シマノ CN-HG601の評判は?105グレードチェーンの性能と選ばれる理由

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シマノ CN-HG601は、コストパフォーマンスに優れた11速チェーンとして高い評判を得ている製品です。105グレードに位置づけられるこのチェーンは、上位グレードのデュラエースやアルテグラと比較して半額以下の約2,700円で購入できるにもかかわらず、シマノ独自のSIL-TEC(シルテック)コーティング技術を採用しており、優れた低摩擦性能と耐久性を実現しています。ロードバイクやクロスバイクの11速コンポーネントを使用するサイクリストにとって、CN-HG601は性能と価格のバランスが取れた信頼できる選択肢となっています。

この記事では、シマノ CN-HG601の特徴や性能について詳しく解説するとともに、他グレードとの比較、交換時期の目安、適切なメンテナンス方法までを網羅的にお伝えします。チェーン選びで迷っている方や、CN-HG601の購入を検討している方にとって、判断材料となる情報を提供していきます。

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シマノ CN-HG601とはどのような製品か

シマノ CN-HG601は、シマノのロードバイク用コンポーネント「105」グレードに対応した11速チェーンです。対応速度は11速(11スピード)で、標準パッケージでは116リンクが付属しています。チェーン幅は約5.62mmで、平均重量は114リンクで257gとなっています。接続方式はチェーンピン仕様ですが、別売りのクイックリンクにも対応しているため、ユーザーの好みや用途に応じて選択できます。

このチェーンは「HG-X11」と呼ばれる11スピード専用設計を採用しており、左右非対称形状が大きな特徴となっています。非対称設計により、フロント変速とリア変速それぞれに最適化された性能を発揮することが可能です。また、ディレクショナルタイプのため取り付け方向が決まっており、チェーンの表面に刻印されている矢印がクランクの回転方向に向くように装着することで、最高のパフォーマンスを引き出せます。

対応コンポーネントの幅広さもCN-HG601の魅力です。ロードバイクでは105、Ultegra、Dura-Aceなどに対応しており、MTBでは11速のSLX、Deore XT、XTRなどに対応しています。つまり、シマノの11速コンポーネントであれば、グレードを問わず使用できる互換性の高さを持っています。

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CN-HG601の評判を支えるSIL-TEC技術

CN-HG601が高い評判を獲得している理由の一つが、SIL-TEC(シルテック)と呼ばれるシマノ独自の超低摩擦表面処理技術です。SIL-TECとは、フッ素系樹脂コーティングを施す技術で、いわゆるテフロン加工と同様の効果を持っています。

シマノの公表データによると、このSIL-TEC処理により、メッキチェーンと比較して耐摩耗性が20%向上し、回転摩擦を60%軽減する効果があります。これにより、スムーズな変速性能の実現と汚れの付着防止という実用的なメリットが得られます。

CN-HG601では、このSIL-TEC処理がインナーリンクプレートに施されています。上位グレードのCN-HG701(アルテグラグレード)ではアウターリンクとインナーリンクの両方に、最上位のCN-HG901(デュラエースグレード)では全てのパーツにSIL-TECが施されている点が異なります。とはいえ、インナーリンクへのSIL-TEC処理だけでも、実際の走行において十分な低摩擦効果を体感できるため、コストパフォーマンスを重視するユーザーから高い評価を受けています。

実際のテストにおいても、SIL-TEC処理されたシマノチェーンは他社製品と比較して最も滑らかな動きを示すという結果が報告されています。

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シマノ11速チェーン3グレードの比較

シマノのロードバイク用11速チェーンには3種類のグレードが存在し、それぞれに特徴があります。CN-HG601の評判を正しく理解するためには、他グレードとの違いを把握しておくことが重要です。

最上位グレードのCN-HG901-11はデュラエースグレードに位置づけられ、重量は114リンクで247gです。SIL-TEC処理はアウターリンク、インナーリンク、ローラー部すべてに施されており、中空ピンを採用した最軽量設計となっています。

