーンと11速チェーンを比較すると、8速チェーンの方が1.3倍から1.6倍程度長持ちすると言われています。
LINKGLIDEテクノロジーを採用したCN-LG500は、E-BIKEでの使用において従来のハイパーグライドチェーンの約3倍の耐久性があるとされています。
チェーンチェッカーによる確認
チェーンの交換時期を正確に判断するには、チェーンチェッカーを使用するのが最も確実です。チェーンチェッカーには通常、「0.75パーセント」と「1.0パーセント」の2種類の突起があり、チェーンの伸び具合を測定できます。
0.75パーセントの突起がチェーンに完全に入り込んだ場合は、近いうちに交換が必要です。1.0パーセントの突起が入り込んだ場合は、即座に交換することをお勧めします。シマノは、0.5パーセントから0.75パーセントの伸びで交換することを推奨しています。
チェーン交換を怠った場合の影響
チェーンの伸びをそのままにして使い続けると、様々な問題が発生します。まず、変速性能が低下します。チェーンが伸びると、スプロケットの歯との噛み合わせが悪くなり、変速がスムーズに行えなくなります。また、ペダルを強く踏んだときにチェーンが滑る「チェーン飛び」が発生しやすくなります。
さらに深刻なのは、スプロケットやチェーンリングへのダメージです。伸びたチェーンを使い続けると、スプロケットやチェーンリングの歯も異常に摩耗してしまいます。これらのパーツはチェーンよりもはるかに高価なため、チェーンを適切な時期に交換することで、結果的にメンテナンスコストを抑えることができます。
CN-LG500に適したチェーンオイルの選び方
CN-LG500を長持ちさせるためには、適切なチェーンオイルの選択も重要です。チェーンオイルには主にいくつかのタイプがあり、使用環境や目的に応じて選ぶ必要があります。
ドライタイプのチェーンオイル
ドライタイプは、近場のツーリングやポタリングに向いているオイルです。初めてチェーンオイルを購入する方には、このタイプがおすすめです。
ドライタイプの最大の特徴は、テクスチャがサラサラしていることです。そのためゴミやホコリがチェーンに付着しにくく、チェーンを綺麗に保ちやすいというメリットがあります。メンテナンスの手間が少なく済むため、初心者にも扱いやすいオイルです。
ただし、ドライタイプには弱点もあります。水分に弱く、雨で流れ落ちやすいという特性があるため、雨天走行後は再度オイルを注す必要があります。また、蒸発しやすいため長時間のライドには向いていません。商品によって差はありますが、効果が持続するのは100キロメートルから200キロメートル程度とされています。晴れた日の街乗りや短距離のサイクリングがメインの方、チェーンの見た目をきれいに保ちたい方に適しています。
ウェットタイプのチェーンオイル
ウェットタイプは、長距離走行やオフロード、雨天時のライドが多い方、また通勤・通学に自転車を使用する方におすすめのオイルです。
ウェットタイプの特徴は粘性が強く、耐久性が高いことです。雨や泥に強く、悪路でも性能を発揮します。さらに蒸発しにくいため、ドライタイプと比較してオイルの注入頻度が少なくて済むというメリットがあります。効果が300キロメートル以上持続する製品も多く、メンテナンスの頻度を減らしたい方には最適です。
通勤・通学で毎日自転車を使う方や、屋外に駐輪している自転車のチェーンにも適しています。雨の日でも自転車に乗る必要がある方にとって、ウェットタイプは心強い味方となります。ただし、ウェットタイプには注意点もあります。粘度が高いため汚れを吸着しやすく、チェーンが黒く汚れやすいという欠点があります。洗浄時にもオイルが落ちにくいため、メンテナンスには少し手間がかかります。
万能タイプ(セミウェット)のチェーンオイル
万能タイプ(セミウェットタイプ)は、ドライタイプとウェットタイプの中間的な特性を持つオイルです。全天候タイプと呼ばれることもあります。
どのタイプを選ぶべきか迷った場合は、まずはこの万能タイプを試してみることをおすすめします。ドライタイプの汚れにくさと、ウェットタイプの耐久性をバランスよく兼ね備えているため、様々な使用状況に対応できます。急な雨にも比較的強いので、天候が不安定な梅雨時期にも重宝します。一本で多くの状況に対応したい方には最適な選択肢です。
ワックスタイプのチェーンオイル
ワックスタイプは、レースなど本格的な走行を楽しむ上級者向けのオイルです。潤滑性に非常に優れており、チェーンの動きを最大限にスムーズにします。サラサラのテクスチャで汚れがつきにくく、チェーンの美観が長持ちするのもワックスタイプの魅力です。レース中の僅かな抵抗も気になる競技志向のサイクリストに支持されています。
ただし、耐久性はドライタイプよりもさらに低いため、頻繁な再塗布が必要になります。また価格も比較的高めです。日常使用よりも、レースや競技会など特別な場面での使用に適しています。
CN-LG500に適したオイル選び
CN-LG500はSIL-TECコーティングが施されていないチェーンのため、上位グレードのチェーンと比較すると、適切なオイル選びがより重要になります。
日常的な通勤・通学での使用がメインの場合は、万能タイプまたはウェットタイプがおすすめです。特に雨天でも自転車を使う機会がある方は、ウェットタイプを選ぶことで、チェーンの保護と滑らかな動きを維持できます。週末のサイクリングがメインで、主に晴れた日に乗る方には、ドライタイプが適しています。チェーンを綺麗に保ちやすく、メンテナンスも簡単です。E-BIKEでCN-LG500を使用する場合は、高トルクがかかることを考慮して、耐久性の高いウェットタイプまたは万能タイプを選ぶのがおすすめです。
使用を避けるべき製品
家庭でよく使われる「KURE 5-56」などの汎用潤滑剤は、自転車のチェーンオイルとしては適していません。チェーンオイルとして必要な耐久性がなく、プラスチックやゴムパーツを劣化させる可能性もあるため、スポーツ自転車には専用のチェーンオイルを使用することをお勧めします。
CN-LG500購入時の注意点
CN-LG500を購入する際の注意点をまとめます。
リンク数の選択
CN-LG500には116リンクと126リンクの2種類があります。自分の自転車に適したリンク数を選択してください。一般的なロードバイクやクロスバイクであれば116リンクで十分ですが、MTBやリアセンターが長い自転車、大きなスプロケット(ワイドレシオ)を使用している場合は126リンクを選ぶと安心です。チェーンは長い分にはカットして調整できますが、短いと使用できないため、迷った場合は長い方を選ぶことをお勧めします。
互換性の確認
CN-LG500は9速から11速のLINKGLIDEシステム、および11速のハイパーグライドシステムと互換性がありますが、12速システムには対応していません。購入前に、自分の自転車のギア段数を確認してください。
正規品の購入
人気商品のため、市場には模倣品が出回っている可能性もあります。信頼できる販売店から正規品を購入することをお勧めします。
CN-LG500についてよくある疑問
CN-LG500について多く寄せられる疑問について解説します。
12速に使用できるかという疑問については、CN-LG500は9速から11速に対応したチェーンです。12速システムには対応していないため、12速コンポーネントを使用している場合は、12速専用のチェーンを選択する必要があります。
ロードバイクにも使用できるかという点については、CN-LG500は11速ハイパーグライド(HG-X11)システムとも互換性があるため、シマノの105、アルテグラ、デュラエースなどの11速ロードコンポーネントにも使用可能です。ただし、SIL-TECコーティングがないため、上位グレードのチェーンと比較すると変速のスムーズさは若干劣る可能性があります。
クイックリンクの使用回数については、シマノのクイックリンクは1回使い切りです。取り外した後の再利用は推奨されていません。チェーンを交換する際や、何らかの理由でクイックリンクを外した場合は、新しいクイックリンクを使用してください。
116リンクと126リンクのどちらを選ぶべきかについては、一般的なロードバイクやクロスバイクであれば116リンクで十分です。ただし、MTBやリアセンターが長い自転車、大きなスプロケットを使用している場合は126リンクを選ぶと安心です。チェーンは長い分にはカットして調整できますが、短いと使用できないため、迷った場合は126リンクを選ぶことをお勧めします。
チェーンの寿命については、使用状況によりますが、一般的には3,000キロメートルから5,000キロメートル程度が交換の目安です。LINKGLIDEテクノロジーを採用したCN-LG500は、E-BIKEでの使用において従来のハイパーグライドチェーンの約3倍の耐久性があるとされています。ただし、メンテナンス状況や使用環境によって大きく変わるため、定期的にチェーンチェッカーで摩耗度を確認することをお勧めします。
まとめ
シマノ CN-LG500は、LINKGLIDEテクノロジーを採用した新世代のチェーンです。9速から11速まで幅広い互換性を持ち、E-BIKE向けに開発された高耐久設計でありながら、非常にリーズナブルな価格で提供されています。
SIL-TECコーティングや中空ピンを省略することでコストを抑えつつ、クロム処理ローラーリンクピンによる耐久性は確保されています。レース向けの超軽量・超スムーズなチェーンではありませんが、日常使用やE-BIKEでの使用には最適な選択肢です。
通勤・通学などのデイリーユースを想定した自転車や、SHIMANO CUESコンポーネントを搭載した自転車、そしてE-BIKEユーザーにとって、CN-LG500はコストパフォーマンスに優れた賢い選択となるでしょう。
チェーンは定期的な交換が必要な消耗品です。適切なメンテナンスと適切なタイミングでの交換により、快適な走行と他のパーツの保護を実現できます。CN-LG500のような高耐久・低価格のチェーンを活用して、自転車ライフをより楽しんでください。


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