中位グレードのCN-HG701-11はアルテグラグレードで、重量は114リンクで257gとなります。SIL-TEC処理はアウターリンクとインナーリンクの両方に施されており、上位グレードに近い低摩擦性能を実現しています。

CN-HG601-11は105グレードで、重量はCN-HG701と同じく114リンクで257gです。SIL-TEC処理はインナーリンクのみに施されていますが、コストパフォーマンスに優れる点が最大の特徴となっています。

グレード型番重量(114リンク)SIL-TEC処理範囲価格帯
デュラエースCN-HG901-11247g全パーツ約5,500円前後
アルテグラCN-HG701-11257gアウター・インナーリンク約4,000円前後
105CN-HG601-11257gインナーリンクのみ約2,700円前後

グレード間の最大の違いはSIL-TEC処理の範囲です。グレードが上がるにつれてSIL-TEC処理の範囲が広がり、より低摩擦な走行が可能になります。具体的には、より軽く走れる(回転摩擦が減少するため)、より静かに走れる(チェーンノイズが減少するため)、より長持ちする(摩耗が軽減されるため)といったメリットがあります。

重量面ではCN-HG901のみが中空ピンを採用しており、CN-HG601やCN-HG701と比較して約10g軽量です。ただし、実用上この10gの差を体感することは難しいとされています。

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CN-HG601が選ばれる理由

チェーンの選び方で迷った場合は、基本的にコンポーネントのグレードに合わせることが推奨されています。デュラエースならCN-HG901、アルテグラならCN-HG701、105ならCN-HG601という選び方です。

しかし、11速であればどのグレードのチェーンでも互換性があるため、コンポーネントが105やアルテグラでも、デュラエースグレードのチェーンを使用することは可能です。逆に、デュラエースやアルテグラのコンポーネントにCN-HG601を組み合わせることもできます。

CN-HG601が多くのサイクリストから選ばれる最大の理由は、約2,700円前後という価格にあります。これは上位グレードの半額以下で購入できる価格帯であり、チェーンは消耗品であることを考えると、ランニングコストを大幅に抑えられます。それでいてSIL-TEC処理による低摩擦性能とHG-X11設計によるスムーズな変速性能は確保されているため、実用面で不満を感じることは少ないでしょう。

特にチェーンの交換頻度が高いヘビーユーザーや、複数台の自転車を所有しているサイクリストにとって、CN-HG601の価格設定は大きな魅力となっています。

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チェーンの寿命と交換時期の目安

自転車のチェーンは消耗品であり、定期的な交換が必要です。CN-HG601を含むロードバイク用11速チェーンの一般的な寿命の目安は約3,000〜5,000kmとされています。参考までに、8速用チェーンは約5,000km程度、クロスバイクの一般的な使用では約2年が目安となります。

ただし、これらはあくまでも目安であり、走行環境(雨天走行や悪路走行の頻度)、メンテナンスの頻度、変速の頻度と方法、ライダーの体重とパワーによって大きく変動します。変速段数が増えるほどチェーンの寿命は短くなる傾向があり、これは多段化に伴いチェーンが薄くなるためです。11速用チェーンは8速用チェーンと比較すると、寿命が短くなりやすいと言えます。

チェーン伸びとは何か

「チェーンが伸びる」という表現がよく使われますが、実際にはチェーンのプレート自体が伸びるわけではありません。チェーンの各パーツ(ピン、ローラー、プレート)の接触面が摩耗することで、結果的にチェーン全体の長さが長くなる現象を指します。

チェーンが伸びた状態で使い続けると、変速がスムーズに行えなくなる、チェーンがスキップする(歯飛び)、変速時に異音がする、スプロケットやチェーンリングの摩耗が加速する、最悪の場合チェーン切れが発生するといった問題が起こります。

特に注意すべきは、伸びたチェーンを使い続けることでスプロケットやチェーンリングも一緒に摩耗してしまう点です。チェーンだけの交換で済むはずが、ドライブトレイン全体の交換が必要になることもあります。

チェーンチェッカーによる測定

チェーンの伸び具合を正確に測定するには、チェーンチェッカー(チェーンゲージ)を使用します。使用する際は上側のチェーンを使い、数値が書いていない側の突起をチェーンにかけてから、反対側の数値が書いてある突起をチェーンに下ろして判定します。

判定基準として、突起が入らなければ正常でまだ使用可能、0.75の突起が入れば交換時期が近い状態、1.0の突起が入れば1%伸びている状態で今すぐ交換が必要です。シマノのチェーンの場合、0.5〜0.75%あたりで交換することが推奨されています。早めの交換により、スプロケットやチェーンリングの寿命を延ばすことができます。

チェーンチェッカーがない場合でも、簡易的に確認する方法があります。フロントのギアをアウターリング(外側の大きい歯車)に入れ、チェーンリングに引っかかっているチェーンをつまんで外側に引っ張ります。歯が1つ以上見えるほど隙間ができる場合は、チェーンの交換を検討してください。

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CN-HG601の取り付け方法

チェーン交換に必要な工具は、チェーンカッター(チェーン切り)、クイックリンクツール(SM-CN900-11使用時)、ペンチまたはプライヤー、ウエス(拭き取り用)、チェーンオイルです。

チェーンの長さを決める

チェーンの適切な長さを決める方法は、スプロケットの最大歯数によって異なります。

最大スプロケット27T以下の場合は「アウター×トップ方式」を使用します。フロントをアウター(最大チェーンリング)に入れ、リアをトップ(最小スプロケット)に入れます。そしてリアディレイラーのテンションプーリーとガイドプーリーが地面と垂直に並ぶようにチェーンの長さを調整します。

最大スプロケット28T以上の場合は「アウター×ロー方式」を使用します。最大スプロケットと最大チェーンリングの両方にチェーンを掛け、リアディレイラーを通さず繋ぐことのできる最小リンク数を確認し、その長さに2リンク(1コマ)を加えます。最近の完成車はローギアが28T以上のものが多いため、アウター×ロー方式で長さを決める機会が多くなっています。

取り付けの手順

古いチェーンを取り外す際は、チェーンカッターを使用してチェーンのピンを押し出します。クイックリンク使用の場合は専用工具で取り外し、チェーンをディレイラーから外します。

新しいチェーンを取り付ける際は、まず古いチェーンと同じリンク数に調整します(クイックリンク使用時は1リンク減らす)。次にチェーンをリアディレイラーのプーリーに正しく通し、フロントディレイラーのケージ内を通してからチェーンを接続します。

クイックリンクの使用方法

シマノ純正のクイックリンク「SM-CN900-11」を使用する場合、取り付け方向の確認が重要です。正面から見た時に、表面の矢印がクランクの回転方向に向くように取り付けます。正しく取り付けないとクイックリンクが外れて転倒する危険性があります。

両端をインナーリンクにした状態でチェーンを準備し、インナーリンクの間にクイックリンクのピンを両側から差し込みます。シマノ専用工具TL-CN10を使用してピンをスライドさせ、しっかりとはめ込んでから、取り付け完了後に向きとかみ合いを再確認します。

重要な注意点として、一度取り外したクイックリンクは再使用しないでください。チェーン交換時は必ずクイックリンクも新品に交換することが推奨されています。また、11速用のSM-CN900-11は素手ではハマりにくいため、専用工具が必要です。

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チェーンのメンテナンス方法

チェーンへの注油は自転車の基本的なメンテナンスです。注油を怠ると、チェーンが滑らかに動かなくなる、こすれるような嫌な音鳴りが発生する、錆が発生しやすくなる、チェーンやギアの寿命が短くなるといった問題が発生します。

定期的な清掃と注油を行うことで、消耗パーツの寿命を大幅に延ばすことができます。適切にメンテナンスされたチェーンなら、5,000km以上使える可能性も十分にあります。

メンテナンスの頻度

チェーンのメンテナンス頻度の目安として、週に2〜3回乗る方は2週間に1度程度、毎日乗る方は200〜300kmに1回、雨天走行後はすぐにメンテナンスが必要です。チェーンオイルの持続距離は100〜300km程度のものが多いため、油膜切れを起こす前にメンテナンスすることが重要です。

洗浄の手順

洗浄に必要な道具は、チェーンクリーナー(ディグリーザー)、ブラシ(歯ブラシや爪ブラシでも可)、ウエス、新聞紙などの養生材です。

洗浄手順として、まずチェーンの位置をフロントはアウター、リアはトップ側から3段目あたりに移動します。次にチェーンクリーナーをチェーンに噴きかけ、ブラシでこすって汚れを浮かせます。そしてウエスで汚れを拭き取り、必要に応じて繰り返します。

ここで重要な注意点があります。SIL-TEC処理されたシマノチェーンには速乾性のパーツクリーナーの使用は避けてください。攻撃性が強いため、シルテック加工が落ちてチェーンが傷みやすくなります。

注油の手順

清掃後、チェーンが乾いた状態で注油を開始します。チェーンのコマ一つ一つのリンク内側部分にオイルを1滴ずつ垂らし、全てのコマに注油したら30分程度放置してオイルを馴染ませます。最後にウエスで余分なオイルを拭き取ります。

ポイントとして、チェーンの外側に注油すると土埃が付着しやすくなるため内側に注油すること、余分なオイルは必ず拭き取ること(汚れの付着を防ぐため)、ペダルを逆回転させながら注油すると作業しやすいことを覚えておいてください。

チェーンオイルの選び方

チェーンオイルは主に3種類あり、用途に応じて使い分けます。

ドライタイプは、ベタつきが少なく砂やほこりが付着しにくい特徴があり、耐久性は150〜250km程度です。晴天時の舗装路走行に適していますが、雨や泥で流れやすくこまめな注油が必要です。

ウェットタイプは、粘度が高く雨や泥でも流れにくい特徴があり、耐久性は250〜300km程度です。雨天走行やロングライド、ヒルクライムに適していますが、砂やほこりが付着しやすくお手入れが必要です。

セミドライ(セミウェット)タイプは、ドライとウェットの中間的な性能を持ち、オールラウンドに使用できますが、突出した特性がありません。

選び方のポイントとしては、晴天時の通勤や週末ライドが中心ならドライタイプ、雨の日も乗る方やロングライドが多い方はウェットタイプがおすすめです。なお、KURE 5-56などの浸透潤滑剤はチェーンオイルとしては耐久性が不足するため、使用は避けてください。

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シマノ 105グレードについて知る

CN-HG601が対応する「シマノ 105」は、シマノのロードバイク用コンポーネントにおいて3番目のグレードに位置します。シマノのロード用コンポーネントグレードは上位から、デュラエース(DURA-ACE)、アルテグラ(ULTEGRA)、105(イチマルゴ)、ティアグラ(TIAGRA)、ソラ(SORA)、クラリス(CLARIS)の順となっています。

105は1982年に初代モデルがデビューし、長い歴史を持つブランドです。「街乗りはもちろん、レースも視野に入れるならコンポーネントは105以上を選べ」と昔から自転車乗りの間で言われており、レースグレードの入門として高い人気を誇ります。

105は、デュラエースのコンペティショングレードの技術と設計を受け継ぎ、優れたパフォーマンス、高い信頼性、そして手ごろな価格のバランスに優れたプレミアムコンポーネントです。

最新のR7100系では、リア12速(従来は11速)、電動変速(Di2)または機械式変速を選択可能、油圧ディスクブレーキ専用という仕様が採用されています。特筆すべきは、105メカニカル(機械式)が12速を採用したシマノ初のコンポーネントであり、機械式としては最高グレードに位置づけられている点です。

105メカニカルのグループセット価格は約13万円前後、105 Di2(電動変速)は約22万円前後となっており、同じグレードでも約9万円の差があります。上位グレードのアルテグラやデュラエースと比較すると大幅にリーズナブルでありながら、レースに十分対応できる性能を持っています。

また、デュラエース、アルテグラ、105は基本的に互換性があります。そのため、最初に105を選んでおけば、予算に応じてパーツごとに計画的なグレードアップが可能です。例えば、チェーンだけをデュラエースグレードのCN-HG901に交換するといったアップグレードも容易に行えます。

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チェーン交換時の注意点と失敗例

チェーン交換は基本的なメンテナンス作業ですが、初めて行う方は様々な失敗をしがちです。ここでは代表的な失敗例と対策を解説します。

リアディレイラーへの通し方の間違い

最もよくある失敗が、チェーンをリアディレイラーのプーリーに通す際のルート間違いです。特に、ガイドプーリーに通す時にチェーン脱落防止ピン(または板)の外側を通してしまうケースが多発しています。

この状態で走行すると、異音の原因になるだけでなく、変速自体がうまくいかず、最悪の場合チェーンやリアディレイラーを破損させてしまいます。対策として、チェーンを軽く通した後に引っ張ってみて、引っ掛かりがないことを確認しましょう。

チェーンの表裏を間違える

10速以上のチェーンには表裏があります。CN-HG601のようなディレクショナルタイプのチェーンは、正しい向きで装着しないと性能を発揮できません。取り付け前にチェーンの刻印を確認し、矢印がクランクの回転方向を向くように装着してください。

チェーンの長さ調整ミス

チェーンの長さを調整する際は、必ず2リンク単位で行います。1リンクだけ切ってしまうと、両端がインナーリンク同士またはアウターリンク同士になってしまい、接続できなくなります。クイックリンクを使用する場合は、両端をインナーリンクにする必要があるため、事前に確認してから作業を行ってください。

コネクティングピン使用時の注意

シマノのチェーンをコネクティングピンで接続する場合、ピンを押し込む際に途中でピンが斜めになっていたら無理に押し込まないでください。一度作業を中断し、ピンを直角に修正してからやり直しましょう。無理に押し込むとピンが折れる可能性があります。

また、チェーンカッターのネジを回しすぎると、ピンが完全に外れてしまいます。適度な位置で止めることが重要です。一度抜いたチェーンピンは穴が緩くなってしまうため、再利用は危険です。必ず新品のコネクティングピンを使用してください。初めて自分でチェーン交換を行う場合は、予備のピンを注文しておくことを強くおすすめします。

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スプロケットとチェーンの相互関係

スプロケットの交換時期

スプロケットの交換時期は、チェーンほど明確な基準がありませんが、一般的な目安として走行距離約10,000kmで交換を検討、チェーンを3回交換したらスプロケットも交換を検討、チェーン交換2回目を目途にスプロケット交換を検討というものがあります。

ただし、これらはあくまでも目安であり、走行環境やメンテナンス状況によって大きく変動します。サーキット走行やオフロード、街乗りなどシチュエーションによってもスプロケットの寿命は異なります。

連動する摩耗

チェーンとスプロケットは常に噛み合っているため、どちらも同時に摩耗していきます。スプロケットの摩耗とチェーンの劣化は連動しており、どちらか一方の摩耗はもう一方の劣化を加速させます。チェーンのピンが摩耗してチェーン全長が伸びると、スプロケットとチェーンの噛み合わせ時のクリアランスが広がり、さらに摩耗が進行します。

どちらか一方が新品で、もう一方が摩耗している状態では、同時交換した場合に比べて寿命が短くなります。理想的には、チェーンとスプロケットを同時に交換することで、両方のパーツの寿命を最大限に延ばすことができます。

歯飛び現象について

新しいチェーンと摩耗したスプロケットを組み合わせると、「歯飛び」と呼ばれる現象が発生することがあります。歯飛びとは、チェーンがスプロケットの歯から滑ってしまう現象です。特に負荷をかけてペダリングした時に発生しやすく、突然チェーンが滑ることで転倒の危険性もあります。

伸びたチェーンの間隔に合わせてスプロケットの歯が削られているため、新しいチェーンとは噛み合いが悪くなります。歯飛びが発生した場合は、スプロケットの交換が必要です。チェーンだけ交換しても解決しません。チェーンの伸びが大きくなる前に交換することで、スプロケットの寿命を延ばし、歯飛びを防ぐことができます。

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CN-HG601を長く使うためのポイント

購入時のチェックポイント

CN-HG601を購入する際は、いくつかの点を確認してください。まず対応速度の確認として、CN-HG601は11速専用チェーンであり、10速や12速のコンポーネントには使用できません。自分の自転車の変速段数を事前に確認してください。

リンク数の確認も重要です。標準パッケージは116リンクですが、自転車によっては足りない場合もあります。特にフレームサイズが大きい場合やリアセンターが長い場合は注意が必要です。

また、模造品も出回っているため、信頼できる販売店から正規品を購入することをおすすめします。正規品にはシマノの刻印が入っています。

日常的な点検項目

チェーンを長持ちさせるためには、日常的な点検が欠かせません。乗車前の点検として、チェーンに明らかな汚れや錆がないか、チェーンのたるみが異常でないか、異音がしないかを確認します。週間点検として、チェーンオイルの状態(乾いていないか)、チェーンの伸び具合(チェーンチェッカーがあれば使用)を確認します。月間点検として、チェーンの清掃と注油、スプロケットとチェーンリングの状態確認を行います。

長寿命化のコツ

チェーンの寿命を延ばすためのポイントをまとめます。

適切な変速操作として、高負荷時(上り坂や加速時)の変速は避ける、クロスチェーン状態(アウター×ロー、インナー×トップ)での走行を最小限にする、変速時はペダリングの力を少し緩めることが挙げられます。

環境への配慮として、雨天走行後は早めに清掃・注油する、砂埃の多い場所を走行した後も同様にメンテナンスする、長期保管時は軽く注油しておくことが大切です。

適切なオイル選択として、使用環境に合ったチェーンオイルを選ぶ、オイルは少量をこまめに差す方が効果的、余分なオイルは必ず拭き取ることを心がけてください。

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まとめ:シマノ CN-HG601の評判と総合評価

シマノ CN-HG601は、105グレードに位置づけられる高品質な11速チェーンです。SIL-TEC処理による優れた低摩擦性能とHG-X11設計によるスムーズな変速性能を兼ね備えながら、約2,700円という手頃な価格で購入できるコストパフォーマンスの高さが最大の魅力となっています。

製品としての主な特徴は、11速対応で116リンク、重量257g、HG-X11設計による左右非対称形状、インナーリンクにSIL-TEC超低摩擦処理が施されていることです。交換時期の目安は走行距離3,000〜5,000kmで、チェーンチェッカーで0.5〜0.75%伸びたら交換が推奨されています。定期的なメンテナンスを行えば寿命を延長することも可能です。

メンテナンスでは、2週間に1度または200〜300km走行ごとに清掃・注油を行うこと、速乾性パーツクリーナーは使用しないこと(SIL-TECが落ちるため)、チェーンオイルは用途に応じてドライまたはウェットを選択すること、クイックリンクは再使用しないことがポイントです。

CN-HG601は、レース参加を視野に入れるサイクリストから趣味でロードバイクを楽しむ方まで、幅広いユーザーにおすすめできるチェーンです。適切なメンテナンスを行いながら使用することで、チェーン本来の性能を長期間にわたって発揮させることができます。チェーンは自転車の心臓部とも言えるパーツであり、良い状態を保つことでペダリングの軽さ、変速のスムーズさ、そして走る楽しさを実感できることでしょう。

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